横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

キヅタに来る虫

2017-10-26 06:59:38 | 日記



今、キヅタ(ウコギ科)の花の時期だ。
目立つ花ではないが、近所でもあちこちで見られる。






同じウコギ科のヤツデなどと同様にアブやハエの仲間が蜜を吸いに来る。






雄性先熟で、雌性期には花弁も雄しべも落ちている。
そこにもアブの仲間が来ていた。






鎌倉で咲いていたキヅタにはスズメバチまで来ていた。






さて近所のキヅタでヒラタアブが飛び回っているのを見ていたら、
妙なものがじーっと止まっているのが見えた。
2cmないぐらいの大きさ。ガガンボの仲間だろうか ?  
ちょっと違うみたい。






少し拡大して見ると口吻を伸ばして蜜を吸っている。
蛾の仲間のようだ。トリバガの一種でブドウトリバというものらしい。






細長い前翅、後翅を畳んで飛行機の翼のようだ。ところどころに毛がある。
肢には長い棘状の毛がある。

名前の通り幼虫がノブドウなどブドウ科を食草とする。
初めて見た蛾だが、食草からすると近所にたくさんいても不思議ではない。

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黄色い葉 紅い実

2017-10-25 06:42:36 | 日記



秦野の戸川公園を流れる水無川。源流は丹沢・塔ノ岳だという。
この川は砥石が取れた関係で古くは「砥川」と呼ばれ、明治半ばにはこの近くに砥河学校があったという。






戸川公園にはカツラ並木があって色づき始めていた。






ハート形のカツラの葉は黄色くなると甘い香りがする。






昼食をとっていると近くの高い木に何か実が生っているのが見えた。






枝いっぱいに実をつけている。






アキニレ(ニレ科)の実だ。
9月下旬ごろに咲いたものが実り熟し始めたというところだろうか。






種子の外側に翼がある翼果で、風に吹かれて離れたところに散布される。
しかし今はしっかり小枝についていて簡単には飛ばない。
冬に実が枯れ色になったころに枝から離れて飛んでいくらしい。




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白木蓮の実

2017-10-24 06:44:31 | 日記



コブシの実はほとんどが熟して風などで落ちてしまっている。






中から赤い種が顔を出しているものも数少なくなった。






戸川公園で紅く熟した大きな実があった。コブシの実よりずっと大きい。ハクモクレンだ。
ハクモクレンの実は初めて見たような気がする。
コブシと同じような紅い種が入っているらしい。






ハクモクレンは大きな花をたくさんつけて全て実るが、紅く熟すのは少ないらしい。

コブシの実は小枝から下がっているが、ハクモクレンの実は花のときと同じく上向きに付いている。




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水無川の蝶

2017-10-23 06:08:39 | 日記



台風21号は選挙など気にもせず予定通りのコースで日本列島を直撃している。
6時現在、八王子辺りを通過中だ。

先日の水無川では雨が上がり時々は薄日が射して気温もそこそこだったので、
チョウたちがいろいろと姿を見せた。






上のはツマグロヒョウモンの雌で、こちらは雄だ。
キバナコスモスがお気に入りのようだった。ほかにコセンダングサにも・・・






コセンダングサにはキタテハも来ていた。
これは雄のようだが、ツマグロヒョウモンのように斑紋の明確な違いがあるわけではない。






川沿いにはアカツメクサなどマメ科の草も多くてモンキチョウも見られた。






この季節ならではウラナミシジミが一番たくさん飛んでいた。






大きいシジミチョウが飛んできて、止まったのを見るとどれもウラナミシジミだった。

もちろんヤマトシジミもちらほら見られた。






戸川公園のすぐそばまで来るとミヤマアカネがいた。翅の紋が特徴だ。
何となく大人しく、飛び回るというよりは止まりたがる風だった。




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水無川を歩く

2017-10-22 06:34:38 | 日記



先日、秦野の水無川沿いを歩いた。
大倉入り口でバスを降り右岸を戸川公園まで遡った。
朝方の雨はすっかり上がって植物のあれこれを観察しながら歩いた。






昨年の3月に歩いた時は300本ほどのオカメザクラがいっぱいに咲いていた。
今回は葉も落ちてしまっているが、ポツポツと咲いていたりして面白かった。






昨年は菜の花も盛りだったが、今はイタドリが広がっていた。






花は少なく大部分が実っていた。






ほかには川沿いで見ることが多いアレチハナガサ。
刈られる関係か案外と背の低いのも多かった。

コセンダングサはチョウやアブなどの虫を集めるのに役立っていた。


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