千葉市民会館 大ホールにて 幕張フィルの演奏会へ行って来ました。 もう5、6回も聴いたでしょうか。弦のきれいなオーケストラです。 演奏曲目は、ベートーベンのコリオラン序曲, メンデルスゾーン Vn協奏曲, チャイコフスキー 交響曲第5番でした。
「コリオラン」は先週他のオケで聴いたばかりですがなかなか良かったです。当然のことでしょうが、無音の部分がくっきりしていて、メリハリのきいた演奏でした。
ヴァイオリン協奏曲はソロの長谷部恵美さんの堂々とした余裕ある演奏で落ち着いて聴くことができました。最初から最後までソロが際立って聴こえ、オーケストラがじゃましない控え目な演奏で、とてもいいバランスだったと思います。
チャイコフスキーの5番はもう本当に素晴らしい演奏でした。とにかく弦の合奏がきれいです。いかにもチャイコフスキーという1楽章のフレーズなどはしびれました。2楽章の出だしの弦合奏の重厚な響きの上にホルンがのるところで、ホルンのソロは間違いなくきちんと吹いていて素晴らしかったのですが、なにか物足りない気がしました。 あまりきっちり吹きすぎて、心に響いてこないという感じでしょうか。ちょっと残念です。3楽章のワルツは楽しい気分にさせてくれます。3楽章最後に4楽章の主題がかすかに聴こえてくるところなど、ワクワクして次の楽章を心待ちにしました。4楽章はもう圧倒されるボリュームの演奏で、息つく間もないほどの素晴らしさに聴き入りました。楽しかったです。
hiroko