今回で最後です。脚部の説明になりますが、この部分が時間的に一番手間がかかります。
この部分さえ何とかすれば、見栄えはかなり良くなりますので、重要です。
脚部(太腿部)
上部後方から、開口部(キットに元々ある軸穴)にかけて一度削り落とします。開口部を内径3mmのポリキャップが入る程度に拡げます。この際に内側にかなりの邪魔な部分(元の軸穴のパーツ部等)がありますので、気にせず全部削ります。
ポリキャップが納まったら、削り落とした部分(上部後方部分)に5mm角プラ棒と3mm角プラ棒を、ポリキャップを押さえ込むような状態(写真の黒い部分)で重ねて接着します。この部分は好みで成型します。見えなくなる部分ですのでそれなりにやってください。
動力パイプ部
脹脛部分は現状のキットのままです。太腿部分は太腿で行ったのと同じ要領でポリキャップを埋め込みますが、この時に先の手順で埋め込んだポリキャップと重なる恐れがありますので注意してください。
安全策としては、太腿内部にポリパテを詰めるといいのですが、重さ増すのとポリパテを購入しないといけないので、5mm角プラ棒を瞬接でポリキャップが来る位置に、内側からパーツ自体に接着してしまう(今回はこの方法でやってます。)と双方のポリキャップも安定します。パイプ上部接続面には3mm程度の穴を開け、余ったライナーを接着してください。
足首部
太腿の軸を生かすため、軸に合わせてポリキャップを挟みます。この部分で使用するポリキャップは、1/144のキット(例としてはウイングガンダムシリーズ)に付属している肘の関節用のものです。軸自体に3mmの穴を開け、余ったライナーを通してポリキャップ(四角ポリから棒が出ている物)を取り付けます。
足の部分は写真の部分を残してキット自体の接続部を削り落とします。結構大きな穴が開きますが気にせずにやってください。
可動用のポリキャップは、腰アーマーで作ったのと同じものを作成し、軸の位置と調整。(この時に足の底部分から0.5mm程度ポリキャップが浮くような状態がベスト)をしながら接着します。上下に可動軸用の穴を残しプラ棒とライナーで隙間を埋めます。(削り具合で埋めるための穴の大きさが変わりますので、ここは適当に調整してください。)
足首部分は、3回程色々な方法で間接を造ってみたのですが、キットの脹脛部分を軽く成型する程度で行く事を前提にすると、隙間の空き具合と可動の両立で、この程度はやらないと変な形になります。
完成後この程度は何の問題も無く、ポーズが付けられます。
足の動力パイプと武器が干渉するのが、唯一の欠点です。
時間がある時に、パイプのパーツを一つずつ分解して、ビニールパイプにでも通してみようかと考えていますが、それはまたの機会でやってみます。
ランチャー基部はかなり浮いてしまいますが、外れる事はないので大丈夫です。
ここまでご覧頂いた方がいましたら、是非一度お試し下さい。
余談ですが、この後にデザートザクも何とかしようと思っていたのですが、胴体と脚部のパーツが全く違う形態をしていたので、現在思案中です。