宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

PENTAX K-30 をポチリ

2012-05-30 13:06:00 | 撮影機材
PENTAXからK-30が出ました。
APS-C機として全部入りとも言える仕様で、アストロトレーサー
にも対応しているとのこと。


K-5 , K-r を使っていますが、K-30はK-r用バッテリーや単三電池
ホルダーが使えるようです。最近は撮影中に動画を挟む事が多く
なって来たので、MPEG-4 / H.264_30fpsは有難い進歩ですね。

☆撮りがメインですが、赤い星雲はK-r > K-5 であり、明らかに
K-rの方が良く写ります。IRカットフィルタを含めたローパス機構
がK-5の方が複雑なためだと思います。
さて、K-30はどうでしょうか?
以前からアチコチで、

”あと50nm赤外側に寄せたIRカットフィルタを!”

と言い回っていましたので、もしかしたら・・・なーんてね。
リモコンレリーズ端子も復活したようです。

☆撮りをしていると、夜露でカメラがビッショリになります。
簡易防水でないとマズイヨなあ~と、いつも思っています。
今ならK-5をもう一台買うのが一番確実・安価なのですが、
ここはひとつPENTAXの”やる気”に一票入れてみたいと思い、
新機種であるK-30をポチった次第です。

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まあ、想定内では・・・ある

2012-05-28 17:36:00 | ノンジャンル
木端入れに白ネコが入っていた。


ミーミー泣き声がする。
やっぱりそう来ましたか・・・う~ん、薪が置けないぞ


今年はネコ年だったね


以上! 全っ部うちの子じゃありません!

うちのニャニャは

もう!!面倒見きれにゃいわ! ブー


ご近所は、ネットだらけ柵だらけ、ネコちゃん来ないでだらけ。
剣山、竹槍、金網だらけになりました。
人間が動物園の檻の中に居るみたいだよ。
車庫の入口にまでグリーンネットを張って、人間様がもがいて
車に乗っているよ。
そこまでしてネコを嫌わなくても良いと思うけどなあ~。

さて、
ネコのウンチ場を屋根付きで作ってやるとしよう。
毎日集めて捨てるだけのことです。
おかげさまでネズミは皆無ですよ。(^O^)/

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入笠山天体観測所にて

2012-05-22 20:56:00 | 天体写真(PENTAX K-5 LimitedSilver)
5月18日夕~19日明け方にかけて入笠山へ行って来ました。
昨日は金環日食があったので、前後しますが今日アップします。
予想通り気温が低くなり、-2.3℃まで下がりました。
今回は90S赤道儀をスライディングルーフ(2F)まで持って行き、
他の赤道儀の隙間にセッティングしました。
しかし、赤緯軸グリスが固くなってモータが脱調して使えなくなった
ため、赤緯方向のガイド修正をOFFにしなければなりませんでした。
だから星像が丸くありません。う~ん情けない!

隙間にセッティング


撮影中はコタツに入れます。


K-5はISO800と1600の間に解像度ジャンプが明らかにあります。
よって、今回は全部ISO800で撮影しました。

しつこくもM65,M66,NGC3628 , 900sec X 2


しつこくもM51 , 600sec X 2


M8 , 600sec X 1


<共通データ>

撮影日時:2012年5月18-19日 20:05:33~02:46:11
撮影地:入笠山天体観測所
星空指数:入笠山として70点
気温:-2.3℃
カメラ:K-5_RAW
レンズ:10cmF6反射
感度:ISO 800
WB:Auto
トリミング:2倍(1200mm相当)

赤道儀:TS-90S
ガイド:50mm , fl=250mm + SSAG + PHD Guidingによる自動ガイド

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金環日食

2012-05-21 17:03:00 | 天体写真(PENTAX K-5 LimitedSilver)
なんと晴れました!
埼玉県入間市は朝から良い天気で、全行程を撮影できました。




今回も家族総出+ご近所の方沢山で観測。


ピンホールレンズの実験




間接撮影も


あ~、やっと終わった。なんてラッキーなんでしょ。
昨年の皆既月食も最高の条件で観察できましたが、今回は本当に
ピンスポットの条件だったのではないでしょうか?
撮影は適当ですが、子どもたちに良い経験をさせてあげられたこと
が一番大きいですね。

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K-rは赤い星雲も良く写ります。

2012-05-21 00:26:00 | ノンジャンル
今日は金環日食な訳ですが、その前に。
18日夜~19日朝にかけて入笠山天体観測所へ行きました。
その時の写真をとりあえず貼っておきます。

PENTAX K-r , ISO 800 , SAMYANG85mmF1.4(4.0) , PSP X

300sec X 2 composite


300sec X4 composite


271sec X 1 , SAMYANG14mmF2.8(4.0)


明らかにK-5よりも赤い星雲が写りますね。
ちなみに、左下で輝いているカメラは友人のD800様です!
これの画像は素晴らしいの一言。すんごいカメラです。
思ったよりも軽かったです。

------------------- その後 --------------------

PhotoShop cs5 で暗黒星雲を強調処理してみました。






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ガイド鏡について→実写

2012-05-16 23:11:00 | 撮影機材
ガイド鏡を80mmF5(400mm)から50mmF5(250mm)に変更しました。
これにより5.8Kgもの重量を降ろすことができ、余裕ができました。
今夜は完全に薄雲ですが、隙間をぬって数カットの撮像成功。


それから、いつも使っている自作の三脚レベラー×3個も使いませ
んでした。赤緯方向の修正が出来るようになったので、そこまで
神経質にセッティングをしなくても良いとの判断です。
以上の省略により、かなりフットワークが軽くなりました。

<結果>

M64ピクセル等倍切出し・・・ちゃんと丸いです。


撮影日時:2012/05/16 21:33:24~ と 21:50:35~ の2カット
場所:庭
10cmF6反射 , K-5 , 90S赤道儀 , 50mmF5ガイド鏡 , PHD Guiding
フィルタ無し , ISO 400 , 600sec X 2 Composite , PDCU4 , cs5

<総感>

5cmファインダーガイド鏡で十分なようですね。
PHDは1秒露光でしたが、星数の少ないこのエリアでも楽にガイド星
を見つけることが出来ました。目盛環による導入も600mmであれば
楽勝です。視野中心への移動は赤緯は8倍速が付いたので問題な
し。赤経はナント2倍速しかないのですが、スリップクラッチという
裏技で何とかなっています。
夏モノの撮影までには、何とか間に合ったようです。


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そう言えば、もうすぐ金環日食だった。

2012-05-16 17:17:00 | 撮影機材
マルミのND100000ってのを買ったんだけど、DAL300mmF5.8EDの
安ズームと、ただのアクロマート80mmF5 -> 40mmF8へ絞る の
どちらにしようか迷っています。どっちも大した絵にならない。


とりあえずは撮影中の安定性を考慮してコチラとしておきます。


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ガイド鏡について

2012-05-15 20:21:00 | 撮影機材
10cmF6(600mm)のガイド鏡が、8cmF5(400mm)も必要なのか?
ふとそんな思いがよぎりました。
撮像鏡筒の1/3や1/4で大丈夫などの書き込みがあります。
10cmF6鏡のファインダーは自作の5cmF5(250mm)で、上手いことに
3本ネジで方向を調整できる様になっていました。
一番左の黄色いのがファインダー(ガイド鏡筒へ格上げ)。


右の8cmF5、マルチプレート、ウェイト、ガイドマウント、鏡筒バンド
は使わないって方向でやってみます。
降ろしたモノの合計重量=5.8Kg !! これは大きいですね。

SSAGは31.7mmのスリーブを外して直接ネジ込みとし、
ファインダーへの取り付けは、チョット加工してガッチリと固定。
8cmF5ガイド鏡筒で7.5等星が余裕で使えていましたから、5cmF5でも
5.5等星~上手く行けば6等星ぐらいは使えるかもしれません。
視野も広いので何とかなるでしょう・・・晴れ待ち

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解像度について

2012-05-14 15:25:00 | 天体写真
大気がある以上、解像度には限界があります。
関東では1”角以下になることは滅多にないと聞きます。
ならば、限界分解能1.16"角の10cm反射鏡でも十分でしょうか?

左:M5 10cmF6(600mm) , 右:M13 65cmF12(7800mm)


撮像データ

M5

10cmF6(600mm) , K-5 , ISO 800 , 300sec X 4 composite ,
195%拡大(ピクセル等倍が100%ですから、その2倍です)

M13

65cmF12(7800mm) , K-5 , ISO 3200 , 600sec X 2 composite ,
31.9%拡大

画面上で同じ大きさになるように表示させています。
この二つの球状星団は、大きさも明るさも似ています。
K-5の1620万画素ともなると、195%拡大しても中感度コンポジット
ではなんとか見られます。

どうでしょうか。
たった10cmでも65cmと大して変わらない解像力を持っている
様に見えませんか?もちろん、集光力では比べ物になりませんが。

ワンショットカラーのDSLRでこれだけの画像となる訳ですから、
1600万画素のモノクロ冷却CCDカメラなら、実に素晴らしいモノと
なるでしょう。主流の830万画素機でもK-5以上の画像となりそう
です。そう考えると、TOA130やR200SS、バイザック辺りが最も
効率が良い光学系と言えるのではないでしょうか。

次の例はバイザックVC200Lで素晴らしい作品を撮影されている
demio1948氏の作例と、恐れ多くも勝手に比較をさせて頂いたも
のです。私が日頃目標にさせて頂いている方の作品です。

左:VC200L+0.71Xレデューサ 右:10cmF6 2倍トリミング


撮像データ

----- demio1948氏のVC200L -----

日時:2012.03.26 22時00分~
場所:三峰ヘリポート駐車場
気温:-2℃
架台:EM200B(AGS-1s)
鏡筒:VC200L+レデュザー(0.71×)
ガイド:lodestar+PHDによるオフアキガイド
カメラ:SEO cooled60D(-22℃)+IRcut
ISO:1600
露出:10分×8コマ
SI6にて画像処理
焦点距離:1280mm

----- 私の10cmF6反射 -----

日時:2012. 04. 17 23時15分~
場所:三峰ヘリポート駐車場
気温:0.5℃
架台:TS-90S
鏡筒:ミザール10cmF6反射
ガイド:80mmF5 + SSAG + PHD
カメラ:PENTAX K-5ノーマル機
ISO:3200
露出:5分X4コマ
PDCU4 , Photoshop cs5にて画像処理
焦点距離:1200mm相当にトリミング

元々比較しようと思って撮影したものではないため、
データが揃っていませんが、やはりVC200Lの解像度は素晴らしい
と思います。10cmF6で少しでも近づけるには、ISO800で10分×8枚
は露光しないといけないでしょう。VC200Lで2倍トリミングすれば
もう十分な(地上望遠鏡として)撮像になるような気がします。

*demio1948さんへ

画像を勝手に使用してしまいました。お許しください。
問題があれば即刻削除しますからご指摘願います。
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90S赤緯軸テスト撮影3

2012-05-13 17:46:00 | 撮影機材
PHD Guidingの露光時間を2秒以上にすると赤緯軸がズレて行く
現象が気になり、再度きのこ茶屋Pへ行きました。
結局、Calibration step(ms)が少なすぎたことが原因でした。
ガイド鏡が80mmF5(400mm)、赤経2倍速、赤緯0.5倍速では、
既定の500msでは殆ど動かず、2000msにしていましたが、赤緯側
はほんの少ししか動いていませんでした。
これを3000msとしたところ、7等星でも1.8等星でも上手く行き、
テレスコープイースト・ウェスト何れも問題なくガイド出来ました。
また、露光時間を1秒、2秒、4秒と変えても問題なく動作しました。
グラフも十分に安定していて、星もまん丸になりました。


キャリブレーションのサンプリングが少なすぎて誤動作していた
ようです。取説には”500msは殆どの場合最適な値です”のように
英語で書いてありますが、これはガイドスコープの焦点距離が
相当に長いか、オフアキシスでのことではないかと思います。

M65,M66ピクセル等倍 (ISO 1600 , 300sec X 4)


M5強拡大 (ISO 800 , 300sec X 4)

大きくて、
美しい球状星団ですね~!

共通データ

撮影日時:2012/05/12
場所:きのこ茶屋P
10cmF6反射 , K-5 , 90S赤道儀 , 80mmF5ガイド鏡 , PHD Guiding
フィルタ:無し
気温:4℃
画像処理:PDCU4 , PaintShop Pro X , ThinkPad SL510

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