どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

桜3題

2011-05-09 20:46:09 | インポート
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まず左から。この桜はオオヤマザクラの並びで植えられていたものだ。ところがこの数年オオヤマザクヤの開花期とズレて咲くようになった。昔はオオヤマザクラと同じ時期に、近いピンクの花を咲かせていたものだが。でも同時期の植林なのでよほどの事が無い限り同一品種。なぜ開花期がずれて遅くなるのはわからない。街灯の設置も変わらない。
なんでこうなったかは原因不明。
さて里桜の代表八重桜ですが、この近所にはいろいろありそうですが園芸品種の最大の問題。品種名が、植えられた時点にさかのぼらなければわからないのです。なので専門家がこれはこれと言っているのですが、かなり厄介です。
サトザクラは江戸時代に100種類を超える品種があったと伝わっています。ほとんどが日本からアメリカやイギリスにわたったようです。
明治維新以降の日本では、江戸時代の否定があってサトザクラの系列は古い考えとして衰退して行きます。園芸品種を確保する事も出来なくなり、日本でのサトザクラの系統は衰退していったようです。
さて真ん中は鬱金桜です。最も緑の花色の開花期から、黄色、花心が赤に変化する品種ですが、逆輸入されたものです。日本人がいったん見捨てた桜です。その代表らしい。そのうち花の変わった姿をお見せしたいと思います。
そして最後が関山、これがどうしていい桜です。八重桜が嫌いな人は多いと思いますが、この名残の咲き誇り方は圧巻です。
江戸時代の人たちが、どうして八重桜を愛したのか。侘び寂びを超えた圧倒感が魅了したのでしょう。

5/15桜の名称で間違いがありました。訂正しました。寒山から関山に変えています。