宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

30cmプライム_とほほな結果で年末になっちまった!

2017-12-25 18:03:00 | 天体写真(冷却CCD)
12月17日(日)に入笠山天体観測所へ強硬遠征して来ました。
って、もう一週間前のお話しですが・・・
前回、主鏡洗浄と光軸合わせをやった30cmプライムの試写を
やったわけですが、コレガまあ、主鏡圧迫による巨大非点収差
が出ておった・・・org
夏に最高シーイングで撮ったK-1によるM51やM13を見るにつけ、
主鏡やコマコレは完璧であろうことは確かです。
http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/713.html

富士見ルートは既に通行止めですが、山荘関係者や観測所関係者
は自己責任で入ります。


去年は12月29日まで車で入りましたが、今年はもう無理でしょうね。
今はクロカン四駆だけの世界ですが、もう一回降ったらそれも無理。

機材は最近コレばかりです。




M1 , 8X600s , 80min Total


M42 , 12X300s , 60min Total


M78 , 4X600s , 40min Total


どれもお見せするようなシロモノじゃあ~ありませんが、
一応記録ということで記載しておきます。

・・・・年末商戦にK2来なかった・・・・・ボソッと言っておきたい!

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撮影日時:2017/12/17
撮影場所:入笠山天体観測所(標高1830m)
天候:快晴、微風
気温:-9℃->-12℃
星空指数:70
シーイング:2/5

撮像鏡筒:昭和機械製作所30cmプライム焦点 , F4 , fl=1200mm
カメラ:Orion StarShootProV2(Sony ICX413AQ APS-C)
フィルター:無し
コマコレクター:旧パラコア2インチ

赤道儀:昭和機械製作所25E赤道儀_E-ZEUSⅡ改
ガイド:60mmF4ガイド鏡 + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3

ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:MaxImDL_Pro Ver6.13
画像処理:SI7 , Photoshop_cc

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・光軸は合っていたが、主鏡の圧迫による巨大非点収差で完全NG! だめだこりゃ。

・車をマナスル山荘新館前に止めて徒歩で観測所入り。

・冷却CCDやハーネス一式をザックに背負って入所。
 場合によってはゴンドラ行きも想定した装備で臨んだ。

・南中付近のM42を撮影した際、やや西側が重かったらしく10カット連続失敗!
 但し、PHDは正常にガイド星をロックオンし続けていた・・・???
 撮像画像がワンカットごとにどんどん西側にズレていくのが分かる妙な状況だった。
 東側を重くしたらピタリと収まり、以降は全カット失敗無し。
 どう考えても理解できない挙動だ。



コメント (4)
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