市原シニアアンサンブルこすもす(ISE)

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演奏会鑑賞報告 (6月16日 hirokoさん)

2013-06-17 09:36:41 | 日記

6月16日(日) 八千代交響楽団 八千代市市民会館 大ホール プログラム ヴェルディ 「アイーダ」より凱旋行進曲 メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 カリンニコフ 交響曲第1番

 今回は1時間あまり電車にゆられて八千代まで行ってきました。 東葉高速鉄道の八千代中央駅より歩いて7、8分のところに八千代市市民会館がありました。 市原市市民会館も五井駅からこの位の距離だといいのにと思いながら、きれいな並木の通りを歩きました。八千代市市民会館はとてもきれいでびっくりしました。 それもそのはず、昨年耐震、改修工事をして、今年の4月にリニューアルオープンをしたのだそうです。 床も天井もきれいで、反響板も一新されたのだそうです。 ついでにトイレも覗いてきましたが、すべて自動で最新式、ピカピカでした。
今日はコンチェルトもプログラムに入っていて、立派な会場で、しかも無料でした。 八千代市1%支援制というのがあり、その支援を受けているのと、広く募金を募っているのだそうです。 八千代市民の文化活動に対する関心の高さがうかがえます。

さて、演奏会の方も素晴らしいものでした。 「凱旋行進曲」はトランペットのファンファーレに始まるお馴染みの曲ですが、一つ面白い演出がありました。 曲の中ほどで演奏されるトランペットソロを見たこともないような長いトランペットで演奏したのです。 全長1メートル以上はあるでしょうか。 しかも奏者が舞台の両袖に立ち、朗々と奏でたのです。 圧巻でした。 パンフレットによるとヴェルディがエジプト文化を意識し特注したという「アイーダトランペット」というものだそうです。これを見られただけでも来た甲斐があったというものです。
メンデルスゾ
ーンのヴァイオリン協奏曲は知名度第1位の曲です。 ソリストは小川寛子さんで、ウィーン国立音楽大学を首席で卒業された才媛で、今年ソロアルバムを発売し、後進の指導にも力を注いでいらっしゃる方だそうです。 帰りにロビーで、CDの販売とサイン会をやっていました。 メンコンはいろいろな演奏を生でだったり、CDでだったり聴きましたが、今日の演奏はとても心地よいというのがぴったりの表現だと思います。 1楽章、3楽章などは素晴らしいテクニックで演奏しているのですが、気負いのないさらっとした美しさといったらいいのか、うまく表現できませんが、迫ってくるのではなくそのまま染み込んでくる音でした。 特に2楽章ではそれを強く感じました。 とにかく優しい音色で心に染み渡る感じがしました。私は迫力のある、力強い、緊張した演奏が好きですが、こういう美しく透明感のある爽やかな演奏もいいものだと思いました。
カリンニコフ交響曲第1番は以前幕張フィルが演奏したのを聴いたことがあり、二度目でした。 曲としてやはり馴染みがないので、こんな曲だったかなと思いながら聴きました。 第1楽章は弦合奏と管との対比がくっきりと出ていて良かったと思いました。 第2楽章では、ハープとヴァイオリンでなんとも不思議な雰囲気を醸し出し、やがてオーボエ、クラリネット、フルートとソロで美しい旋律を次々と奏でていくところが印象的でした。 第3楽章は始め明るく軽快な感じから突然寂しく暗いイメージの曲になりまたもとの明るい曲想に戻るところがなにかを暗示しているのかなと思ったりしました。 そして第4楽章へ、第1楽章で出てきたような旋律で始まり、最後コーダは素晴らしい盛り上がりをみせ、興奮のうちに曲は梅雨空を吹き飛ばすような勢いで終了しました。

 外へ出ると雨が上がり、なぜか爽やかな気持ちで帰路につきました。 毎日曜日は音楽三昧です。
来週は東京まで出掛けてみようかと思っています。 私の母校のOBオケの演奏会が杉並公会堂で行われます。 楽しみです。 hiroko

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