
荒崎・潮騒の道は少しの砂浜を除くと大部分は岩礁と断崖の間の狭いところを通って行く。

崖の上は草木が旺盛で、今の時期としてはトベラ(トベラ科)が咲いていた。

トベラは雌雄異株で、これは雄花かな。江ノ島あたりでもよく見かける海の近くに多い木だ。

岩礁の方へ下りていくときに岩にへばりつくように咲く花があった。

ハマヒルガオ(ヒルガオ科)だ。
昼顔や朝顔のように蔓を延ばすのでなく地面を這って広がっている。

こちらは岩の裂け目のようなところのわずかな土から顔を出す小さな花たち。

傍の別の場所にも咲いていた。4mmぐらいの小さな白い花はハマツメクサ(ナデシコ科)であろうか。
家の近所にも咲くツメクサと区別は難しい。

岩礁へ下りる道の斜面にハマボッス(サクラソウ科)も見られたが、今回はこの一株だけだった。
ほかにハマダイコン(アブラナ科)はあちこちに咲いていて、実もできていた。
季節が変わればまた違う花たちに会うことが出来そうだ。