
コナラの新芽が見られた場所のすぐ傍にホタルブクロが咲いていた。
グループの友人たちは花を覗いて、
雌しべの柱頭が3裂していないから雄性期だね、などと話し合っている。
たしかにキキョウ科のホタルブクロは雄性先熟の花だ。

近くに蕾がたくさんあって、これからしばらく咲き続けそうだ。

森の中の方に入っていくと、しばらく前にキンランやギンランが咲いていた辺り、
細長い葉の間に、白くて薄紫がかった小さな花が咲いていた。
友人たちと、ジャノヒゲかオオバジャノヒゲかと話し合う。

ジャノヒゲはもっと草丈が低くて、葉の間に紛れて咲く。
これはオオバジャノヒゲにちがいないということになった。

ふっと脇をかすめて草の上に止まったのがいる。
マガリケムシヒキアブが交尾しながらひと休みのようだった。
一人で歩くのは気楽だが、グループで歩くと思わぬ発見があったり発想も豊かになったり、楽しい。