約一年ぶりに小野路の谷戸まわりをした。
もっとも5月末には奈良ばい谷戸をちょっと覗いている。
ここは出だしの神明谷戸。田植えが終わっていた。
田んぼのそばの小川。ドクダミの花とかオオバギボウシの葉も見られる。
ドクダミの葉の上はアマガエルのステージになっているみたい。
付近には固まってではないけれど何匹もアマガエルがいた。
川の向こう側の木の葉には、ムギワラトンボが止まっている。
これも固まってではないけれど付近に何頭かいる。
池の周りにいるシオカラトンボのように飛び回ることなく、じっとしている。
生まれて間もないのが多いのかも知れない。
つぎに五反田谷戸に回った。入ってすぐの田んぼでも田植えが済んでいる。
この谷戸は奥のほうで咲く花を目当ての人が多く、入口の田んぼは通り過ぎる。
いつもは一人歩きだが、今回は連れがいた。
複数で歩くと発見するものも倍増する。
この稲に止まるトンボも一人だと気づかずに通り過ぎていたかも知れない。
稲に上がってきて羽化するシオカラトンボのヤゴがいくつもあった。
そばの小川で育ったヤゴが田植えで引き入れられた水と一緒にやって来たのだろう。
これは羽化したばかりだろうか。
羽化してもすぐには飛び立たず、体が固まるまで待つようだ。
朝早く来て羽化の最初から最後までを見たい気もするが、時間がかかるのだろうなあ。
棚田の、この一枚にはトンボや抜け殻がいっぱいだったが、奥の方では見かけなかった。
どういう過程、理由などがあるのだろう。
いすれにしても、谷戸の小川や田んぼは生き物たちにとって重要な環境だ。