指揮:土田政昭
プログラム:チャイコフスキー「白鳥の湖」の序奏と第一幕の情景 チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲(瀬崎明日香) ラフマニノフ 交響曲第2番
開演5分前に会場に着きました。 会場は満員で席を探すのが大変でした。 席に着くとすぐ演奏が始まりました。「白鳥の湖」はいい感じの雰囲気で演奏が始まり、さらにもっと聴きたいなと思ったところで終わってしまって、なにか中途半端な感じがしました。演奏は申し分なく素敵でした。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は瀬崎明日香さんのソロで演奏されました。 まず、音色が素晴らしかったです。どうしたらあんな深い音を出すことができるのでしょうか?低音の響きの美しさ、高音のフラジオの澄みきった音、感動しました。そしてテクニックの素晴らしさ、なんて速く指が動くのでしょう、なんて軽やかに弓が弦の上を踊るのでしょう、と思いました。プロのテクニックを目の当たりにして圧倒されました。さらに、表情の表し方も素晴らしかったです。
バックのオーケストラがうまくついていけなかった部分もありましたが、ヴァイオリンソロで十分カバーされて余りあるものがありました。時には甘美なメロディーを時には荒々しいほどの力強さを聴衆に訴えかけてきました。今日の千葉管の演奏会に来た目的はラフマニノフの交響曲第2番を聴くためでした。 でも思いがけなく、素晴らしいヴァイオリン協奏曲を聴けて嬉しかったです。
さて、休憩の後いよいよラフマニノフの交響曲第2番です。千葉管の指揮者は私の所属している茂原交響楽団と同じ土田政昭先生です。しかも次回の茂原の定演で同じラフマニノフの交響曲第2番を演奏することになっているのです。千葉管のラフマニノフほどの仕上がりにあと2ヶ月あまりで到達するでしょうか?とても心配です。
演奏は素晴らしかったです。4楽章出だしが揃わなかったとか気になることもありましたが、演奏が終わった時の満場の拍手とブラボーの声を聞くと本当にいい演奏会だったと思いました。
この最後の拍手のために、私も毎日の練習に励むことにしましょう。
hiroko
写真はプログラムからコピペの瀬崎明日香さんです。 KenM