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中国の「三戦」

2010年09月20日 | 雑感
中国の『三戦』とは、「世論戦」「心理戦」「法律戦」の三つの戦いを指す。

「世論戦」は、メディアやWEBネットに自国の有利な情報を流し世論を誘導する。
「心理戦」は、偽情報を流したり威圧したりして相手の意思をくじく。
「法律戦」は、先手を取ってルールを作り、法解釈を自国に有利なように進めるというもの。
古代中国の兵法「孫子」などの流れを感じさせる戦法だが、中国軍は2003年末に改定した「軍政治工作条例」の中に『三戦』を実施し、敵軍の瓦解工作を展開する」と公式に規定した。
 
今回の尖閣諸島沖で起きた中国漁船の領海侵犯事件では、中国側の一連の対応をみていると前述の三戦を忠実に実行しているように感じさせられる。

日本の巡視船が中国漁船に衝突したという主客転倒の偽情報を流したのが「世論戦」。
日本大使を連日のように呼び出し、日中交渉や要人来日予定を延期するなど対日強行姿勢を示して威圧したのが「心理戦」。
尖閣は中国大陸棚にあるので中国領土と主張するのが「法律戦」と、読める。

だが、尖閣問題で「三戦」を通して効果を期待するこは無理である。日本としては、中国人船長の刑事責任を法に基づいてきちんと追及することが、同類の違反行為を防ぐ抑止力とすべきだ。[読売新聞 18日夕刊]

中国は、百年の計を立てて事に当たるというから用心しなければならない。
日米に意思疎通が懸念されている昨今の情勢下を中国が探りを入れているように映るのが気がかりだ。果たして、船長だけの判断で日本巡視船に衝突したのか、背景に国家の意思が働いているように見えるが・・・。



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12 コメント

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おはようございます (ippu)
2010-09-20 06:14:23
≪中国の「三戦」≫
本当に困った問題ですね。
これも日本が軍事的に弱いからですが、憲法を改正して戦争に突入する方向に向かうのも困りますしね。
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Unknown (銭無のとっつあん)
2010-09-20 08:45:41
「三戦」は、国家的な戦略だけでなく、個人的にも、この方法で話を進めてきます。

正論で、対抗し、弱気を出しては、ダメです。
日本は軍事力も決して弱いものではないのですが、気持ちが、世論が、弱気を醸していきます。

毅然とした姿勢を示して欲しいです。
決して、この問題で、日中関係が悪くなることはないと思います。
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わからん国だ (鷲谷芝嵐)
2010-09-20 09:30:35
北朝鮮に次いでわからん国だね。北朝鮮と仲良くしている訳だ。
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コメントに m(__)m (iina)
2010-09-20 10:58:17
(ippu) さん へ
割引は、嬉しいです。
歳相応に見られても、男はそんなに気にしないと思うのですが、もちろん
人様ざまです。

反日デモも組織されたとすると、したたかな戦法を執っています。
そんな中国も、アヘン戦争でイギリスに負けていますから大したことはない
と思うものの、昨今では軍事費が増えています。
中国が恐れるのは、反日が政府に向かう内憂であろうと思いますが・・・。




(銭無のとっつあん) へ
彼岸花の季節ですね。
通勤していると、この季節では彼岸花が咲きはじめ、季節ごとの花々を
たのしんでいました。ことしは、激暑に散歩を自粛しており今年の今の
花を実感できていませんが、そろそろ再開したく思っています。
もっとも、2時から巨人-阪神戦があるので応援にテレビ前になります。

中国の「三戦」は初耳でしたが、防衛庁関係者では常識の知識なのでしょうね。
それを果たして政治家が認識しているかどうか不安になります。
自分の党のことより、幕末の龍馬ではありませんが国のことを憂えて欲しい
ものです。

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三戦 (らいちゃん)
2010-09-20 13:36:35
おっしゃる通りだだとおもいます。
中国は「三戦」を着実に実践しているようです。
中国が尖閣諸島を中国領土と主張し始めたのは海洋調査で資源の存在が確認された30年ほど前からのことです。
この問題については「世論戦」「心理戦」を実践しており、背景に国家の意思が見え隠れしています。
143人もの国会議員を連れてお辞儀訪中した小沢前幹事長足元を見られているように思います。
今回の尖閣諸島の中国漁船問題で前原外相には中国に遠慮することなく、毅然とした態度で結論を出して欲しいと思います。
そして、民主党政権には中国、韓国に対して正論を堂々と主張してほしいものです。
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次の手・・・ (鷲谷芝嵐)
2010-09-21 07:28:21
中国は、日本に対し次の手を打ってくるようですね。日本の外交力が試されますね。
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コメントに m(__)m (iina)
2010-09-21 09:56:48
(らいちゃん) へ
菊芋は、牛乳煮、バター焼き、フライ、スープ、味噌漬け、煮物にもなるとは、たのしみですね。
もちろん、観賞用にも使えるので一挙両得です。

親中国は政界では田中角栄以来の伝統で、この連中の特徴は東アジアの冷戦体制を
認識しないどころか、明確に否定する。これからのアジアはアメリカでなく、中国と考えている。
角栄の弟子である小沢は、反米親中国の流れをくむ危険な政治家と某氏が話しています。



(鷲谷芝嵐) さん へ
ここ2―3日は涼しく秋がきたかと期待していましたが、きょうは暑くて夏に逆もどりです。
紅葉がたのしみです。

中国の国際法を無視する卑劣な遣り方にあきれるばかりです。


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TB(遊爺雑記帳) さん へ (iina)
2010-09-24 09:30:29
中国の戦略は、したたかで近隣諸国の脅威になっています。
平和ボケした日本は、気がついたら尖閣諸島のような問題を突きつけられ右往左往させられそうです。
そのうち、沖縄も日本列島も中国大陸にのっているので中国領土だと主張され侵されるかも知れません。<怖>

http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/3a0dbb6723240595b52b25b85a1ef33c
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日本は三戦と戦う覚悟を (achan291)
2010-09-26 00:41:35
中国の日本政府への謝罪と賠償の要求を日本政府が拒否したことに­対し、中国はおそらく、フジタの4社員の訴追、判決とちらつかせ­ながら圧力をかけ謝罪と賠償の求めてくるだろう。まさに三戦(法律戦­、世論戦、心理戦)のうちの心理戦だ。結局、最後まで日本政府が­拒否することによってフジタの4社員が死刑となるだろうが、中国はあく­までも謝罪と賠償とは結び付けることなく国内法によって処理した­と強弁するだろう。これは完璧にシナリオができている。
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(achan291) さん  (iina)
2010-09-26 10:30:43
中国は、ヤクザのようですね。
ヤクザには譲歩するなが原則です。一旦、譲歩するとその譲歩の法的根拠を
責めたて、要求がエスカレートします。最初の厳しい対応が必要です。
こんどは謝罪と賠償を請求してきました。
盗人猛々しいとは、このような中国を指します。

政府の対応には、憂鬱な気分です。
普天間問題につづき、尖閣諸島に またかとの思いです。
再た「沖縄」でした。
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