
家の近くには造園業の方たちが樹木をいろいろと植えられている。
手前の白い花はトチノキ。少し奥にミズキも見える。
その向こうにはピンク色の花序がたくさんある。

ベニバナトチノキだ。マロニエの仲間で並木道にも使われる。

花序のほとんどは雄花で、わずかに両性花も咲く。大きな柱頭でそれと分かる。

こちらの両性花は受粉が終わり、実の形が見え始めている。

雄花はピンク色の中に一部が黄色く見えるのが混じっている。

黄色いのはまだ葯が残っていて虫たちに来てほしいので、蜜がありますよと虫に教えている。
蜜が出る時期が過ぎると黄色の部分がピンクに変わる。

それを頼りに蜂はしっかり黄色い花だけを回っている。