どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

初泳ぎ

2016-01-04 00:57:11 | 日記

 

今日はとても暖かかった。氷点下にならなかったほどだ。日中も7度を超えたし、この真夜中でも4度ある。

後からしっぺ返しを食らうのではないのかと、不安になる。

 

 

今日は総合プールが初泳ぎで入場料無料になっている。去年もそうだったが、雪が多くて行けなかった。だが今年は行けるほど雪もないし道路も乾いている。

 

 

無料開放となると、それなりに混んでいる。だが今年は正月が正味3日しかない。今日が最終日ということもあって、思ったほどではない。親子連れも少ないし、いつも通りお年寄り中心だ。多少高校生がまとまってきているだけで、体育の日の方がよっぽど混む。

最初は長く泳ぐお年寄りとおなじコースで泳いでいた。よく見かける人だったのでとても合わせやすい。そこへ小学生がはいってきた。結構泳げる子だ。フリーで最大50メートル55秒くらいだろうか。私にはちょうどいい。ということで、結構速めのコースになってしまった。まあ泳ぎ終わったのだろうか、ご老人は上がっていった。

さてここから、子供に話しかけたりして、水泳好きの親子っぽく振る舞う。かなり効いた。いろんな人がコースの前にしばらく立つが、諦めてしまう。そう親子連れがコースにいれば入りにくいものだ。さらにそこそこ速い。

だがそれでも入ってくる人がいる。多分自分のタイムがわかっていない人だ。チと小学生が相手に合わせないので、「自分のタイムはわかってるよね。あの人は大体50メートル1分15秒だ。あの人がギリギリつく直前にスタートすれば、好きなスピードで泳げるよ。君が200メーター泳いでもあの人にぶつかることはないよ。」「あっ、そうだね」。かなり聡明な子です。

するとだ、3人入ってきたが、全員300メートル以下で別なコースに移っていった。どうもスポーツをするお年寄りには耐えられないことのようだ。おかしいな、僕はお年寄りに合わせる方法を教えただけなのだが。同じことを僕がやっても彼らはなんとも思わないようなのだが、小学生にやられると堪えるようだ。

ということでおかしな二人は、プールで2000メーター泳いだとさ。

とはいえ今日の総合プールは、全体比較的速い人たちばかりだった。総合プールの初泳ぎというのは、結果としてそうなるのだろう。正月から泳ごうという人は、そんな人たちだ。

 

 

ということで意地の悪い初泳ぎになってしまった。

ただお年寄りたちがなぜ譲らないのかは、よくわかっている。健康のためには長くゆっくり泳ぐのがいいと言われ続けているからだ。だがそこには心拍数140以下で泳ぐことという条件があるからだ。そこまでゆっくりと上げて行かなければいけない。だから譲らないのだ。そしてだが、一回休むと気力を取り戻すのに結構気合いが必要なのだ。

だがね、自分の中に多様なメニューを考えつけないと、いけないのだ。そこがなぜ出来ないのかは、全くわからない。

とはいえ、20年前はこんなもんじゃなかった。1コース5人とかそんな状態で互いに計算しながらペースを作っていた。だから速いやつがえらい。でもどうしてもうまくできないときにはブレストにするとか、メニューを変えないとうまくいかなかった。昔も譲らない人はいっぱいいたが、いまほどではない。昔は譲らないと泳げなかったのだ。

実際に水泳人口は減っていると思う。盛岡市内でもプール面積は減った。それでも総合プールの平日は空いている。ゆぴあすもそうだ。

つまり水泳人口が減少して、一人1コースが当たり前になっているのだ。みんな譲り方を忘れるのも、仕方がない。

 

 

カメラマンというのは実は寿命の短い職業だ。いまオートフォーカスで生き延びている感じはあるが、今後後任を作らなければいけない立ち場になってきた。ただそんなことはできない。年収の問題もあるし、仕事の狭さもある。

ただいずれ来ることだ。

体を鍛えても、その日に耐えられないのはよくわかっているつもりだ。