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M野の日々と52文字以上

2014年8月の気温まとめ

2014-09-02 01:25:18 | お天気
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9月1日です。今日も晴れました。天気予報を気持ちいいくらいに裏切る盛岡です。

そこで今年の夏は暑かったのか寒かったのか、はたまた何だったの?と言うのを2011年から14年までの8月気温情報から見て行きます。





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最高気温変化から見て行きます。


12年の残暑がブッチギリです。この12年のせいで、Y軸の設定がスッキリできずに最高40度になってしました。なので全体低く見えてしまうダメグラフです。
昨年はお盆が暑かったと言えそうです。11年は残暑があったなと言う記憶がよみがえってきました。そして今年は低い方に山三つです。暑かったとは言えそうにもありません。

ただ、ここから解るのは暑かった記憶と言うのは連続して何日30度を超えたのかと言う事のようです。私自身今年が特別寒いと思っていましたが、前の3年の記録を見ればそうでも無さそうです。


さて関連する8月日射量ですが、11年8月は132.5時間、12年8月は210.1時間、13年8月は179.2時間、14年8月は92.5時間です。一日で日照時間が7時間以上なのは、11年で9日、12年で15日、13年で15日、14年で5日です。この日照も気分にかなり影響を与えていると思います。




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平均気温は暑い寒いのバロメーターです。14年は平均気温でも平年より寒い山が3つあります。寒い山が一つだと乗り越えてやっぱり暑いとなるのですが、3つもあると印象は変わるようです。




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最低気温は、いきなり温度差が少なくなっています。夜に時間が短いのと、地面からの熱放射もあります。それである程度は安定するのでしょう。13年の最低気温が低いのに気がつきます。そして今年は以外と夜温が低めになっていたと言うのが解ります。あの晴れた8月2~3日ではなく、5~6日にとんでもない暑い夜があったと言うのが印象的で、後は以外と何とかなる気温だったと思います。




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それでは最高気温と平年最高気温との比較です。最高気温から平年最高気温を引いた値を図示しています。


点の並びに規則性があるかどうかを見ます。点がまとまって上にあるといると一様に暑く感じ、まとまって下にあると一様に寒く感じます。ただこれがバラバラだと、暑かったり寒かったりでシンドイ年となります。12年の暑さはここでも見られますが、最高気温変化で良くわからなかった13年の暑い印象が見えてきます。そして11年は上下は激しいが傾向が見えます。暑い印象と寒い印象が交互に来る感じです。14年は総じて下ですがバラつきが大きいのが特徴です。体にこたえる年だったと言えそうです。


なお、平年気温よりプラスマイナス2度以上になると、気象庁では平年より暑い寒いと言うのですが、これをとんでもなく超えてしまうと、10月上旬の気温とか言い出します。この辺りの気象庁用語は、法学用語以上にキビシイので、ぜひこの難解な言葉を、サイトでご確認ください。


ということで、平年より最高気温が2度高かった日は、11年は13日、12年は21日、13年は13日、14年は7日です。平年より最高気温が2度低かった日は、11年は8日、12年は1日、13年は4日、14年は12日です。

12年のダントツぶりはともかくとして、11年の暑さは震災の影響かもしれません。以前1945年の夏を同じように見て行ったのですが、記憶の夏と言うのがあります。あの震災で何も無くなった所に、全国での空襲やその後の焼け野原を連想した人が多かった夏だったと思います。




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さて最低気温を見ます。なぜ最低気温かと言えば、平均気温で驚かせるため、とは言っても誰も驚かないだろう。


ということで、平年より最低気温が2度高かった日は、11年は11日、12年は21日、13年は6日、14年は12日です。平年より最低気温が2度低かった日は、11年は1日、12年は2日、13年は4日、14年は3日です。


ところが図を見ると、11年は安定した変化です。12年は後半尻上がりの猛暑通りです。14年も気温変化と同じと言えそうです。ところが13年がバラツイているようです。暑さには寒さのスパイスがあればよりいっそう暑く感じると言うものかもしれません。





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平均気温の差です。気象庁の平均気温の出し方は、最高気温と最低気温を足して2で割るわけではない。実際めんどくさい式がある。基本的には観測した温度を全部足して観測した数で割りましょう、と言う事だ。


なので突発的な最高気温や最低気温を除外出来る。そう言った利点があります。


実は今回の比較では、以外とここが問題です。13年の平年気温と14年の気温を比較するのは簡単ですが、11年から13年は平年気温に含まれてしまっているわけです。その意味では厳密ではありません。ただここ4年間なのでそんなにはズレていないだろう考えられます。そこでこの比較を行っているのですが、基本的には問題があります。




ということで気を取り直して平年より平均気温が2度高かった日は、11年は11日、12年は21日、13年は9日、14年は7日です。平年より平均気温が2度低かった日は、11年は5日、12年は0日、13年は2日、14年は9日です。


さて12年の猛暑は別格だとして、11年も13年もそこそこの夏でした。ただ今年は平均気温も全体で低めだった。最高気温も平年より高めに来る日が少なかった。しかし最低気温は低くはなかった、そう言えそうです。



夏らしさの条件として連続した暑さと言う点では14年もある程度は来ているのですが、連続する日照時間が少なかったというのは大きいかもしれません。昨年の13年度が暑く感じられたのは、最低気温のスパイスが程よく効いたかと思います。



さて暑さの記憶と言うのはかなり曖昧です。今回8月だけを取り出したのは今年の不満と言うのもあるのですが、反省もあるからです。
私は3年間夏に暑い暑いと言っていました。それでは今年は寒いと言っていたのがどの程度の真実なのか考えなければいけません。個人の問題が大きいと考えています。


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