いい加減A.C.E.Rも飽きがきているので、今年最初に制作予定の1/72ダンバインの形状確認を行っております。(片隅でA.C.E.Rの7週目も進行中ではありますが)
これが1983年5月の初期金型です。
当時各誌で叩かれて変更される前の形状で、世間では“当時物”とか“初期型”とか言われている代物です。
確かに凄い形状ですが、この状態で当時3~4体は造った記憶があります。あの頃は余りその辺は気にしていなかったような感じです。
これが初期から2ヵ月後の、1983年7月の金型です。
頭部が変更されて設定に近い形になってきていますが、足首関係はそのままです。相当急いで金型を変更したのでしょう。
基本的に全く違う物といっていい程に形状が変更されています。
これは1983年後期に、マーベル・フローズン用のダンバイン発売時に変更された金型です。
1990年以降から現在までで、再版されたダンバイン(ショウ・トッド・マーベル)は全てこの形状になっています。
頭部は1983年7月と同様ですが、足首は生物的な形状に変更されています。(最初からやってろ)
画像の左の首パーツは1983年5月の初期型、右は1983年7月以降の首パーツです。
初期型は只の棒ですが、改良後は首らしくなっています。
ちょっと太すぎるのは、当時の技術的には難しかったのだと解釈しています。(もしかすると時間が無かったせいかな?そのせいか裏側から見ると中空になっています。)
羽根ですが、これも1983年後期以降からクリアー成形に変更されています。
この点がこのシリーズの不満点なのですが、オーラバトラーによっては、この時期でも羽根がクリアーになっていない物が何点かあります。
例で上げると、ビランビーやバストールは1995年の再販辺りまでは、初期のままきているようです。後期のレプラカーンやズワァースは初期からクリアーでした。
付属の関節用のケーブルですが、これはちょっと分かり難い時期(多分1995年以降だと思います。)から変更されています。
古い物は導線が太いので、堅めになっていますが、途中から細い導線に変更されて柔らかめになっています。
内袋から出して曲げてみないとちょっと分かり難いです。