三浦半島の荒崎から潮騒の道を歩いて、北へ帰る春の旅鳥に出会った。
今回は食餌光景は撮れなかったが、3種類のシギに出会った。
先ずは、この鳥。一人でやって来てしばらく岩の上でたたずんでいた。
キアシシギだ。最初はイソシギかと思ったが少し大きく名前の通り脚が黄色い。
岩陰から白い頭を出しているのは? クチバシはあまり長くないが・・・キョウジョシギだ。
大きさはキアシシギよりちょっと小さいぐらい。
茶色と黒に白の混じる夏羽の様子を京都の女性の着物にたとえたのだとか。
しかし京都に住んだ者としては京女は「キョウジョ」ではなくて「きょうおんな」であって、
キョウジョと発音する京女は京都女子大や付属の京都女子高のことであった。
別の岩の上で片足を上げて海の方向を向いているのがいた。
こちらの岩の上には、2羽が休んでいる。
さらに別の岩には、3羽がいた。
キアシシギやキョウジョシギに比べてずっと大きく、長いクチバシが下向きに反っている。
チュウシャクシギだ。長いクチバシを杓子にたとえて中杓鴫ということか。
もっと大きいダイシャクシギ(大杓鴫)は今までに見たことがない。
チュウシャクシギのクチバシのこの湾曲は食餌にどのような利点があるのだろう。
そのうち皆さん昼寝の時間に入った。
長いクチバシをしっかりと羽の中に入れている。
目蓋を閉じたところを撮ろうとしたが、一瞬閉じてすぐ開くので失敗した。
しばらくすると何かを警戒したのか一斉に飛び立った。