どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

衆議院解散

2012-11-17 02:24:15 | インポート
キターである。
いやもうなんというか、かんというか、キターなのだ。
ここの所、野田首相がえらく酷かった理由はこれか、と納得。党首会談の時の野田首相はかっこ良かった。消去法的とはいえ、野田首相を支持して来てよかったと思う。
現実に増税は避けられないし、特に消費税は仕方が無い。そこに還付制度を付けていたのは野田内閣だった。あとは、非課税枠拡大とか無意味な事ばかり言っていた。なお新聞社はこの消費税論議に加わるべきではない。彼らは消費税免除の枠にいる、特定利害者だからだ。特に読売新聞はこの議論で大向こうはっていたが、言えば言うほど利益誘導としか言えない。社会保障も今後どうなるか解らないが、見直しが決まっただけでも十分だ。実際年金受給額減額は避けられないし、国民健康保険の負担額、特に高貴高齢者に対する負担割合は本当に考え直さなければいけない。
厚生年金の見直しが決定している。これもまた財源が枯渇しつつある。
生活保護の場合だけは、私は世間一般と違う。自分がいつ事故にあって生活保護を受けざるを得なくなるかもしれないのに、この制度に反対する人の気が知れない。不正受給は確率的に起きる話しだ。むしろ消費税の給付金とあわせて、抜本的な改革をするべきだ。
そして最も重要なのは、現在一生懸命働いていても生活保護給付金程度の生活費しか稼げない人が増えていると言う事だ。私もそうだ。だからこの問題には敏感だ。


だが、野田が首相になる事はもう無いだろう。次で民主党が惨敗するのは既定路線だ。もしも大逆転したとしても衆議院で過半数をとる事は出来ない。残念な事だ。
自民党が次に出てくるかだが、私は全く考えられない事だと思っている。まず保守中道から外れてしまった。現在保守右翼だ。本当にアメリカの共和党のまねっこばかりして来た。単なる好き嫌いだけの政治にしか見えなかった。民主党がダメだから東北の震災復興が遅れていると言われているが、大体の所自民党が悪い。もちろんこの政局を傍観しているだけではいけないから、積極的にアピールした結果なのだが一番復興を妨害して来たと思う。
もちろん根回しのへたくそな民主党の悪さもある。だが自民党も民主党も政策目標が全く同じなのだから協調して欲しい所を、独自色が出しにくかったのかもしれないが、単純な敵対構造を演出した時点でもう間違っている。ダラダラと時間がかかってしまっただけで、自民党はなんにも得点していない。
以外と自民党は伸びないだろう。そもそも安倍総裁の時点で、対中関係では、以前は良かったかもしれないが、今回の局面ではアウトだ。正直な所、今時点で日本の右翼化はあってはならないものだと考えている。本当に今欲しいのは、今の日本の問題点を少しでも改善し、複雑化した法整備を単純明快にし、今時点から立ち上がる日本像を構築できる内閣である。今の問題にパッチを当てて、昔みたいになろうと言う考えの政党はもうイラナイ。
それでは維新の会とかはどうだろう。確実に野田首相にフイを突かれた。そもそも彼らの考え方は、民主党より中心が見えない。おまけにバラバラだ。ただみんなの党に期待はしている。新しい公共の概念を彼らは考えているからだ。ただこの政局では目立たないような気がする。

正直な所、野田首相はよくやったと思う。これが10年前の自民党の議員であったらもう少しは仕事ができたのではないのだろうか。新しい公共政策の入り口に立った時点で止めざるを得ないのが残念だ。

さて、解散が決まってから一気に問題になる法案が解決したが、民主党からドンドン議員が離脱している。まあそれはそうだろう。仕事が無くなるのだからしょうがない。でも言いたい。結局議員になりたくて、民主党のマニュフェストの意味もよくわからないで議員になった人でしょ。それが風見鶏を決め込んだら、人としておしまい。それすらも解っていない人たちのようだ。

正直な所、東北人として復興しか考えていない。でも根本的な問題ばかりなのに、国会がこうなってしまうのは悲しい事だ。本当はやる事だらけのはずなのにこんな具合でしか仕事を進める事が出来ない。確かに官僚組織が悪いのかもしれない。現代の宦官かもしれないが、以外と彼らは不正蓄財していない。それでもこうなる。民間は?元気な民間企業はいっぱいある。でもパナソニックやソニーの例ではなにかが狂って来ている。もちろん民間企業の場合、円高問題が余りにも大きい。だから組織を批判する事は間違っているのだが、彼ら自身が身動きの取れない何かを抱えているからそうなるように感じる。

身動きの取れない何かが、私らの周りにいる。空気なのかもしれない。その重苦しい空気の正体が分かっているが、全く解らない。不景気や高齢化社会やイジメや自殺や企業の不正やら、突発的な殺人やドロドロのゲロゲロな殺人事件やそういったものかもしれない。その空気を替える期待が政治にはある。しかしこれに答えられる人物がいない。

まあこうなったら、アメリカに再占領してもらいましょうか。その方がいいかもしれない。でも今でも占領されている気がするのだが。


つまりはマッカーサーの言葉から60年以上経っているが、日本はあれから二歳程度年を取ったかな、と言う事だ。大人とは何かを、まだ理解していない国だと言う事かもしれない。



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