◆先日、あるシニア施設で、演奏をしました。私の呼びかけに応じてくれた総勢11人のメンバーでの、楽しい演奏会でした。”技量の巧拙よりも、みんなと楽しもう”が、コンセプトでした。中には、プロ級のプレイヤーもいましたが、自分で言い出した手前、曲決め・練習・本番と、私がイニシアティブを取ることになりました。勿論、私はバイオリンを担当したのですが、言い出しっぺの特権で、1曲歌を歌わせてもらうことにしました。
◆私は、学生時代、あるバンドに所属して、ボーカルを担当していましたが、人前で歌うのは、それ以来のことです。多少、不安はありました。「上がってしまって、しどろもどろになったら、どうしよう」
◆本番当日、それは、杞憂に終りました。自分でも不思議なくらい、全く緊張せずに、楽しく歌えたのです。40数年前の頃と同じように歌えた、と思います。
◆バイオリンを人前で弾く時は、緊張します。最近は、その度合いが薄れてきましたが、以前はひどいものでした。舞台に立つと(50代で習い出した、音楽教室の発表会の場面が多かったのですが)、あがって、弓がふるえ、満足に音が出ないのです。いい年をして、情けなく、「もうやめてしまおう」と何度も思いました。先生は、「徹底的に恥をかけば、慣れますよ」とのこと。しかし、徹底的には、恥をかこうという気がせず、そのうち、ソロで弾くのは、やめてしまいました。
◆「なぜあがってしまうのか」「学生時代は、そんなことはなかったのに」―あがらないために、色々な方法を試してみました。かなり酒を飲んでから、舞台に立ったこともあります。でも、ことごとく失敗しました。私は、その時思いました。「もし、自分が、この発表会の全ての人達の中で、一番上手であれば、あがることはないのではないか」と。しかし、その時は、永遠に来ることはありません。私は、何度も、バイオリンを叩き割って退場する場面を想像しました。
◆シニアアンサンブルで、かなりの場数を踏んで、最近では、以前ほどはあがらなくなりました。「上手くなったから」と思いたいのですが、結局は、以前より、図々しくなっただけなのかもしれません。
4/9(木)練習日記
-茶摘み、LET IT BE、HEY JUDE、ペルシャの市場にて、ひまわり、百万本のバラ-
5月の「ぬくもりの郷」、6月の「なの花会」での演奏候補曲を、練習しました。特に、前半の3曲は、かなり細部にわたり、指導を受けました。今までリズムが合わなかったビートルズの曲も、何とか恰好がついてきたように思います。私は、難しいリズムの部分は、全てスラーをとって練習して、やっと合うようになりました。この方法は、”お奨め”です。
(2015.4.9 菅野)
suganoさんのあがりの体験談面白い!カンナンシンクを乗り越えて~今や落ち着き払ってソロもこなすバイオリン弾き、どっかのタンゴバンドでバイオリンマイク付けてスピーカーからソロ演奏を流してるといううわさがありますから。それから、大野先生の書かれたビートルズの<ややこしい楽譜をこなす><sugano method>が登場です。私はこなせないのでどんどんウツが激しくなっています。オールスラーで弾いてみろ、そしたら道は開けるぞというsugano methodは、弦には良さそうですね。管は息継ぎするからどうなるんだろ? KenM