瀬谷市民の森では4月以降、ホウチャクソウの花が全体に広がっているが、
最近になって何ヶ所かドクダミが広がって来ているところもある。
白い花は爽やかだが、その匂いに難があり、嫌う人も多い。
しかし十薬とも呼ばれた民間薬でもある。
ドクダミの花は単独の花ではなく、小さな花が集まって花序を作っている
一つ一つの花には花弁もなく雄しべ3本と柱頭が3裂した雌しべだけだ。
一番下の白い大きな花弁のようなものは総苞片で、形からすると虫を呼ぶのだろう。
しかしドクダミは結実しないで、地下茎が広がって増えるようだ。
ドクダミの足元にも及ばないが一部分で葉が広がっている中で花茎を伸ばしているのはユキノシタだ。
市民の森の中、何ヶ所かで咲いている。
ダイモンジソウに比べると花弁がやや幅広だけれど、大の字に似てはいる。
花弁の上側の三枚は薄いピンクに赤い斑紋と黄色い斑紋が入っている。
10本の雄しべは赤い葯が飛んでしまったようだ。そして蜜標の中心から雌しべ・花柱2本が伸びている。
ユキノシタの実とか種子はどういう形だろう。あまり観察した記憶が無い。