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ブリッジ・オブ・スパイ

2016年01月20日 | 映画
アメリカとソ連が冷戦状態にあった1957年。
スティーヴン・スピルバーグ監督×コーエン兄弟(&マット・チャーマン)脚本による実話の映画化。



イギリス秘密情報部員ジェームズ・ボンドを主人公にした007が創られたのが1962年であり、スパイ合戦していた時代だったのですねぇ~。

アメリカ、ソ連、東ドイツ間で行われたスパイ捕虜の交換を、その橋渡し役となったアメリカ人弁護士をとおしてギリギリの交渉が行われる。
ちょうど壁が築かれていくベルリンも描かれる。

実話なので、その後の主人公と捕虜たちについて幕後に紹介されたところによれば、成功してよかったと思った。


交渉に垣間見られる国家の意地は、iinaが採り上げた意地×意地のようにも思えた。

  
  

コメント (20)    この記事についてブログを書く
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20 コメント

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TB (Subterranean サブタレイニアン) さん へ (iina)
2016-06-03 11:21:48
>私の中のスピルバーグのイメージって“天才若手映画作家”・・・もうすぐ70歳なのに。・・・どの作品も明確に“スピルバーグ印”ってのが刻印されている上に、時代に迎合し過ぎないので、・・・経年劣化ってのを感じないんですよねぇ。
なるほど、なるほどな御意見でした。φ(..)メモメモ
ファンなのですね。

“信念の人”を題材に、また秀逸な作品をわれわれに提供してくれました。

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TB  (西京極 紫の館) さん へ (iina)
2016-02-15 09:00:36
珍しく遅い西京極さんの本作のブログ・アップでした。

>捕虜交換の場所が橋・・・スパイの交換の交渉役ドノヴァンが架け橋・・・
巧い掛詞になってました。

>ソ連のスパイ・アベル役を演じたマーク・ライランスが素晴らしい。
淡々とした風貌にも強い意思が感じられました。^^

本作とは、まったく関係ありませんが、次のような「まちがい電話」を題材に、一篇のドラマに仕上げられそうでした。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/978f355a221c64577c983ff4ac3f5221

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TB  (ここなつ映画レビュー) さん へ (iina)
2016-02-14 11:35:40
1件の案件をそれぞれ独立した案件と考えるのではなく、まとめて1件とする考え、保険を掛けておくなんて保険担当の弁護士でよかったです。

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もののはじめのiinaさんへ (ryoko)
2016-02-08 10:07:01
スパイは大変です。
国家機密を守り通しても、絶対疑われ続けるって…あんまりやないか~とも思うけれど、実際寝返った人もいたわけですし。疑心暗鬼ですね。

ドノバンの慧眼ですね。流石、保険専門の弁護士さんですわ。

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トラコメありがとうございました。 (mori2)
2016-02-04 21:32:19
書いておられますが、実際の国家間の諜報活動なんて、“007”のような派手なものではないんですよね(当たり前ですが)。ただ、この映画が描いてるような、国家間の最重要と思える案件の交渉が、あんな形で行なわれていたっていうのは、ホントに意外でした。
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TB (映画の話でコーヒーブレイク) さん へ (iina)
2016-02-03 09:46:47
>捕虜になっているうちに国家機密を漏らしたのではないか? 寝返って二重スパイになるのではないか?
生きて自国に帰っても、そのように疑われるのは辛いでしょうね。ある程度の期間は、監視されるのでしょうネ。

>死刑が確実と思われたアベルだったが、ドノバンの弁護により懲役30年で裁判は終わる。
将来の捕虜交換を予想して、敵国のスパイを保護することで保険をかけておいて正解でした。^^

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「もののはじめのiina」さん、コメントをありがとうございます (クマネズミ)
2016-01-28 11:31:14
確かに、本作については、渡辺祥子氏が言うように、「誠実なドノヴァンとソ連スパイの間に通じ合う気持ちを人間味のある会話を通して描いたのがスピルバーグの映画らしいところ」という評が「妥当」なのかもしれません。ただ、起伏に乏しい作品で、もう少し映画的な盛り上がりが必要なのでは、と思いました。

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TB (映画的・絵画的・音楽的)さん へ (iina)
2016-01-27 10:33:13
>誠実なドノヴァンとソ連スパイの間に通じ合う気持ちを人間味のある会話を通して描いたのがスピルバーグの映画らしいところ
渡辺祥子氏の評価が、ドノヴァンの態度も通して妥当な気がします。

スティーブン・スピルバーグの『戦火の馬』を、テレビ放送を録画して今年にみました。こちらも、じんわりとした秀逸な映画でした。^^

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もののはじめのiinaさん、どうも。 (Ageha)
2016-01-26 13:11:42
やだやだとかいいながら、報道を鵜呑みにして
さっきと今とで人を見る目が変わるってのは
案外フツーにやってしまってますから、
人の振り見て我がふりなおさないといけませんね。

一人一人がいい人でも、その国をひっぱっていく誰かがとんでもなかったり、
逆に、その会社はええ会社でも、
たったひとりが何か事件や不正をおこせば潰れちゃったり。
・・・・・いくらでもあるあるな、
悪い意味でのONE FOR ALL、ALL FOR ONEなとこ。
一人がどんなにがんばっても、その肩書きや所属で誤解されていっしょくたにされたり、
誰もわるくないのに、たったひとりのせいですべてがパーになったりというやつ。

私らは用心して、怖がってるだけなんですが
偏見を持たずにほんとうを見抜く目ってなかなかむずかしいですよね・・・。

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2トラックバックにコメントします (iina)
2016-01-26 12:55:29
(C’est joli ここちいい毎日を♪) さん へ
>最後まで緊張感もっているのに、ちょっと皮肉ったり感動したりってなんかうまいな~って思ってしまいました。
おとなの童話のようなストーリでした。^^

思えば、『ターミナル』もそんなハッピーエンドにほっこりする映画でした。




(★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★)さん へ
>久々に父を誘って試写会で観てきました。
試写会に当選とはうらやましいです。そのうえ親孝行にもしたとは・・・。^^ 

『 ノーカントリー 』も見ていますょ。 ノープロプレム!
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/86ae8794b3abb9a0d57e96ee870318ce


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コメントありがとうございます。 (Posted by 映画好きパパ )
2016-01-25 11:13:36
保険会社も、精緻な計算をしないと損をかぶるから、
再保険をかけたり大変ですね。
ドノヴァンは、ベルリンに行ったりして、交通費は
ちゃんと政府が払ってくれたのか、ふと気になりました。


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もののはじめのiinaさま (テクテク)
2016-01-24 10:38:45
こんにちは
確かに商品や企業をアピールするCMに起用するには
クリーンなイメージである事が第一ですよね

人間はどこで何をやらかすか分からない愚かな生き物なので
CMには歳を取ることもなく悪さをしないような
漫画などのキャラクターを起用するのが
企業としては一番安全なのかもしれません

例えば、ミッキーマウスとかキティちゃんとか…

ミッキーマウスとキティちゃんは
私が幼少期から存在していた人気キャラですから
40年以上も第一線で好感度を保ち続けている
人間が作り出した理想像という事なのでしょうね

そうやって考えると
理想像のような人物は現実的には実在しない…って事の
皮肉的な象徴のようにも感じてしまいます

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iinaさんへ (ituka)
2016-01-23 09:59:34
スパイ交換なので互いの駆け引きなど緊張感ありました。
1体2という変則技を見事に成し遂げたドノバンの力量に尽きますね。

こういうのを見て日本政府も北の国との交渉を進めてほしいところです(笑)

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4トラックバックにコメントします (iina)
2016-01-22 11:41:44
(シネマ親父の“日々是妄言”) さん へ
>旧社会主義国家が、裏では国家間で激烈な主導権争いを繰り広げていた・・・
いま社会主義国家の某国では、スパイ容疑で逮捕していますから、政治的思惑からしょっ引くことが出来るので、
観光客といえども危険地帯なのだと認識する必要があります。

例えば、軍事施設と知らないで写真を撮るなんてことをしがちです。




(映画好きパパの鑑賞日記) さん へ
>ドノヴァンは戦時中OSS(CIAの前身)の顧問弁護士だったそうで、国際政治にまったくの素人というわけではないようです。
そんな身上があったのでしたか。保険にからむ弁護をしていたことから、保険を掛けるという手法も考えついたのでしょう。
我々でも、負ける確率の高い賭けをするときに、別に勝てそうな賭けをして負けを補おうと「保険」を掛けることがあります。

その昔の「三億円事件」は、強奪された銀行が保険を掛けていて被害額を弁償したもらいました。更に、その損害保険会社は
海外に再保険を掛けていて、結果的にわが国では損害を被らなかったそうです。
ただ、捜査に3億円以上を掛けてしまいました。




(ペパーミントの魔術師) さん へ
>アベルの裁判後と人質交換成功後の、列車内でドノヴァンをみる乗客の反応の対比、・・・人が自分を見る目がコロコロかわったり。あーやだやだ。
松本サリン事件では、誤認逮捕された方への報じ方から、当方もてっきり犯人だと思ってしまいましたから、われわれも
そんなことを考えそうで、自身が怖いです。




(勝手に映画評) さん へ
「君もしくは君のメンバーが捕えられ、あるいは殺されても当局は一切関知しない」任務を、よく引き受けたものです。
正義感の強い弁護士だったのですね。

主人公ドノヴァンは戦時中OSS(CIAの前身)の顧問弁護士だったというブログもありましたが、さもありなんな対応でした。

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4トラックバックにコメントします (iina)
2016-01-22 10:57:07
(映画と本の『たんぽぽ館』) さん へ
事実に基づくストーリーにはやはりパワーがありました。

満足度の高い観賞評価でした。^^




(そーれりぽーと) さん へ
>政治的思惑と人道的見地の狭間で、全部を相手に危ない橋を渡り歩いたのは、一弁護士だったと言う驚き。
国家間の思惑があるのはいえ、よくこんな任務を引き受けたものです。

捕虜交換の場面は、1962年に実際に行われたグリーニッケ橋で撮影したそうです。




(水曜日のシネマ日記) さん へ
>スパイ容疑・・・の弁護を引き受けた報道後の世間の様子と・・・交換に成功した報道後の世間の様子。
スキャンダル好みで浮気性な世の中は、いまも昔も大差なさそうです。

好感度な印象をアピールするCMに、スキャンダルはイメージを下げるものですから、差し替えも仕様がなさそうです。




(日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~) さん へ
ソ連のスパイ役の俳優は、うまかったですね。
ひょっとすると助演男優賞をゲットするといいです。

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4トラックバックにコメントします (iina)
2016-01-21 10:04:22
(パピとママ映画のblog) さん へ
>ソ連のスパイ・・・の国選弁護人に選ばれたドノヴァンは、アベルにも正当な裁判を受ける権利があることを主張し、世間の逆風に立ち向かうが・・・
敵国に捕まっても決して祖国を売らないアベルもよく、任務を追行するのを尊重してあげなくてはとは、戦時中は考え難いところを突いていました。



(映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~) さん へ
1対1と思っていたスパイ交換に伏兵がいたり、交換後のその後の貢献に喜ばしく思いました。

ソ連側に抱擁はなかったですが、アメリカ側は上官との抱擁がありましたょ。



(事務職員へのこの1冊) さん へ
>「きみは、不安じゃないのか」 ― 「それ(不安)は役に立つのか?」
何度か使われる遣り取りでした。スパイの言葉だけに、リアルでした。

ソ連のスパイが好い味をかもしてました。^^




(♪HAVE A NICE DAY♪) さん へ
>派手さはないけど面白かった。
秀逸な作品でした。^^

たしかに我々でも、負けそうな賭けをするときに、一方にいかにも勝てそうな賭けをして負けを補おうと「保険」を掛けることがあります。

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(更家) さん へ (iina)
2016-01-20 15:36:25
十露盤を(そろばん)と読ますのですか、なるほど十進法を計測する算盤ですものね。

掛川城を木造で再建したのは、いまの流行なのでしょうか。名古屋城も木造で造り直す案もあるようです。

それに、新幹線の駅の中に、”木造”駅舎の掛川駅はとても珍しいです。なにより、「うな重」がおいしそうです。

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(延岡の山歩人k) さん へ (iina)
2016-01-20 15:17:01
大船山を「おおふな」と呼ばずに、「だいせんざん」と読ますのでしたか。"たいへん"な思い込みのように思えます。(^^ゞ

ミヤマキリシマツツジ の霧氷の花は、春を待ちきれぬように咲いています。

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実話 (更家)
2016-01-20 10:13:26
スパイ捕虜交換のストーリーが実話に基づく、というのに惹かれますね。
やはり、スパイ映画は、実話だとリアリティがあって、ドキドキしますものね。
東西冷戦が終結した現代だからこそ、こういう暴露資料がどんどん出て来るのでしょうね。
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お早うございます (延岡の山歩人k)
2016-01-20 07:07:32
スパイ
捕えられたスパイの運命は・・・
考えると恐ろしくなりますが

 >アメリカ、ソ連、東ドイツ間で行われたスパイ捕虜の交換
実際に このような事が 有ったのですね \(◎o◎)/
成功して ほんとうに良かったと思います

 >交渉に垣間見られる国家の意地は・・・
さすがiinaさまでした。
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