鶴岡地区医師会医師会勉強会
2019年6月5日
慢性腎臓病とウレミックトキシン
新潟大学医歯学総合病院 血液浄化療法部
准教授 山本 卓
腎研究センター
臨床、研究、
腎臓のはたらき
1、尿をつくる
老廃物(ウレミックトキシン)の排泄
体液の調節
電解質、酸塩基バランスの調節
2、内分泌
レニン-アンギオテンシン-アルドステロン
エリスロポエチン
ビタミンD
慢性腎臓病の症例提示
慢性腎臓病 CKDの定義
e(estimate) GFR 60ml/分未満
腎臓の障害を示唆する所見が認められる。
以上が3か月以上継続する。
CKDの分類
原疾患と蛋白尿区分~GFRの程度で分類される
腎臓病と心血管系イベント
糖尿病より、CKDの方がリスクが高い
かかりつけ医から腎臓専門医への紹介基準
3か月以内にGFRが30%以上の悪化は速やかに紹介
CKDの原疾患
糖尿病(43%)>慢性糸球体腎炎(18%、減ってきている)>腎硬化症(15%)
高齢者の透析患者が増えている
地方では、今5-6年後には減少するのではないか?
透析患者の数と年齢
患者総数:32万
80歳以上の高齢者、60歳台が増加傾向にあるが、他の年齢層は横ばいか減少傾向にある。
血液透析:97%
腹膜透析:2.7%
透析患者の全身状態の改善は不十分
心不全 x36 脳血管障害死 x8、肝炎/肝硬変 x10 など7倍の死亡頻度
不十分な尿毒症物資の除去によると考えられる
蛋白結合分子の除去の向上が課題
研究:セルロースビーズ、活性炭による蛋白結合分子の吸着
2019年6月5日
慢性腎臓病とウレミックトキシン
新潟大学医歯学総合病院 血液浄化療法部
准教授 山本 卓
腎研究センター
臨床、研究、
腎臓のはたらき
1、尿をつくる
老廃物(ウレミックトキシン)の排泄
体液の調節
電解質、酸塩基バランスの調節
2、内分泌
レニン-アンギオテンシン-アルドステロン
エリスロポエチン
ビタミンD
慢性腎臓病の症例提示
慢性腎臓病 CKDの定義
e(estimate) GFR 60ml/分未満
腎臓の障害を示唆する所見が認められる。
以上が3か月以上継続する。
CKDの分類
原疾患と蛋白尿区分~GFRの程度で分類される
腎臓病と心血管系イベント
糖尿病より、CKDの方がリスクが高い
かかりつけ医から腎臓専門医への紹介基準
3か月以内にGFRが30%以上の悪化は速やかに紹介
CKDの原疾患
糖尿病(43%)>慢性糸球体腎炎(18%、減ってきている)>腎硬化症(15%)
高齢者の透析患者が増えている
地方では、今5-6年後には減少するのではないか?
透析患者の数と年齢
患者総数:32万
80歳以上の高齢者、60歳台が増加傾向にあるが、他の年齢層は横ばいか減少傾向にある。
血液透析:97%
腹膜透析:2.7%
透析患者の全身状態の改善は不十分
心不全 x36 脳血管障害死 x8、肝炎/肝硬変 x10 など7倍の死亡頻度
不十分な尿毒症物資の除去によると考えられる
蛋白結合分子の除去の向上が課題
研究:セルロースビーズ、活性炭による蛋白結合分子の吸着