宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

埼玉県入間市からの Deep Sky Objects

2018-07-21 18:09:00 | 天体写真(冷却CCD)
昨晩は庭撮りでDSO撮影をやりました。
北極星が見えない自宅駐車場にSkyMax改+C-14を展開。
PHD2のドリフトアライン機能で極軸合わせからのスタート。
とは言え、
既に南北線やピラーの位置などをペイントしてあり、
ポンと置けば方位はイイ感じに合ってしまいます。
高度も角度測定して設置するため、概ね20分以内で追い込み
まで完了します。

NGC7331付近
L=13X300s , R=2X300s , GB=1X300s , 80min Total
Dark:4X300s
Flat: L=10 , R=10 , G=11 , B=20




粉銀河も沢山写っていますが、Aladin+SDSSでちょっと調べた
ところでは、等級まで載っているのは少ない領域でした。
15等台後半の銀河がこれだけ明るく写っているので、おそらくは
20等台まではカバー出来ているでしょう。

良くもこんなどんよりした夜空で写るものだと感心しました。
山岳エリアとは異なり、空気の流れがまったりしているため、
シーイングだけは良かったです。

ただ、この焦点距離、拡大率だと流石に歩留まりが悪かったです。
L画像は35枚撮って12枚を選別しました。
シーイングは良いのですが、時々大きくゆったりした空気の
揺らぎが発生し、星の位置がズレるのですよ。
レンズ効果的なヤツです。そうなるとガイドが失敗します。
なのでRGBはまたもや枚数不足でした。
それでもLRGB合成の強みでちゃんとした画像になるから
有り難いですね。

それにしても下界での撮影は暑っつい!!
おまけに蚊が沢山いるため、蚊取り線香とムシペールに
まみれて撮影しました。やや頭痛アリ・・・

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撮影日時:2018/07/20-21
撮影場所:庭撮り(標高144m)
天候:どんより晴れ、夜露無し
気温:29℃→27℃
星空指数:30
シーイング:4/5~5/5

撮像鏡筒:C-14(35.5cmF11 , fl=3910mm)
カメラ:Orion StarShootMonoⅢ(Sony ICX285AL 2/3inch)
フィルター:US_Orion 1.25inch_LRGB FilterSet
コマコレクター:ジャイアント・イージーガイダーにてF7(fl=2489mm)

赤道儀:SkyMax改_E-ZeusⅡ仕様
極軸合わせ:PHD2のドリフトアラインで実施
ガイド:50mmF4ガイド鏡 + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3

撮像時間:画像に併記
ダーク画像:***
フラット画像:***
フラット用ダーク画像:***

ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:MaxImDL_Pro Ver6.16
画像処理:SI7 , Photoshop_cc

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コメント (6)
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入間市は晴れていますよ!

2018-07-21 00:13:00 | 天体写真(冷却CCD)
晴れていると言っても、当然天の川などは
見えません。白鳥座の形がやっと分かる程度です。
0時に月が沈み、少し暗くなりました。
今夜は庭撮りC-14です。
天頂付近しか視界がありませんが、晴れている
以上は撮らなければ!

透明度が最悪ですけど、シーイングだけは
良いです。今、NGC7331付近を撮っていますが、
ガイドも安定しているし、何より星像が小さい。
昨日のかぐら三俣スキー場よりも幸せな感じ。

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