鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

No.569 (ほたる多職種研修会 第2回)

2015-10-22 17:41:34 | 日記


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ほたる多職種研修会 第2回
テーマ:認定看護師の活動を知ろう! ~各分野の紹介~
日時:平成27年10月21日 18:45~20:30
場所:鶴岡市先端研究産業支援センターレクチャーホール
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本年度2回目となるほたる多職種研修会を行いました。

今回は、荘内病院の糖尿病と救急の認定看護師二人をお呼びして、認定看護師が院内および地域でどんな活動を行っているかを学びました。認定看護師は、病院だけではなく地域で活動することも求められており、地域の財産でもあります。今回講師を務められたお二人とも、地域での活動を望んでおり、地域での勉強会や事例の相談など積極的に行っていきたいと、大変意欲的でした。頼もしい限りです。


1、開会


2、講演

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「糖尿病認定看護師ってどんなことしてるの?」
 荘内病院 糖尿病認定看護師 宅井 さやか氏
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認定看護師:地域での活用が求められている

役割: 実践、指導、相談

・血糖パターンマネジメント
 患者自身で考えられるようになるために援助する
 ネガティブな指導はしない、 

・フットケア
 予防的フットケア(傷ができないようにすることがおもな目的)
 ほめる、ねぎらい、会話のキャッチボール、本音を引き出す、
 傷ができたら、WOCへ依頼 

・ケアシステム立案
 糖尿病教室などを楽しく、わかりやすく行う技術
 糖尿病教室(月1回第2金曜):誰でも参加可能

実践内容
 ・フットケア(糖尿病合併症予防管理料算定)
 ・透析予防指導
 ・インスリン導入支援
 ・生活調整支援
 ・糖尿病教室
 ・透析患者の血糖コントロール支援
 ・妊娠糖尿病の支援

病院外での活動
 庄内糖尿病オールサポートネット の立ち上げ
  庄内全体での研修会(糖尿病に関わる医療者)
 日本糖尿病教育看護学会主催研修

相談(コンサルテーション)
 相談した人がスキルアップできるように
 糖尿病に関することならなんでも受ける
 
70歳以上の男性の4人に一人は糖尿病

地域から活用していただきたい
 ・研修会、
 ・事例相談 (メールでも可)
 ・糖尿病認定看護師になりたい

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「救急看護認定看護師の役割について」
 救急看護認定看護師 宮崎 隆寛 氏
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出身:北海道名寄
H21 鶴岡市立荘内病院入職
H24 DMAT資格
H26 救急看護認定看護師資格取得

2次救急指定病院としての荘内病院の救急の現状
 救急患者総数は減っているが、救急入院患者数、救急搬送患者は減っていない(休日夜間診療所が開設以来)
 →救急受診の適正化が進んでいる

救急センターの様子
 動画で紹介

課題
・救急利用の増大・多葉化
・たらいまわし
・医療体制と救急隊との連携
・受入能力の限界

山形県の認定看護師は全国的にみると少ない

地域でやりたいこと
 事例検証会
 学習会
 情報発信 ICLS

 高齢者の救急搬送を減らすための取り組み


3、質疑応答・意見交換

4、謝辞

5、閉会
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