エンリオ・モリコーネの映画音楽が創られたエピソードを本人が語るドキュメンタリー映画。イタリア・ローマ出身。
映画音楽家としてあまりに有名なモリコーネの名は知っていても、顔までは知らなかった。
いまでこそ、メロディを聴いて映画のシーンが思い浮かぶほどに重要な役割を担うが、映画音楽は堕落した音楽家と後ろ指をさされたという。
モリコーネにドキュメント化を申し出たときに、「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督を自ら指名した。
監督の師であり友でもある映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネに迫る贅沢なドキュメント。映画シーンとともに語られる。
1961年のデビュー以来、500作品以上もの映画やテレビの音楽を手がけ、2020年7月にこの世を去ったモリコーネ。
セルジオ・レネーネ監督の『荒野の用心棒『で世界的ヒットを成し遂げマカロニ・ウェスタン・ブームが加速し、映画の音楽依頼が殺到。
銃声や鞭を打つ音などを効果的に使い、口笛で奏でられる哀愁を帯びたマイナー調のメロディは、殺伐としたドラマを効果的に演出した。
曲はじめに人を惹きつける音を置くなど、伴奏を効果的に使った。
モリコーネが担当した主な映画
「オセロ」「荒野の用心棒」「革命前夜」「夕陽のガンマン」「天地創造」「続・夕陽のガンマン」「殺人捜査」「死刑台のメロディ」「天国の日々」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」「ミッション」「アンタッチャブル」「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」「ヘイトフル・エイト」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト」
【第88回アカデミー賞】で、クエンティン・タランティーノ監督作品『ヘイトフル・エイト』の音楽が初のアカデミー作曲賞に輝いた。
過去に5度ノミネートされたほかは、2007年に長年にわたる映画音楽への貢献を評価されたアカデミー名誉賞を授与されたのみだった。
洋画はあまり観ていないのですが、荒野の用心棒の曲は聴いたことがあります。
モリコーネの代表的な曲なのですね。
映画では作品の内容も大事ですが、テーマ曲や挿入曲も大事ですよね。
そのような大事な曲を500曲以上も手掛けている巨匠を亡くしたことは、映画界にとって大きな損失ですね。
>ならず者が何をやるかわからないところから脅しは有効です。プーチンは手出しするなと核使用をほのめかしているだけだと思います。
脅しで済めばいいですが、今のプーチンは何をするか分からないので怖いことです。
一方で、十両優勝した朝乃山が幕内に昇進しないのを世間では騒いでいます。大関を務めるも不祥事で落ちるところまで落とされたらしいですが・・・。
大関貴景勝が3度目の優勝を果たしましたが、横綱昇進に向けて待ったがあるのを当人が不満をマスコミに漏らしています。
まわりから横綱を望まれるなら構わないのに、当人が語るとは( ^ω^)・・・
映画音楽の巨匠モリコーネの苦難の物語りでした。凝縮していて贅沢な一本でした。
映画のお好きな方には、たまらない音楽ですね♩( ´ー`* )♩
モリコーネのドキュメンタリー映画を見に行かれたのですね。
モリコーネが好きなので、私もこの作品、気になっていました。
モリコーネはニューシネマパラダイスがきっかけでモリコーネの音楽に初めて出会い
彼がかつてマカロニウェスタンの音楽を手掛けていたということは後から知りました。
モリコーネのロマンティックで哀愁を帯びたメロディは
一度聴くと耳から離れない魅力がありますね。
「ニューシネマパラダイス」を閉館する映画館で観賞しました。
ラスト映画にふさわしい作品として選ばれたのだという感傷も加わり、とても面白く見ました。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/4b77606f0795831929b188bc7ba29474
その監督がモリコーネのドキュメンタリー映画を撮るという評判もよかったので、見て参りました。
巨匠といわれるまでの歩みを本人が語り尽くした印象でした。秀逸なドキュメンタリー映画でしたょ。
映画にふさわしい曲を監督に求められ、数曲を提案し、気に入られずに再び数曲を提示するなどして、曲が高められていくのですね。
> 役名「ハーモニカ」の「チャールズ・ブロンソン」さんは顔立ちがメキシコ系に似ていて、存在感があって印象的でした。
『ウエスタン』の原題が『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』だったのですね。
これをNHKBSで見ました。
チャールズ・ブロンソンが個性的に演じてました。
その『ウエスタン』を他の映画と混同していたらしく、物語の展開も結末もよかったです。
dancingheroさんのブログアドレスをコメント上に置きました。
若いころは、難しい映画を観るのが流行っていたのか、奇怪な物見たさがあったのかも知れません。
奇跡の丘、アポロンの地獄、テオレマ、王女メディア等を見たものです。中では、王女メディアは分かり易かったです。
劇中に能を採り入れ、監督はこの音しか考えられなかったと語ってましたっけ。
ドキュメンタリー映画を敬遠しょうと思っていたものの、評判がよかったので行く気になりました。見て正解でした。
* 春さんのブログアドレスをコメント上に置きました。
あの映画もあの曲もモリコーネ作だったんだという風に映画は進んでいきました。
モリコーネその人を凝縮していて見ごたえがありました。
音楽を志す方には好い刺激になるのと同時に、一般の方にも「人間万事塞翁が馬」の教訓を与えたように思えます。^^
(fontana)さんの当該ブログアドレスをコメント上に置きました。
モリコーネのベストテンを紹介とは、大ファンでしたか( ^ω^)・・・
> 閉館する間際に「ニューシネマパラダイス」とは、とてもセンスがいいですね。
> あの映画の印象がモリコーネの音楽によって何割かプラスになったのは間違いないと思います。
> 157分もある長い映画が数分の名画の断片とその音楽に全くかなわないのだ。
映画を見るシチュエーション次第で、コチラ様とは正反対な感想を抱けるものかもしれません ・・・
ドキュメンタリー映画ですから名画のショット群にならざるを得ないですょね。
ご指摘の通りに、映画をメロディが名画に高める効果があります。
(Lunta)さんのブログアドレスをコメント上に置きました。