私が所属する茂原交響楽団の指揮者の土田先生が千葉市管弦楽団を指揮するマーラーの交響曲第9番の演奏会に行って来ました。
マーラーの交響曲第9番は初めて聴く曲です。勉強不足でCDでも、テレビ、ラジオでも聴いたことがありませんでした。今日の演奏会はこの一曲だけで途中に休憩も入りません。一時間半もの大曲です。
初めて聴くので、うまく説明できませんが、1楽章は様々なメロディーが出てきて、時に激しく、時に美しく縦横無尽に絡み合い30分もの長さでした。なんなんだろうこの曲は…というのが正直な感想です。 2楽章はガラッと雰囲気が変わって楽しげなメロディーやリズムが溢れた楽章でした。 3楽章は出だしから圧倒されるような感じでした。 管楽器の不思議なリズムやフレーズはマーラー独特のものでしょうか?ホルンがほえていました。 どこかで聴いたような…。終楽章かと思えるような盛り上がりで、思わず拍手をしたくなるような終わり方でした。 4楽章は弦のダイナミックな合奏に魅せられました。マーラーの5番の4楽章アダージェットのような、弦の響きに圧倒されました。最後は消え入るように終わり、指揮者もオーケストラも少なくとも30秒くらいは動かずに余韻を味わっていました。1時間半の長い曲ですが、終わってみればあっという間でした。軽く疲れが残るような気分です。
hiroko
グスタフ・マーラー(1860~1911)の肖像画です。交響曲第9番はわずか2ヶ月で完成!KenM