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必ずコメントに参ります by iina

2014年07月29日 | ことば遊び
「武」 を「ほこを止むるを武と為す」と、春秋時代(前722-481年)に説明されている。
 「戈を止める」すなわち「武器を使わないようにする」さらにいえば「戦をなくす」意味となる。
相手を攻撃するのが本当の「武」ではなく、無用な争いを避け防御をするために使うのが「武」と考えられていた。

しかしながら、「止」は足跡の形であり、ひいて歩くことを意味する。
したがって、戈をたずさえて行進するというのが、「武」の字の意味であり、まさしく武力を行使することだった。

「武」は、文と並ぶ徳の名とされ、文徳に対して武徳といい、文と武は元来一徳であったともいわれる。
つまり、前述の意味は後年に解釈されたもので、元々は「いさましい、たけし、つよい」の意味だった。
 


コメント (11)    この記事についてブログを書く
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11 コメント

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 (らいちゃん)
2014-07-29 05:54:51
「武」は、いかにも強そうな漢字です。
私の友人にもこの漢字を使用した人が数人いましたが、昔は名前によく使用されていたようなきがします。
武は「戈ほこを止むるを武と為す」。画像でよく分かりました。

>むかしは、寝台列車に1席を緊急に乗る客のために空けていました。「危篤」の電報を見せて乗り込むと座らせてくれました
そのような制度があったのですね。
乗務員と懇意にしているといろいろな情報が入手できますね。
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お早うございます。 (延岡の山歩人K)
2014-07-29 06:25:53
 >相手を攻撃するのが本当の「武」ではなく、無用な争いを避け防御をするために使うのが「武」と考えられていた。
まさに武道の心得ですね

 >まさしく武力を行使することだった。
考えられていた事と実際には違っていたという事でしょうか?

集団的自衛権行使容認も考えていたことと
実際には違わないでほしいですね

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Unknown (焼酎学生)
2014-07-29 08:55:07
日本文化の師であった古代中国。そのまま磨き上げていれば、とっくの昔に世界をリードする、真の大国になれていたと思います。
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3コメントに φ(..) (iina)
2014-07-29 09:13:45
(らいちゃん)  へ
サギは、車窓によく見かけます。たちの悪いサギも、街中に出没するらしいです。

それほど、頻繁に見るものですから、お祭りの山車の飾りつけ(例、新湊曳山)にもなっています。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/aa909b62f8c287df2605070147e5443f

もっとも、猛々しい勇士も飾り物に向いています。




(延岡の山歩人K) さん へ
大崩山登山は、見るから岩だらけの足場を登るのですから、大変そうです。

  大崩れ して名を残す 山ありき / iina

ところで、気をもたせましたが、
争いを避け防御するための「武」は、後年に解釈されたもので、元々は「いさましい、たけし、つよい」の意味でした。




(焼酎学生)さん へ
オリエントな古代ギリシャや領土を広げすぎたローマ帝国も滅亡しましたから、大国はいずれ内側から崩れゆくもの
なのかも知れません。
腐った箇所から、少しずつ蝕まれていくもののようです。

雲が高くて、秋の空のようです。

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 (コスモタイガー)
2014-07-29 09:28:57
面白い話ですね~。
まさに今、旬?な話題にもリンクしますし。
まぁ、どんなに制度やルールを厳格化したところで、結局はそれをどう運用するかは我々一人一人の心の問題、といったところでしょうか。
集団的自衛権の問題も、私たちはともかく、わが子が成人したころにはどんな日本になっているのやら。
子を持つ親としては、他人事にはできませんが、そういう人たちを選んだのも、元をただせば、我々国民ですしね。
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(コスモタイガー)さん へ (iina)
2014-07-29 10:20:14
真夏に、正月のあいさつをされ、雪景色とともに涼しさをもようしながら不思議な面持ちになりました。 (^^ゞ

中山道を列車に揺られて巡回するとは、いいですね。
よくみやると「小野小町塚」を見つけました。
iinaも小野小町が開湯と伝わる小野川温泉の湯につかったのでアドレスを置いて参ります。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/aa361882212d363a7d4998feee09778b

iinaも、いま古い記事を掘り起こしていますが、カテゴリー別にリンクする作業中です。
その一例が、「京都観光一覧」のような記事です。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/c23546173817f09ac55eda7649b92c8d

「古池や 蛙飛び込む 水の音」をもじって、
ふるいけや 書かずにおかず ものならば / iina



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武子さん (野の花)
2014-07-29 16:36:37
友人に 「武子さん」という方がいらっしゃいます。

さっぱり年を取らない、愛くるしいお顔立ちで・・

字だけ見て ご両親はなぜこの字を選ばれたのかな?
と思っていました。

武には こんな深い意味があって、(そうなのか・・)と
合点がいきました。
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文武両道 (勿忘草)
2014-07-29 22:48:57
僕の苗字には武が付いていますが
僕にとっては文武どちらの徳も縁がありませんでした。
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2コメントに φ(..) (iina)
2014-07-30 08:08:20
(野の花) さん へ
北の国では、はやくもコスモスが咲きましたか。
イッキに夏が、通り過ぎるかのようです。



(勿忘草) さん へ
風鈴のような小さな音色でも、聴く者によっては気になる音になります。ましてアパート、マンションには、
いろんな人が生活しています。

水うちわなるものが、あったのですね。たくさんもらっているので、水につけてあおぐことにします。

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iina様 (コスモタイガー)
2014-07-30 13:09:35
ご訪問ありがとうございます。
記憶をたどってマイペースで書いてるものですから、季節感0ですみません。
逆にそんなとぼけたところを楽しんでくだされば幸いです。

小野川温泉を含め、福島県もぜひ訪問してみたいです!
鉄道で通ったことは何度かあるものの、降りたことがないので。
昨年の大河ドラマの舞台の会津でしたし、「成せばなる」の上杉鷹山にも興味あります。

その上杉鷹山の師、細井平洲は、名古屋市の南隣、愛知県東海市の出身です。
東海市には細井平洲がらみの史跡がいくつかあり、ここも好きなランニグコースの1つです。
「気になる古道」シリーズでそのうち書こう書こうと思いつつ、旧街道編を優先しているため、なかなか書く時間がありません。

京都も旧街道runの三条大橋は別にして、のんびり観光は、もう何年もしてません。
鞍馬とか美山地区、行ってみたいなぁ。
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