むかし、「貨幣」を貝貨(ばいか)といった。
現在、貨、財、販、買、貸、貴、賎、費、贈、賑といった漢字に貝が含まれるのは、この貝貨が使われていた名残りである。貝貨は青銅貨が広まる春秋時代まで使われたとされる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/ee/1da6c9a88141f931006e4dad404472ac.jpg)
本来、「貨幣」は貴金属など普遍的な価値を持つ財貨そのものであり、昔から王侯がコインの鋳造権を独占して市場に流通させていた。
これらの貴金属による貨幣は運搬に不便であるだけでなく、摩耗による減価の問題もあったため、次第に貴金属との交換を保証された債務証書(手形)に置き換わっていった。これが「お札」つまり「紙幣のはじまり」といえる。
世界初の紙幣は、宋代に鉄銭の預り証として発行された交子(こうし)である。
(960年 - 1127年)
唐代から飛銭(ひせん)と呼ばれる役所発行の手形が用いられていたが、北宋になると商人によって交子・会子(かいし)と呼ばれる手形が使われるようになった。特に銅銭に比べて重く銭価の低い鉄銭流通が強制された四川・陝西では、全国一律で同じ価値を持つ交子は他地域との交易には欠かせないものとなった。交子は仁宗の頃から、会子は南宋になってから政府によって発行されるようになった。
この交子が、世界で最初の「紙幣」である。
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交子
現在、貨、財、販、買、貸、貴、賎、費、贈、賑といった漢字に貝が含まれるのは、この貝貨が使われていた名残りである。貝貨は青銅貨が広まる春秋時代まで使われたとされる。
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本来、「貨幣」は貴金属など普遍的な価値を持つ財貨そのものであり、昔から王侯がコインの鋳造権を独占して市場に流通させていた。
これらの貴金属による貨幣は運搬に不便であるだけでなく、摩耗による減価の問題もあったため、次第に貴金属との交換を保証された債務証書(手形)に置き換わっていった。これが「お札」つまり「紙幣のはじまり」といえる。
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(960年 - 1127年)
唐代から飛銭(ひせん)と呼ばれる役所発行の手形が用いられていたが、北宋になると商人によって交子・会子(かいし)と呼ばれる手形が使われるようになった。特に銅銭に比べて重く銭価の低い鉄銭流通が強制された四川・陝西では、全国一律で同じ価値を持つ交子は他地域との交易には欠かせないものとなった。交子は仁宗の頃から、会子は南宋になってから政府によって発行されるようになった。
この交子が、世界で最初の「紙幣」である。
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交子
現在の暮らしには、紙幣が欠かせないのに不勉強ですね。
大変参考になりました。有り難うございました。
>美空ひばりの病後に請われて「みだれ髪」を作曲したいきさつも興味深かったです。病み上がりだから高音域を避ける曲を作らないでと注文された云々ということでした
「みだれ髪」も素晴らしい曲です。
偉大な作曲家と超一流の歌手によって歌謡界に大きな財産を残してくれました。
紙幣は 字のとうり紙でできてますから
国家が安定していなければ お金の価値もなく
ただの紙ですね そういう意味では神ですね
平和のありがたさを 改めて認識します。
このような人を見つけたら放っておけないというのも、現代です。救ってあげるのも余計なお世話をしているようにも思えるし、
後で問題を起こされても困りますから、やはり集団の方に引き寄せることにならざるを得ないのでしょう。
> 貨幣が貝に由来するのは知っていましたが、紙幣が交子と呼ばれる手形からとは知りませんでした。
ずいぶん前に聞きかじってまとめていたのですが、ようやく今のタイミングで日の目をみました。
札束をいくら積んでもペットボトル1本しか買えない国もあるくらいです。
紙幣で買い物ができるなんて、考えてみると不思議なものですね。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/db5bda4f0c310ab39b602463a63fe088