県民総合福祉大会が米子市コンベンションセンターでありました。
今年は、県の老人クラブ連合会60周年だそうで、そのことも併せ、日ごろより各地域の福祉活動にご尽力いただいておられる方の代表で、多くの方が表彰を受けられ、改めてお祝いと感謝いたします。
また、県内の活動事例を紹介していただきました。小鴨シニアクラブ協議会では、「はがき出し運動」をコロナ禍で展開され、人とのつながりを維持すること、認知症予防も併せて取り組まれ、全国へと活動が広がっていったそうです。また、サロン活動を中心にして、いきいき体操やeスポーツの実施、SNS研修などを行い、連絡などもできるようにしておられるそうです。
各地域でもマネできそうな取り組みで、すぐにでもできそうでした。広がっていくことを期待します。
午後からは、「注文をまちがえる料理店のこれまでとこれから」と題して、元NHK番組ディレクターの小国士朗さんの講演を聞きました。注文をまちがえる料理店を取材しながら自分の価値観を変えられ、番組を作らないディレクターになると、法人を立ち上げられて取り組まれているそうです。40日間で様々な気づきがあり、認知症についてのまちがった認識や自分の考え方にハッと気付かされ、心を動かされたということでした。聞いていて感情が揺さぶられることが何度もあり、共感させられました。最後に、社会課題があるが、社会受容することが解決のキーワードになると言われ、納得させられました。最後まで講演を聞いて、人生の得をした感じです。有意義な時間となりました。