横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

花に潜る

2021-05-25 05:58:23 | 日記



近所にはあちこちに栗の木があって、早いものは花が咲き始めている。

早速やってきたのは蜜を吸うチョウではなくてハナムグリなど甲虫の仲間だ。







これはコアオハナムグリのようだ。もくもくと花粉を食べていく。
ムグルというのは潜るの意味だそうだ。






抱きつかれながらも食べ歩く。







背中の模様がちょっと違うのがいた。
クロハナムグリだ。ハナムグリの仲間だけれどコアオハナムグリなどに比べると見る機会は少ない。






3年前に木の幹に止まっているのを見たことがあって、いつか花にいるところを観察したいと思っていた。







この前、レッドロビンの花でも見たヒメアシナガコガネの姿も見えた。アシナガコガネの方かもしれない。







ヒメハラナガツチバチは蜜を吸いにきたのだろうか。いずれ蜜蜂たちがたくさんやってくるはずだ。

残念ながらアカシジミなどゼフィルスの仲間は来ていなかった。そのうち、どこかの木で見つけられるだろう。




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イボタとは?

2021-05-24 05:56:28 | 日記



瀬谷市民の森の入口近く、春にイヌザクラが咲くあたり。
2mぐらいの高さで葉をこんもりと茂らせている中に白い花がポツポツと見える。







イボタノキだ。合弁花でロート状の花冠の先は4裂している。雄しべが2本に花柱は一つだ。







イボタノキはモクセイ科でネズミモチなどが仲間だ。
しかしネズミモチが花序に多数の白い花をつけて目立つのに対して、イボタノキの花の数は少し寂しい。







上瀬谷小学校の傍の畑の一角に低木だけれど白い花が覆い尽くすように咲いているのがあった。







モンシロチョウが何頭か来ていても争う必要がない。







花冠の先が4裂しオシベは2本。イボタノキに似ている。葉には斑が入っている。
調べたところ、どうやらシルバープリペット(英語はprivet、プリベット)という園芸種らしい。
privet とは イボタノキのことだ。







帰ろうとしたら近くに、畑で育成中のシルバープリペットが何株もあった。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山法師

2021-05-23 06:20:22 | 日記



いま近所のあちこちで白い花が咲く木がある。







ヤマボウシだ。ミズキ科ミズキ属の仲間だけれど、花の姿は随分と違う。







4枚の白い総苞の中心に球状の花序がある。







花序は2~30個の花が集まっている。花の花弁と雄しべはそれぞれ4個。
花弁と雄しべが飛んで中心に花柱だけが残り、それぞれが実って果序となる。







ずいぶん前に撮った、実が紅く熟した様子だ。
花の時は一つ一つ分かれていたが、熟した実は全体で一つの実のように見える。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マロニエの仲間

2021-05-21 06:19:23 | 日記



上瀬谷の植木屋さんの畑にはいろんな種類の木がある。
中ぐらいの高さの木に赤色の円錐花序がいっぱい付いていた。






ベニバナトチノキのようだ。
ヨーロッパのマロニエと北米のアカバナトチノキを交配させた園芸種だという。







ベニバナといっても単調に紅い花というわけではない。
ベニバナトチノキの花には最初黄色い蜜標があって、数日すると紅色に変化する。
全体として紅色の方が目立っていくわけだ。







トチノキというと高いところに咲くのが多いが、
この木は低い所にも咲いていたので観察には都合が良かった。







花後に実が出来はじめていた。どれぐらい大きくなるのだろうか。







少し奥にもう一本あった。こちらはトチノキの仲間らしく、かなりの高い木であった。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紅い葉

2021-05-20 06:11:39 | 日記



瀬谷市民の森から上川井の原っぱに向かう道に赤い葉のある木が並んでいた。







レッドロビンかベニカナメモチのようだ。正確な区別は知らない。
花が咲いている。







花弁は5枚で雄しべが20本ある。なるほどバラ科の花であったかと思わせる。

新芽が赤くレッドロビンの名前につながっている。








花には甲虫の仲間が何種類か来ていた。








少し前は咲いている花にいたヒメアシナガコガネ。どういうわけか蕾に抱きついている。
食後の休憩でもしているのだろうか・・・?


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする