小野路の谷戸を歩いた後、鶴川駅の近くを歩いていると、
白バイがサイレン高く走り抜けた。追いかけられている違反車らしいものが見当たらない。
暫くすると、もう一台がやはりけたたましく走って行った。
鶴川街道に入って暫くすると白バイが見えた。これだったのか?
近づいてみると6台ぐらいの白バイ隊員が集まっている。
傍に1台のバイクがあり男性が立っている。
男性が取り調べられていると言うよりは隊員たちが何かを協議しているようだった。
何をしているのか聞くわけにもいかないので通り過ぎたが、不思議な光景だった。
鶴川街道を少し歩いたところに武相荘がある。
白州次郎、正子夫妻が昭和18年から住んだという旧白州邸だ。
講和条約で吉田茂の補佐として大きな仕事をしたのは、その後のことだ。
茅葺き屋根が似合う田舎らしい風景の中にあったと思われるこの付近も、
今は当時と全く異なり田畑もなく車が行き交うばかりだ。
母屋はミュージアムとして内部が公開され、さまざまな資料などが展示されている。
撮影禁止なので紹介できないが、書斎であったり囲炉裏の部屋であったり、生活もかいま見える。
ほかの建物もレストランやBARなどとして利用されている。
散策路があって、周辺の喧噪を和らげている。
白州次郎は中学生の頃に神戸でアメリカ製の車、ページ・フリートウッドを乗り回していたそうだ。