河豚のかき揚げを差し入れてもらった。今、売り出し中で、話題の安乗産である酢橘を搾ってさくっと口に入れる。淡白で、独特の味覚が口いっぱいに広がって清々しい。志摩に産まれてよかったとしみじみ思う瞬間である。
スマヌ、美味いものはひとりで食え
伊勢海老、鮑だけではないこの地における食材の豊かさ、そして旅人に饗し続けてきた伝統の技、そして新しき挑戦を試み続ける人々を誇りに思うのである。
mogeさんが新しいノート・パソコンを披露しにやってきた。見せびらかすのは本体ではなく、価格である。15インチ液晶モニター、コンボドライブ、XPプロフェッショナルというスペックで、8万5千円である。ショップ・ブランドのデスクトップがありながら、さらにサブ機としてノートを買う。仕事にかける心意気を買う。微弱ながらテレビにノイズが走るとか、ぼくは首からネックレス代わりにUSBフラッシュメモリとプラスティックの笛をぶら下げている。大地震の後、瓦礫の底から虫の息で笛を吹かなくてもよいことを願うばかりである。今日はF夫人にインスパイアされ、ヤフオクで「高輝度白色46灯LEDハンディライト」をゲットした。1,100円である。LEDは衝撃に強く長寿命であり、電気効率が高いくわずかな電力で長時間点滅し、生活防水加工とあっていざというときモノを言いそう。未使用のまま、廃棄物になってくれることを祈らずにはいられない。
朝からサラ・ヴォーンを聴いている。「酒とバラの日々」が今日の気分にハマっている。町いちばんの下戸だと自負するのであるが…。