”長焦点高詳細画像は年内に撮れ”は常識ですが、
12月はそれどころではなかった。ノコノコ撮影を開始したのが
1月19日。既にシーイングがメタボロとなっており、何回撮っても
ピンボケ画像を量産していました。狙っていたのがカシオペア付近
だったので、撮影開始から既に高度が低い。CCDの狭い写野の中で
さえ、ピントムラが発生する始末でした。
わかっちゃいるけど、これだけボケるのは何かオカシクないか?
と撮像系を疑っていました。昨日は暖かく、夕方に雨。
後に急激に晴れるというGPVのお告げがあり、
”これは宵の口はシーイングが安定するな・・・”と思った。
チョロッと有間ダムまで行って来ました。
安定していました!(まあ、天頂付近なんですけど)
IC1499 , Hα , 8X15min , 120min Total
この画角でこの星像。季節を考慮すれば上等でしょう。
11月に撮っていれば、もっと引き締まっていたハズです。
これで、ここ最近のピンボケ量産が撮像系のせいでは無い
ことが判り一安心です。
月が出るまでに今季最後のM78でも撮ってみるかと思い、
撮像し始めたころから、一気に冬型の気圧配置となった模様。
既に高度が低かったこともあり、L画像一発目から盛大なピンボケ。
これでもバーティノフマスクのPintAide値=0.1ざんす。
Lを15分X3カット撮ってアホらしくなり、R, G と撮ってみたところで
強風襲来であえなく撤収。
可哀そうなM78になっちゃいました・・・
とても同じ日の数時間以内に撮ったとは思えない上記2枚。
オリオンの季節は既に、終わっていました。
しばらくは天頂付近限定の撮影になりそうです。
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<撮影データ>
撮影日時:2013/2/4
撮影地:有間ダム
星空指数:70点
気温4℃
冷却CCD:ORION StarShoot MonoⅢ(SONY ICX285AL)
撮像鏡筒:MIZAR 10cmF6 Newtonian -> F5.21(fl=521mm)
(自作フラットナー・レデューサー使用)
フィルタ:ORION Hα Filter 1.25"
ダーク画像:***
フラット画像:***
フラット用ダーク画:***
赤道儀:TS-90S
ガイド:5cm fl=250mm + SSAG + PHD
画像処理:MaxIm DL Essentials Edition , PSPX
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・・・有間ダム事情・・・
あのね、流石に月曜の夜から騒いでいる奴らは居ないだろうと
思って行ったのですが・・・
居やがった!
ことごとく同じキャラの連中で、男女数人で乗り付け、1時間程
騒いで帰ってい行く。 面白いよ。 ホント同じキャラなんだ。
イザとなったら波動砲でぶっ飛ばせる気合が無い人にはお勧め
出来ません。いやホントに。
今度行く時には遮光パーティションを持っていく予定。
あ、チェンソー回すのも得意なんです!
闇夜に目だし帽でチェンソー持った男が迫ってきたら、
殆どジェイソンだわな。
あちらさんにしてみれば、俺の方が256倍はアヤシイと思われ・・・