梅雨前最後の晴天狙いで入笠山天体観測所へ行って来ました。
5月27日は畑でサツマイモを100株植えつけたり、除草作業があったりで
夕方まで野良仕事。帰宅して風呂に入ってご飯を食べたらマッタリして
しまい、なかなか出発できず・・・なんと22時に入間市を出発し、
0時30分観測所着なりって、薄明が2時50分から始まることは知ってますが。
今回は30cmF4プライムフォーカスで撮影するつもりでセットアップ。
K-1ファームウェアVer,1.41 + IMAGE Transmitter2 Rev,2.20でセットアップ。
ところがギッチョン。
IMAGE Transmitter2がK-1を認識しないではあーりませんか!
K-1のみ最新ファームを入れてきましたが、どうやらIMAGE Transmitter2も
最新版を入れなければならなかった模様。案の定、翌日の日中にRev,2.31を
ダウンロードしたら認識しました。Rev,2.30でKPに対応した訳ですが、
あろうことかK-1を認識できなくなるバグがあったようで、速攻でRev,2.31に
修正されていました。
ってことで、ボウズ防止に夏の銀河を撮ることに。
K-1 , ISO3200 , 40sec , DFA28-105mm->28mmF3.5
有難いことに鉄板ε-180EDが昭和機械製20E赤道儀に載っており、
友人H氏のご厚意により使わせて頂けることになりました。アリガタヤ
薄明まで時間がないため、完全ノータッチでバシバシ撮ります。
尚、共通フラットを6枚撮って使いまわしました。
M8_M20_猫の手 , K-1 , ISO3200 , 10X30s , 5min Total
M16 , ISO3200 , 6X30 , 3min Total
M17 , ISO3200 , 7X30s , 3m30s Total
バンビ付近 , ISO3200 , 9X30s , 4m30s Total
と言うことで、28日の薄明直前1時間の速攻撮りが終了しました。
それにしても、やはりイプは凄いわ。
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さて、H氏、Y氏がご帰宅されて28日夜は私一人になりました。
夜半まで頑張るつもりでスタートしましたが、なんとまあ最高のシーイング!
快晴、微風、夜露なしとこれまた好条件が並びます。
やっと撮れたよM51
さて、今夜は30cmF4プライム鏡筒で撮りまくります。
なんと言っても、今日のシーイングはとても入笠山天体観測所とは思えないほどの
ものであり、過去最高のビッタリ星像です。これで撮れなきゃ腕が悪い。
正方形画像は4000X4000 Pixelにトリミングしたものですが、
フラットもダークも適用していません。プライムフォーカスが如何に
光量フラットであるか解ると思います。
それにしてもK-1、ノイズ少ないですねえ~。
D-810AとK-1は、当世最高傑作じゃないだろうか?
M51 , K-1 , ISO3200 , 6X180s , 18min Total
等倍画像
派手目
M97 , ISO6400 , 5X90s , 7m30s Total(薄明終了前)
M63 , ISO3200 , 5X180s , 15min Total
M101 , ISO3200 , 6X180s , 18min Total
M109 , ISO3200 , 5X180s , 15min Total
M81 , ISO3200 , 3X180s , 9min Total
M27 , ISO3200 , 6X180s , 18min Total
M13(HDR) , ISO3200 , 2X180s + 2X60s + 2X15s +
ISO 100 , 1X180s , 14m30s Total
結局0時30分頃から薄雲が出始めてシーイングも悪化。
1時撤収→5時帰宅となりました。
2時間仮眠して普通の月曜日が始まりました・・・俺って凄い。
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撮影日時:2017/05/27(Sat)~28(Sun)
撮影場所:入笠山天体観測所
天候:快晴、高湿度、28日は雲多し
気温:8℃
星空指数:27日(80)、29日(60)
シーイング:5/5
撮像鏡筒:30cmF4プライム鏡筒、ε-180ED
カメラ:PENTAX K-1
フィルター:無し
コマコレクター等:旧パラコア2インチ
赤道儀:昭和機械25E赤道儀_EZEUSⅡ改
20E赤道儀_E-ZEUSⅡ改
ガイド:100mmF4ツチノコ+QHY5L-ⅡM , ε-180EDはノータッチトラッキング
撮像時間:***
ダーク画像:***
フラット画像:***
フラット用ダーク画像:***
撮像ソフト:PENTAX IMAGE Transmitter2から制御
画像処理:SI7 , Photoshop_cc
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・IMAGE Transmitter2 Rev2.20+K-1ファームウェアVer,1.41では接続が出来なかった。
K-1を認識できず・・・org
|
+->IMAGE Transmitter2をRev231にしたら無事動作した。
・ガイドはもの凄く安定しており、RMS=0.25"角と言う、今までで最高値を更新した。
・20E用クランプが必要。
・J型オーバーホールのためお持ち帰り。
・J型にカメラ雲台用の汎用プレートを付けられるようにする。
・ステナビ10+ASCOMドライバーでの動作検証が必要。
|
+->YさんのEndever Win10最新ノートでASCOM関連が動作しなかった原因。
|
+->”管理者権限で実行” これです!
・今回はT100HAのUSB3.1Cポートひとつで全てを賄えた。(E-ZEUSⅡ、K-1、QHY5L-ⅡM)
USB3.0延長ケーブルにUSB_4PortHubでノートラブルであった。
昨晩も晴れたので夜半過ぎからM51を撮りました。
私はいままでM51を満足に撮れたことが無く、流石に今回は上手く撮れるだろう
と思ってサクッと撮るつもりでしたが・・・
う~ん、何故か星が丸くなりません。
シーイング5/5、ガイドRMS=0.32"角で全コマガイドミス無しなのに。
ピントもバーティノフマスク+PintAide値0.1、ダイヤルゲージ管理で試写
して完璧を狙ったのですが、どうやっても星が涙目状態です。
昨日のM100はかなり満足の結果であり、直前にコリメータで光軸も合わせました。
なので、M51では事前に光軸チェックは行っていません。
画像を強調処理すると光量分布が大きく偏ていました。
そうか、イノシシが下手な光軸合わせをやりやがったな!
イノシシじゃしょうがないや。。。
もう! なんでM51に限って一度もまともに撮れないのだ。
M51 , L=14X300s , RGB(2X2bin)=each 5X300s , 2h25min Total , NoDarkAndFlat
L画像
どうやら光軸が狂っているようですが、問題は何故中一日でこんなにダメに
なってしまったのかということです。
確かに日中はドエラク暑かった。夕方から一気に気温が10℃下がった。
という状態ではありました。なので、撮影は夜半過ぎから行ったのです。
透明度悪く夜露びっしょり、庭撮りサイト周辺も水蒸気でもわ~んでした。
でも、光軸には関係ないだろうと思うのですよ。
300FNと冷却CCDでM51を4回撮って、4回とも撃沈なのです。
まったく泣けてくるわ。
時間切れでフラットもダークも撮れなかったのでFlatAideのお世話になり、
涙目星像はPITで修正しています。なので、銀河部分の解像感がまるでありません。
RGBを2X2ビニングで時間短縮し、結果にどう影響するかが今回のテストでは
ありましたが、まあ、その部分は許容範囲かな?という結果です。
星像の涙目を修正せずに銀河部分を処理すると、それなりに解像感は出ますが、
キタナイ画像だなあ~。
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撮影日時:2017/05/22-23
撮影場所:庭撮りサイト(標高220m)
天候:晴れ、無風、夜露ビッショリ
気温:22℃->14℃
星空指数:50
シーイング:5/5
撮像鏡筒:GINJI-300FN改(30.5cmF4 , fl=1220mm)
カメラ:Orion StarShootMonoⅢ(Sony ICX285AL 2/3inch)
フィルター:Orion 1.25" LRGB Filters
コマコレクター:笠井コマコレ
赤道儀:GN-26S赤道儀改+E-ZEUS改
極軸合わせ:PHD2のドリフトアライン機能にて微調整
ガイド:80mmF5ガイド鏡 + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.1
撮像時間:画像に併記
ダーク画像:***
フラット画像:***
フラット用ダーク画像:***
ASCOM Platform 6.1 SP1-6.1.1.2627
撮像ソフト:MaxImDL_Pro Ver6.12
画像処理:SI7 , Photoshop_cc
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私はいままでM51を満足に撮れたことが無く、流石に今回は上手く撮れるだろう
と思ってサクッと撮るつもりでしたが・・・
う~ん、何故か星が丸くなりません。
シーイング5/5、ガイドRMS=0.32"角で全コマガイドミス無しなのに。
ピントもバーティノフマスク+PintAide値0.1、ダイヤルゲージ管理で試写
して完璧を狙ったのですが、どうやっても星が涙目状態です。
昨日のM100はかなり満足の結果であり、直前にコリメータで光軸も合わせました。
なので、M51では事前に光軸チェックは行っていません。
画像を強調処理すると光量分布が大きく偏ていました。
そうか、イノシシが下手な光軸合わせをやりやがったな!
イノシシじゃしょうがないや。。。
もう! なんでM51に限って一度もまともに撮れないのだ。
M51 , L=14X300s , RGB(2X2bin)=each 5X300s , 2h25min Total , NoDarkAndFlat
L画像
どうやら光軸が狂っているようですが、問題は何故中一日でこんなにダメに
なってしまったのかということです。
確かに日中はドエラク暑かった。夕方から一気に気温が10℃下がった。
という状態ではありました。なので、撮影は夜半過ぎから行ったのです。
透明度悪く夜露びっしょり、庭撮りサイト周辺も水蒸気でもわ~んでした。
でも、光軸には関係ないだろうと思うのですよ。
300FNと冷却CCDでM51を4回撮って、4回とも撃沈なのです。
まったく泣けてくるわ。
時間切れでフラットもダークも撮れなかったのでFlatAideのお世話になり、
涙目星像はPITで修正しています。なので、銀河部分の解像感がまるでありません。
RGBを2X2ビニングで時間短縮し、結果にどう影響するかが今回のテストでは
ありましたが、まあ、その部分は許容範囲かな?という結果です。
星像の涙目を修正せずに銀河部分を処理すると、それなりに解像感は出ますが、
キタナイ画像だなあ~。
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撮影日時:2017/05/22-23
撮影場所:庭撮りサイト(標高220m)
天候:晴れ、無風、夜露ビッショリ
気温:22℃->14℃
星空指数:50
シーイング:5/5
撮像鏡筒:GINJI-300FN改(30.5cmF4 , fl=1220mm)
カメラ:Orion StarShootMonoⅢ(Sony ICX285AL 2/3inch)
フィルター:Orion 1.25" LRGB Filters
コマコレクター:笠井コマコレ
赤道儀:GN-26S赤道儀改+E-ZEUS改
極軸合わせ:PHD2のドリフトアライン機能にて微調整
ガイド:80mmF5ガイド鏡 + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.1
撮像時間:画像に併記
ダーク画像:***
フラット画像:***
フラット用ダーク画像:***
ASCOM Platform 6.1 SP1-6.1.1.2627
撮像ソフト:MaxImDL_Pro Ver6.12
画像処理:SI7 , Photoshop_cc
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昨日の晩は久しぶりに好条件で撮影できました。
事務所の移転やリフォームやらで、あっという間に5月が過ぎて
行きます。BフレッツをやめてCATV光回線にするのですが、これの
工事が混んでいて未だ未開通のネット落ち状態ですよ。
今回は久しぶりに冷却CCDと30.5cmF4を使います。
石垣?も良い感じに締まってきました。
冬に整地した駐車スペースがテントサイトのようになりました。
ここはイノシシにほじくり返され、とんでもない状態だった場所です。
今回はシーイング5/5で快晴・微風の好条件でしたが、やはり光害地での
フラットは難しいと思い知らされました。21:30~02:30までM100一本勝負
の本気撮りでしたが、時々刻々とバックグラウンドの明るさが変化しており、
2/3inch CCDにもかかわらずフラットがバッチリとは決まりませんでした。
M100 , L=22X300s , RGB=each 6X300s , 3h20m Total ,
共通Dark=4X300s , Flat(L)=6X300s , Flat(RGB)=each 2X300s
L画像
C-11 + K-1でのお気楽撮影に比べ、まあ大変なこと!
それでも飯能市郊外(標高220m)でここまで撮れるんだなあ~という感想です。
K-1でもここまでは出せないなあ。
久しぶりに”天体写真を撮像しました”って感じです。
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撮影日時:2017/05/20-21
撮影場所:庭撮りサイト(標高220m)
天候:快晴無風
気温:19℃->12℃
星空指数:60
シーイング:5/5
撮像鏡筒:GINJI-300FN改(30.5cmF4 , fl=1220mm)
カメラ:Orion StarShootMonoⅢ(Sony ICX285AL 2/3inch)
フィルター:Orion 1.25" LRGB Filters
コマコレクター:笠井コマコレ
赤道儀:GN-26S赤道儀改+E-ZEUS改
極軸合わせ:PHD2のドリフトアライン機能にて微調整
ガイド:80mmF5ガイド鏡 + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.1
撮像時間:画像に併記
ダーク画像:共通ダーク=4枚
フラット画像:L=6 , RGB=各4枚
フラット用ダーク画像:共通ダークを流用
ASCOM Platform 6.1 SP1-6.1.1.2627
撮像ソフト:MaxImDL_Pro Ver6.12
画像処理:SI7 , Photoshop_cc
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事務所の移転やリフォームやらで、あっという間に5月が過ぎて
行きます。BフレッツをやめてCATV光回線にするのですが、これの
工事が混んでいて未だ未開通のネット落ち状態ですよ。
今回は久しぶりに冷却CCDと30.5cmF4を使います。
石垣?も良い感じに締まってきました。
冬に整地した駐車スペースがテントサイトのようになりました。
ここはイノシシにほじくり返され、とんでもない状態だった場所です。
今回はシーイング5/5で快晴・微風の好条件でしたが、やはり光害地での
フラットは難しいと思い知らされました。21:30~02:30までM100一本勝負
の本気撮りでしたが、時々刻々とバックグラウンドの明るさが変化しており、
2/3inch CCDにもかかわらずフラットがバッチリとは決まりませんでした。
M100 , L=22X300s , RGB=each 6X300s , 3h20m Total ,
共通Dark=4X300s , Flat(L)=6X300s , Flat(RGB)=each 2X300s
L画像
C-11 + K-1でのお気楽撮影に比べ、まあ大変なこと!
それでも飯能市郊外(標高220m)でここまで撮れるんだなあ~という感想です。
K-1でもここまでは出せないなあ。
久しぶりに”天体写真を撮像しました”って感じです。
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撮影日時:2017/05/20-21
撮影場所:庭撮りサイト(標高220m)
天候:快晴無風
気温:19℃->12℃
星空指数:60
シーイング:5/5
撮像鏡筒:GINJI-300FN改(30.5cmF4 , fl=1220mm)
カメラ:Orion StarShootMonoⅢ(Sony ICX285AL 2/3inch)
フィルター:Orion 1.25" LRGB Filters
コマコレクター:笠井コマコレ
赤道儀:GN-26S赤道儀改+E-ZEUS改
極軸合わせ:PHD2のドリフトアライン機能にて微調整
ガイド:80mmF5ガイド鏡 + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.1
撮像時間:画像に併記
ダーク画像:共通ダーク=4枚
フラット画像:L=6 , RGB=各4枚
フラット用ダーク画像:共通ダークを流用
ASCOM Platform 6.1 SP1-6.1.1.2627
撮像ソフト:MaxImDL_Pro Ver6.12
画像処理:SI7 , Photoshop_cc
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連休前半に入笠山天体観測所へ行って来ました。
今回はC-11+HyperStarの実践投入試験ですが、オマケで直焦点でも撮影。
既知のことですが、ここはシーイング5/5でも地表風があって長焦点での
高解像度撮影には適しません。今回は正にシーイング5/5でも2800mmでは
ユラユラなLV画像でした。それ以前に、C-11の直焦点にK-1を付けたら
周辺星像がコマ収差だらけで見れたものではありませんが。
まあ、それは仕方ないとして、
何と言っても同じ鏡筒、同じカメラ(K-1)で同じ晩に下記の画像が得られる
と言う面白さは感じました。テストなのでフラットもダークも無し。
HyperStar撮影は周辺減光が大きいのでフラットは撮るべきでした。
今回の撮影システムはコレ。
M51 , ISO12800 , 10X180sec , 30min Total
M13 , ISO3200 , 4X180sec + 4X30sec , 16min Total
NGC7000 & IC5067 , ISO3200 , 9X30sec , 4min30sec Total
全画面はこんな感じですが、かなり無理があります。
フラットを撮ればなんとかなりそうですが、やはり周辺は難しいでしょう。
HyperStarのイメージサークルはφ27mmと言う仕様です。
K-1フルサイズではφ44mmな訳ですからね。
M8 , ISO3200 , ISO3200 , 10X30sec , 5min total
このM8は上手いこと周辺減光を目立たなく出来ましたが、やはり猫の手は
殆ど出ていません。周辺まで点像なのにモッタイナイ!
M20 , ISO3200 , 9X30sec , 4min30sec Total
このM20は中心を4000X4000Pxelでトリミングしました。
フラットを撮れば完璧な画像になるでしょう。
マルカリアンチェーン , ISO3200 , 1X31sec , ほぼ撮って出し
M66 , ISO3200 , 10X180sec , 30min Total
もっとまじめにピントを追い込めば良かった。
ピンが来ていれば結構写っていそうです。
M101 , ISO12800 , 8X180 , 24min Total
NGC4038_NGC4039(アンテナ銀河), ISO12800 , 4X180sec , 12min Total
PM2.5と薄雲の影響で撮影待ちしていたら西に傾いてしまい、
たった4カットしか撮れませんでした。こんな時に限ってピンが来ています!
この枚数ではアンテナ部を出すのは無理ですねえ(-_-;)
NGC4567_NGC4568 , ISO12800 , 10X180sec , 30min Total
天頂付近で好条件だったのに強風でブレてしまった。
お山の強風はハンパないんです。要対策だなあ。
C-11の直焦点撮影ではアンテナ銀河がほぼベスト状態。
実用イメージサークルはφ15mmと言った感じです。
HyperStar撮影ではφ32mm程度まで使えそうで、K-1の短辺24mm角ならば
十分に実用になると思います。更に、HyperStarで撮って直焦点の2800mm
相当までトリミングしてもかなりイケる星像でした。
これは↑のM20を等倍拡大した画像で、ほぼ2800mm直焦点撮影相当です。
M8の等倍はコレ
コマ収差も無くて綺麗な画像です。凄いなあ~
むしろ直焦点撮影よりも星像が良いです。これならば、常にHyperStarで撮って
等倍拡大すれば、直焦点で撮ったのと変わりないかもしれません。
イヤ、収差が無い上にウルトラ短時間露光で済むためこっちの方が良いかも
しれませんね!う~ん、新たなる検証事項発生ですねえ。
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撮影日時:2017/04/28(Fri)~30(Sun)
撮影場所:入笠山天体観測所
天候:快晴
気温:-2℃
星空指数:28日(80)、29日(60)、30日(40)
シーイング:4/5~5/5
撮像鏡筒:C-11鏡筒+HyperStar ( 直焦点撮影 F10_2800mm , HyperStar F2_FL=560mm )
カメラ:PENTAX K-1
フィルター:無し
コマコレクター等:HyperStar
赤道儀:SkyMax
ガイド:50mmF4+QHY5L-ⅡM , HyperStarはノータッチトラッキング
撮像時間:***
ダーク画像:***
フラット画像:***
フラット用ダーク画像:***
撮像ソフト:PENTAX IMAGE Transmitter2から制御
画像処理:SI7 , Photoshop_cc
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今回はC-11+HyperStarの実践投入試験ですが、オマケで直焦点でも撮影。
既知のことですが、ここはシーイング5/5でも地表風があって長焦点での
高解像度撮影には適しません。今回は正にシーイング5/5でも2800mmでは
ユラユラなLV画像でした。それ以前に、C-11の直焦点にK-1を付けたら
周辺星像がコマ収差だらけで見れたものではありませんが。
まあ、それは仕方ないとして、
何と言っても同じ鏡筒、同じカメラ(K-1)で同じ晩に下記の画像が得られる
と言う面白さは感じました。テストなのでフラットもダークも無し。
HyperStar撮影は周辺減光が大きいのでフラットは撮るべきでした。
今回の撮影システムはコレ。
M51 , ISO12800 , 10X180sec , 30min Total
M13 , ISO3200 , 4X180sec + 4X30sec , 16min Total
NGC7000 & IC5067 , ISO3200 , 9X30sec , 4min30sec Total
全画面はこんな感じですが、かなり無理があります。
フラットを撮ればなんとかなりそうですが、やはり周辺は難しいでしょう。
HyperStarのイメージサークルはφ27mmと言う仕様です。
K-1フルサイズではφ44mmな訳ですからね。
M8 , ISO3200 , ISO3200 , 10X30sec , 5min total
このM8は上手いこと周辺減光を目立たなく出来ましたが、やはり猫の手は
殆ど出ていません。周辺まで点像なのにモッタイナイ!
M20 , ISO3200 , 9X30sec , 4min30sec Total
このM20は中心を4000X4000Pxelでトリミングしました。
フラットを撮れば完璧な画像になるでしょう。
マルカリアンチェーン , ISO3200 , 1X31sec , ほぼ撮って出し
M66 , ISO3200 , 10X180sec , 30min Total
もっとまじめにピントを追い込めば良かった。
ピンが来ていれば結構写っていそうです。
M101 , ISO12800 , 8X180 , 24min Total
NGC4038_NGC4039(アンテナ銀河), ISO12800 , 4X180sec , 12min Total
PM2.5と薄雲の影響で撮影待ちしていたら西に傾いてしまい、
たった4カットしか撮れませんでした。こんな時に限ってピンが来ています!
この枚数ではアンテナ部を出すのは無理ですねえ(-_-;)
NGC4567_NGC4568 , ISO12800 , 10X180sec , 30min Total
天頂付近で好条件だったのに強風でブレてしまった。
お山の強風はハンパないんです。要対策だなあ。
C-11の直焦点撮影ではアンテナ銀河がほぼベスト状態。
実用イメージサークルはφ15mmと言った感じです。
HyperStar撮影ではφ32mm程度まで使えそうで、K-1の短辺24mm角ならば
十分に実用になると思います。更に、HyperStarで撮って直焦点の2800mm
相当までトリミングしてもかなりイケる星像でした。
これは↑のM20を等倍拡大した画像で、ほぼ2800mm直焦点撮影相当です。
M8の等倍はコレ
コマ収差も無くて綺麗な画像です。凄いなあ~
むしろ直焦点撮影よりも星像が良いです。これならば、常にHyperStarで撮って
等倍拡大すれば、直焦点で撮ったのと変わりないかもしれません。
イヤ、収差が無い上にウルトラ短時間露光で済むためこっちの方が良いかも
しれませんね!う~ん、新たなる検証事項発生ですねえ。
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撮影日時:2017/04/28(Fri)~30(Sun)
撮影場所:入笠山天体観測所
天候:快晴
気温:-2℃
星空指数:28日(80)、29日(60)、30日(40)
シーイング:4/5~5/5
撮像鏡筒:C-11鏡筒+HyperStar ( 直焦点撮影 F10_2800mm , HyperStar F2_FL=560mm )
カメラ:PENTAX K-1
フィルター:無し
コマコレクター等:HyperStar
赤道儀:SkyMax
ガイド:50mmF4+QHY5L-ⅡM , HyperStarはノータッチトラッキング
撮像時間:***
ダーク画像:***
フラット画像:***
フラット用ダーク画像:***
撮像ソフト:PENTAX IMAGE Transmitter2から制御
画像処理:SI7 , Photoshop_cc
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