島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

島原城下を歩く6(東虎口門跡)

2014-04-29 18:45:34 | 歴史・史跡
虎の口と書いて、「こぐち」と読みます。
簡単に攻め込まれないように、右に左に折れ曲がったお城特有の入口のことを言います。
さて、宮崎商店の横を通り抜けていよいよ島原城内へ入っていきます。

現在の島原城は、お堀があってその中に復元された本丸の天守閣が見えているので、「お城」というと「お堀の中」のイメージが強いのですが、実際にはこの坂道(段差)から内側が全部「お城」になります。

丁度ここには七つの城門のうちの一つ「東虎口門」がありました。
お城は、言っても昔の要塞です。
戦う為の建物ですから、それなりの戦の準備がしてあります。
出入り口に門があるのは当然のこと、門を突破できたとしても虎口によってまっすぐ進めません。
そんなところに、お堀を挟んだ向かいには櫓が建っており、そこからは弓矢や鉄砲が雨あられと降りそそぎます。

もし、写真に写っている我々が敵軍の兵士だったとしたら、全滅しています。
本当によく考えられて建てられているなあ~。
コメント
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