
田んぼの畦にはミゾソバやアキノウナギツカミのほかにもさまざまな花が咲く。
ミゾカクシ(キキョウ科 別名アゼムシロ)は夏の間たくさん咲いていたと思われる。
今も少しだけ咲き残っていた。

ミゾカクシは合弁花だけれど下3枚と上2枚に分かれているようにも見えて面白い。
キキョウの仲間なので雄性先熟だけど今は雌性期のように見える。
花柱の下に見える黄色が虫を誘うのだろう。

田んぼの畦の近くで、
春から夏にかけての花が今も咲き残っているといえばオオジシバリ(キク科)もそうだ。

頭花は20個ほどの舌状花からなる。
へらのような形の葉でジシバリなどと区別できる。

ホトケノザ(シソ科)の花も咲いていた。
そのうちにヒメオドリコソウも見られると思う。

これらは春から夏の花が咲き残っているというよりは、
春と秋の二季咲きという方が正しいのかもしれない。