山種美術館で、速水 御舟(はやみ ぎょしゅう、1894年(明治27年)8月2日 - 1935年(昭和10年)3月20日)の絵を鑑賞してきた。
ことしの3月に速水御舟 作 「白鷺」が『なんでも鑑定団』に持ち込まれた。
骨董仲間から「300万円で買いませんか」と持ちかけられた絵だが、お金がなかったため自分が持つ最も高価な掛軸2点(川端龍子と川合玉堂)と交換してもらった。そのときの提示額300万円を自己評価した。鑑定額は、倍の600万円。
御舟は40歳で没したことに加え、もともと寡作だった。さらに関東大震災で作品の多くを焼失し、当人が気に入らない画稿や下絵を焼き捨てたことなどにより、現存作品は600点ほどといわれる。うち約120点を山種美術館が所蔵する。
そんな逸話のある速水御舟と他の画家の出品作品は、次の通り。
速水御舟 《炎舞》【重要文化財】、 《翠苔緑芝》、 《白芙蓉》、 横山大観《喜撰山》、下村観山《不動明王》、 菱田春草《釣帰》、 今村紫紅《早春》、 安田靫彦《平泉の義経》、前田青邨《腑分》、 小倉遊亀《涼》ほか約60点
今回は、美術に造詣の深い先輩からのお誘い。
美術館は恵比寿にあるので、当然で乾杯
何種類のを飲んだことだろう。
ことしの3月に速水御舟 作 「白鷺」が『なんでも鑑定団』に持ち込まれた。
骨董仲間から「300万円で買いませんか」と持ちかけられた絵だが、お金がなかったため自分が持つ最も高価な掛軸2点(川端龍子と川合玉堂)と交換してもらった。そのときの提示額300万円を自己評価した。鑑定額は、倍の600万円。
御舟は40歳で没したことに加え、もともと寡作だった。さらに関東大震災で作品の多くを焼失し、当人が気に入らない画稿や下絵を焼き捨てたことなどにより、現存作品は600点ほどといわれる。うち約120点を山種美術館が所蔵する。
そんな逸話のある速水御舟と他の画家の出品作品は、次の通り。
速水御舟 《炎舞》【重要文化財】、 《翠苔緑芝》、 《白芙蓉》、 横山大観《喜撰山》、下村観山《不動明王》、 菱田春草《釣帰》、 今村紫紅《早春》、 安田靫彦《平泉の義経》、前田青邨《腑分》、 小倉遊亀《涼》ほか約60点
今回は、美術に造詣の深い先輩からのお誘い。
美術館は恵比寿にあるので、当然で乾杯
何種類のを飲んだことだろう。
さすが東京は江戸からの空気を持ち続けていますね。
速水 御舟という画家の名前は今日初めて知りました。
白芙蓉や炎舞、白鷺等すばらしい作品を残しているのですね。
目の保養になりましたね。
恋の悩み相談に応じているとは、ご人徳です。恋は、パンを熟成させるのに応用できるのですね。
明治のものが、明智探偵や怪人20面相を連想するとは本の読みすぎですよ。
(らいちゃん) へ
地元のだんじり祭は、やはり迫力があります。街角を直角に曳きまわす槍回しは、勇壮ですね。
iinaが大阪で暮らした町では、ただ曳きまわすだけでしたが、地車(だんじり)上の踊りは、何かチマチマした感じが
槍回しとはちぐはぐに思えました。ご免なさい。m(_ _)m
なんでも鑑定団では、会社の同期が2万円で買った「桑の盆」が60倍の120万円に化けて、当人は大満足でした。
自分の眼識が叶って買値より高値になれば、好いですが、200万円の物が1万円になって騙されたことを知ることに
なったり、人生の浮き沈みドラマをみるようです。
よく、わけのわからぬ骨董品を収集するものと呆れます。
速水御舟については知らぬくせに、鑑定団で高額になった番組は覚えていました。その御舟を生で鑑賞してきました。
なんでも鑑定団は、可能な限りTVを観ているのですが
多分見逃しです・・・記憶にありません、とても残念です。
iinaさまはよく、講演会や展覧会、音楽その他いろいろな催しに
参加されて、うらやましいですiinaア~
横山大観の描く富士山は良いですね
一度本物を拝見したいものです。
私事
今夜、軽井沢から帰ってまいりました。
また、よろしくお願いします。
こんばんは。
わがブログに訪問頂きありがとうございます。
恵比寿ガーデンプレイスのライトアップ、素敵ですね。
昼間しかしか行ったことないので、ちょっと驚きでした。
父の遺産で、室町時代と思われる古備前の水指を床の間に置いています。
戦災の時、真っ先に抱えて避難したそうです。
生前、「これは一軒の家が建つくらいのものだ」と言ってました。
ネットで調べたら、せいぜい20万円くらい。
箱なし、蓋が接着剤で補修とあれば、もっと価値が下がるでしょう。
「なんでも鑑定団」に出す気になる気になれません。
iinaさまは良い趣味をたくさんお持ちで
ブログも楽しみに見せていただいております。
夜のガーデンプレイスの雰囲気良いですね~
Fさんのは、かなり高性能ですね。撮られた写真のいずれもが、絵葉書のように色彩が鮮やかで美しい
です。紅葉間際の山肌に岩と蒼い空に雲の織りなす彩が素晴らしい。
ことしも最近になり、いろいろな催し物(無料)にご縁が深まりました。
横山大観は、東京国立博物館には当然に保管されていますが、意外なところで出逢うことがあります。今回は
御舟を見に行ったのに展示していました。島根県の足立美術館にも、日本庭園を目的に出かけたのにわんさか
展示してました。いずれも荘厳な画風でした。
軽井沢からお帰りとは、Kさんは優雅です。
(kazu) さん へ
室町時代と思われる古備前の水指を父上が自慢していたのなら、「なんでも鑑定団」に持ち込まれてはいかが
ですか。
戦災時、真っ先に抱えて避難した逸話が面白いですから、採用される可能性があります。本物なら家が一軒建つ
かもしれませんよ。
「ヱビスビール」発祥の地である恵比寿ガーデンプレイスでのはうまかったです。
(meisei) さん へ
御舟は「鑑定団』に出品されていても名までは記憶してなかったのですが、出掛けて思い出した次第です。(^^ゞ
川越に住んだことのある友が小江戸の雰囲気が好く、うなぎもおいしいと誘われたものの、遠いためか音沙汰
がなかったのです。
ひょんなことから、今週末の19~20日に川越祭があるのを知って、逆に誘いをかけて出かける予定です。
今晩から明日に台風が来た後になりますから、晴れる可能性が高まりました。
私は、TV東京の「美の巨人たち」という番組で、前回の「名樹散椿」のことを知り、観に行きました。
この番組が面白くてよく観ます。
番組を観てからの鑑賞だったので、その制作にまつわる話をいろいろと思い出しました。
今回は、有名な「炎舞」だったので、一度本物を観たいと思って出かけました。
鑑定団はときどき観る番組ですが、速水御舟の作品の放映は観ていませんでした。
それほどの価値のある絵なんですね~、すごい!!
恵比寿・・・、美味しいビールに素晴らしい美術品の鑑賞が出来て、よい1日が過ごせたようで良かったですね。(*^_^*)
pure_orange_augさんとは違って見識のない御舟だったのですが、「炎舞」は素晴らしかったです。
一幅の絵のために描く御舟のような画家がいれば、・・・たった一行を書きたいために一遍の小説を描く作家もいます。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/502f3d598c8a1b7dcdcd98adae0cf8b7
「必死剣 鳥刺し」は、BSで観ました。必死剣を使う設定がユニークでした。切腹を覚悟したのに温情に生かされ、
罠に落ちるのですが、死を覚悟していたならだまされたまま死んで逝くのが武士とも思いましたが、それではドラマに
なりませんね。
「鳥刺し」は藤沢周平の作品ですが、山本周五郎も似たような時代劇を描きます。先日読んだ「勘弁記」は武士道を
厳しく問い詰めた作品でした。
ふとした縁で、落ちぶれた侍の身の上話を聞くと、仇討と狙う相手は妹が嫁いだ侍。聞いてしまった縁で立会を申し
出る。それを友がよかれと騙し討ちしたことに武士の義理が立たぬと怒り、友と義弟を討つべく上司に申し立てる。
この筋立てと結果にいたる行き立てが妙味でした。
親族の義理を立てるか、武士道の義理を通すかの判断です。一行を書きたいために一遍の小説を書くと語る周五郎
の面目躍如です。
文庫本「夜明けの辻」に納められた一篇でした。
もっとも、私は見るたびに、自分の鑑定眼に自信を無くすだけですが・・・
美術鑑賞の後に、美味しいビール!、良いですねえ。