小山田緑地の隣の奈良ばい谷戸。
狭い谷戸にいくつかの小さな田んぼが並んで田植えを待っていた。
傍には苗代があった。
最近では、このような苗代で稲の苗を育てるのは少なくなっているようだ。
秋にはきっと稲穂の波が見られることだろう。
雀たちもたくさん集まるかな。
谷戸の斜面側にナルコユリがたくさんの花をつけて、まさしく鳴子のようだ。
鳴子は、昔たくさんの木や竹を糸に吊り下げて田んぼに設置した。
雀が来ると糸を引っ張って脅したり、風で揺れてジャラジャラと音が出るようにしたそうだ。
ナルコユリの傍には小規模な蕎麦畑があった。
今ごろの花と言うことは夏蕎麦であろうか。
狭い畑だったので、自家用に育てておられるのかも知れない。