お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
?



 日本三大絶景ブルベと主催のランドヌール札幌が胸を張る、F大谷さんプロデュースの「BRM520十和田クラシック200」。後半の絶景コースに突入♪(前編はこちら

 74.7キロ地点のPC1の発荷峠から下り始めた途端、目の間に絶景が広がった。と、言いたいところなのだが、曇り空なんでねぇ。晴れたら見えるはずの八甲田山は雲の中。十和田湖の湖面も鉛色と、どんよりとした空と同様に冴えないが、まあ、それはそれでなんとなく神秘的な雰囲気がしないでもない。これは晴れた日にリベンジですなと思いながらも、せっかくここまで来たことだしと何度もストップして写真を撮りまくった(^_^;


十和田湖。絶景のはずが…



十和田湖



十和田湖



十和田湖


 さてと、時刻は午前11時前。ちょっと早いけどお昼にしましょう♪ 発荷峠から下って少し行った先でコースを外れ、休屋の観光交流センターや遊覧船乗り場の近くにあった「お食事処 かえで」にピットイン。ヒメマスをおすすめされたが、ここはバラ焼き定食(1600円)の一択だよね。鍋から蒸気が出始めたらふたを取ってお肉を裏返してね。お肉は味がついてるからそのままで。牛肉だから多少赤くても大丈夫と言われ、じっと蒸気が出始めるを待つ。

 5分が長かったなぁ(^_^;

 美味しかったのだけど、発荷峠でいただいた「殿さまあんぱん」が効いたのか、お肉は平らげたけどご飯まで完食できず。無念。それでもおばちゃんに「頑張って」と送り出された。遊覧船付近で写真を撮ったこともあり、30分近くここに滞在したのかな。


バラ焼き定食。まず5分ほど待つ



バラ焼き定食



十和田湖・休屋の遊覧船乗り場



雨も上がり、快調に奥入瀬へ向かう


 湖畔を10キロほど走ると、いよいよ奥入瀬渓流。十和田湖の子ノ口(ねのくち)から渓流館のある焼山(やけやま)までの約14キロの清流で、十和田湖から流れ出しているため下り基調だ(^o^) 路面は濡れ道幅も狭いが、車の通行量は思ったほど多くなく、快適に走っていける。渓流は遊歩道へ入らなければ見えないのではと想像していたが、国道のすぐそば、それも進行方向に沿って流れているので常にせせらぎを間近に見ながらのライド。いやぁ、最高♪ でも、見どころだらけで、どれが推しなのか分からないのは困ったけどね。


もうすぐ奥入瀬渓流



奥入瀬渓流・子ノ口付近



奥入瀬渓流



奥入瀬渓流・雲井の滝


 夢のような渓流ダウンヒルの後は、標高1040メートルの傘松峠への16.4キロのヒルクライム。本日のメインイベントだ。平均勾配は5%なのでなんとなく大観山のような感じかなと思っていたが、とんでもない。きつかったよ(T_T) 途中の蔦温泉で一瞬の下りがあったが、あとはブナ林の中をひたすら上り続ける。焦らず、我慢我慢。回していればいつかは着くと言い聞かせる。


ブナ林の中を走る



蔦温泉



直進が傘松峠。右がDNFコース


 標高800メートル手前から周囲に残雪が現れたのには驚いた。上っているので寒さは感じないが、下りは寒そうだ。さらに霧もたちこめてきた。先が見通せず、対向車線の車が白いベールの中から突然現れる。八甲田山死の彷徨ならぬ、霧の行軍である。雰囲気出てきたなぁ。


猿倉温泉への分岐



残雪現る



霧と雪。ムード満点


 霧の中をおっかなびっくり走り、121.2キロ地点のピークにたどり着いたのは午後2時2分。少し手前の勾配が緩く直前できつくなったと他の参加者が話していた。言われればそんな気がするのだが、あまり記憶にない。もうヘロヘロだったしね。


傘松峠


 ウインドブレーカーを着込んでダウンヒルを開始したが、それほど寒さは感じない。そういえば雪の回廊はどこにあったんだろう。その名残りぐらいはあるかなと思って注意していたのだが、気がつかないまま通り過ぎたようだ。

 でね。晴れたのよ、急に。それもピーカンの青空。信じられん。暑くてたまらなくなったのでウインドブレーカーは脱ぎ捨て、以降は必要なし。


晴れた! 青空の中に八甲田山



暑いよ〜


 傘松峠で今日のブルベは終わり。あとは下りと平坦でゴールと思っていたが、そうは問屋が卸さないんだよね。小さなお山がいくつかあるのは知っていたが、これがきついの何のって。特に国道103号を離れ、八甲田山雪中行軍遭難事件の田代平(たしろたい)へ向かう県道。ガーミン先生によると距離2.5キロで平均勾配6%。このままだと137.2キロ地点の旧銅像茶屋の通過チェックに間に合わないんじゃねと心配になってきた。通過チェックなのでタイムオーバーしてもいいのだが、そこは気持ちの問題で一応クリアはしておきたい。

 旧銅像茶屋には午後2時57分にたどり着いた。参考クローズ時間の11分前。セーフ(^o^) そして、茶屋の前で証拠写真を撮った後、振り向くと、おぉ、八甲田山じゃないか! 晴れたおかげでくっきり。いいねぇ。ところで銅像茶屋というぐらいだから近くに銅像があるはずなのだが見当たらない。と思って後で調べると、コースとは逆側に後藤房之助伍長の銅像があったようだ。


旧銅像茶屋



振り返ると八甲田山


 ここからしばらく続く下りの途中に遭難事件の鳴沢第二露営地、平沢第一露営地があるのだが、どちらも全く気がつかず通り過ぎてしまった。ま、下りだからね、仕方ない。

 その下りはあっという間に終わり、性懲りもなくまた緩やかに上り始めた。なかなか楽にさせてくれないねぇ、このコース。そして再び、霧! さっきまで晴れてたのに。ここは遭難事件の現場ではないが、いやな予感が…「死の彷徨」のムード満点。なんてね。


また霧が…


 145キロ地点の又兵衛の茶屋で最後の休憩をしていると、不思議な男性に出会った。ブルベをやっているので見に来たと言う。車で来ていて、ここまでに何人かとすれ違ったらしい。ええ、僕は最後の方だから前に何人もいるでしょうね。「あの峠を越えるなんて凄い」と言ったり、キューシートを見て「こうやって走るんですね」と驚いていたので、ブルベな人ではなさそう。興味を持ってもらえるのは嬉しいが、奇特な人だねぇ。

 で、この茶屋先からまた上り。ガーミンのクライムプロによると1.57キロ、平均勾配4%。しかし、これが最後の上りではなく、190キロ過ぎにまだ2つ残っているのはなぜだろう。間違いであって欲しい。

 待望の下りは150キロ付近から始まった。下るにつれ、霧は徐々に消えていった。いいぞ! ヒャッホー♪

 しかし、快感のダウンヒルはたった10キロほどで終わってしまった。あんなに上ったのに何でやねん。

 そして国道102号に出た途端、始まる向かい風地獄。21.2キロの間、曲がることなく走り続けるので逃れようがない。足もほぼ終わりかけており、平坦なのに時速も20キロ前後しか出ない。見るものも見ちゃったし、もうやめちゃおうか。でも、やめても走って帰るしかないんだけどね。

 21.2キロを走りやっと右折ポイントにきたが、斜め右に折れるだけで進行方向はあまり変わらず、向かい風は続く。次の右折ポイントは16キロ先だ。はぁ…。

 最後の上りは2回のはずだったが、クライムプロにない、つまり距離500メートル以上で勾配が3%以上ではない上りも現れたりしてますますモチベーションが下がる。こんなつらい200キロは初めてだ。アオバもヒドイが、サッポロはもっとヒドイじゃないか。ゴールへ向けての2キロのダウンヒルがなかったら許さないところだぞ。


八戸へ帰ってきた


 ゴールは午後6時9分でタイムは予想に近い12時間9分。獲得標高は2702メートル。観光したし、お昼もしっかり食べたし、上りの距離を考えるとこんなもんでしょう。雨じゃなきゃもっと良かったんだけど、満足満足の200キロだった。

 夜はchicorynさんやスタッフ、参加者の方と八戸の幸に舌鼓♪ 来年はぜひ晴れてね!(また行けるといいな)(続く)

 ←ランキング参加中です。よろしければクリックを!

にほんブログ村 自転車ブログへ←こちらも、よろしければもうひと押しを

コメント(0|Trackback()




 5月19日から4泊5日で八戸、仙台と遠征の旅♪ 2日目はいよいよ日本三大絶景ブルベと主催のランドヌール札幌が胸を張る、F大谷さんプロデュースの「BRM520十和田クラシック200」を走る。

 八戸駅を出発し、南部町〜三戸〜田子町(たっこまち)から峠を2つ越え、ブナが一斉に芽吹く新緑と神秘の湖・十和田湖へ。湖畔をしばらく走った後は雪解けの奥入瀬渓流に沿って北上し、八甲田山の傘松峠(標高1040メートル)を目指す。残雪の回廊のピークを過ぎた後は酸ヶ湯(すかゆ)温泉の先で右に折れ、八甲田山雪中行軍遭難事件の田代平を抜け六戸、五戸と走って八戸駅付近にゴールするという200キロのコースだ。

2023BRM520十和田クラシック200

2023BRM520十和田クラシック200

201.6 km, +2890 m. Bike ride in 八戸市, 青森県

 


 驚いたのはキューシートの項目。たった「22」しかない。過去に200キロは何度も走っているが、ここまで少ないのは初めて。区間距離は28.9キロが最長で次が21.2キロ。10キロ以上がそれを含めて9個所。さらに項目にはなっているが直進が5個所。ミスコースもしようがないし、へタすりゃ覚えちゃいそうだ。


十和田クラシックのキューシート


 たぶん田舎道を気持ち良く走れることは間違いないだろう。だが、困ったことにコンビニがない。34キロ地点が最後のコンビニで、これを過ぎると次はゴール近くの173キロ地点。補給に関しては持って行けばいいし、道中に食堂もある。水分もボトルをダブルにすればしのげそうだが、問題はトイレ。年のせいか近いのよ(T_T)。困ったなと思いながら道中を調べてみると、意外に公衆トイレがあることに気がついた。助かった。キューシートに食堂の位置とともにトイレ情報も追加した。

 さて準備は万端。あとは天気。前日に八戸に到着したときは雨だったが、天気予報によると夜中には上がり、当日に雨マークはなく曇りがズラリ。よしよしと安心して眠りについた。

 ところが、当日午前4時に目覚めると、雨がまだ降ってるじゃないのさ。話が違うやんけ。「やんでね」という祈りも通じず、ホテルをスタートする午前5時ごろになっても降り続けている。遠征じゃなければDNSなんだけどね。ここまで来たんだ。しゃーない。走るか。雨用のモンベル一式(ジャケット、パンツ、シューズカバー、防水オーバーグローブ)を身につけ、小雨の中を集合場所の八戸駅東口へ向けて走り出した。

 実はこのモンベル一式のなかでレインシューズカバーがずり落ちてきてクランクにこすれて困った。次回からはバンドでもつけて固定しよう。

 スタート受付では雨の定峰以来、11年ぶりにchicorynさんと嬉しい再会。変わらぬ笑顔に元気百倍やで♪

 前日の土砂降りの中、試走したスタッフの方らの話によると「傘松峠は寒い」。と、今ここで言われてもねぇ。とりあえずウインドブレーカーは2枚持ってきたけど足りるのか。下半身はこれ以上ないし我慢できるのか。丁寧にキューシートにはDNF時のショートカットコースも書かれており、傘松峠手前で離脱する手もあるようで「体調を考えて」など言われると、ビビるなぁ(^_^;。この時期の青森の標高1000メートルはそんなに厳しいものなのか。八甲田山と言えば死の彷徨なのか。なにしろ東北を走るのは初めてなので不安だらけだ。


スタート前の八戸駅東口


 まあ、いろいろ考えても仕方ないのでとにかくスタートしましょう。この日の参加者は20人(DNSはたった4人)。この天候でも走る気満々なのでみんな精鋭に決まってる。なので後方からゆっくりと走り出しましょうね。雨は降り続いているが、本降りではなく小雨。このおかげでSPDシューズが最後まで水浸しにならず、大いに助かった。なにせ靴はこれだけなんでね。


午前6時ごろスタート


 能登半島も信号なかったけど、ここもないなぁ。いいねぇ。これが青森か。いいねぇ。雨じゃなきゃもっといいんだけどねぇ。

 34キロ地点の最後のコンビニは混んでるかなと思ったので、手前の24キロ地点の「道の駅さんのへ」でトイレ休憩。「11ぴきのねこのまち」が意味不明だったが、作者の馬場のぼるさんが三戸出身で、その偉業を称え「11ぴきのねこ」によるまち作りに取り組んでいるそうだ。町内に11体の石像があり、道の駅にあるのはNO.6の「たいやきねこ」だった。ということを帰宅後に知った(^_^;


三戸は「11ぴきのねこのまち」



道の駅さんのへの「たいやきねこ」


 関所の茶屋と看板のあった店の先ぐらいから周囲が里山の雰囲気となり、道は緩やかに上り始めた。車もほとんどおらず気持ちのいい道が続く。どうやらこの道は「鹿角(かづの)街道」というらしく、この後も石碑が何度か現れた。雨じゃなかったらもっともっと最高なんだけどなぁ。ところで鹿角ってどこ?


十和田湖まで33キロ



ここは鹿角街道


 しばらくすると勾配がきつくなってきた。ここから秋田との県境まで約6キロの上りとなる。その途中でバイパスができるという嬉しいお知らせの看板が目に飛び込んできた。確か「険しい峠道からトンネルへ」などと書かれていたと思う。いつできるのかは見落としたが、ぜひ早急に作っていただきたい。でも、ブルベのコースは変わらないだろうけどね。

 名もない峠(たぶん)のピークを過ぎると秋田県鹿角市。あ、鹿角ってここだったんだ。八戸からは約60キロと意外と近い。もちろん青森と同様、秋田も人生で初めて足を踏み入れた。そして、トンネルを抜けると雨は上がっていた。よっしゃ!


秋田県鹿角市へ



振り返ると青森県田子町


 12キロほど下ると再び上りが始まる。十和田湖手前の発荷峠へ向けて約5キロのヒルクライムだ。雨はもう上がっているはずなのだが、道に覆い被さるように生い茂った木々から水滴が次々と落ちてきて雨が降っているのと変わらない状況が続いた。勾配もきつく、連続しての峠越えはさすがにきつい。


緑に囲まれた坂道を進む


 74.7キロ地点のPC1の発荷峠には午前10時10分にたどり着いた。この時点で貯金は50分。まずまずかな。ただ、ここでレインウエアを脱いだり、F大谷さんプロデュースという「殿さまあんぱん」(写真なし)をいただいたりして結構長居をしてしまったようだ。


発荷峠。少し先にトイレと駐車場



レインウエアを脱ぐとアオバジャージー


 もうひとつ。鹿角街道、そして2つの峠越えのここまでのコースはこれだけでも結構満足できるものだった。おまけに雨も上がった。なんとなくほっとひと息して安心ムードになったのもここに腰を落ち着けた要因となった。有人チェックでchicorynさんもいたしね。

 でもね、本番はこれからなんだよね。(後編へ続く)

 ←ランキング参加中です。よろしければクリックを!

にほんブログ村 自転車ブログへ←こちらも、よろしければもうひと押しを

コメント(0|Trackback()




 久しぶりの遠征で北陸へ。羽咋発着で能登半島をぐるりと半周する、オダックス近畿主催の「BRM422近畿200km羽咋 のとはん」に参加した。


「のとはん」のコース


 北陸新幹線で輪行。金沢に泊まり、翌朝、午前6時半発の七尾線で羽咋へ向かう(40キロあるので自走は諦めた)。羽咋着は午前7時24分。スタート時間は8時なので急いで輪行解除し、1.2キロ先のスタート地点「ユーフォリア千里浜」へ猛ダッシュしたが、到着は5分前。すでにブリーフィングは終わり車検寸前だった。


午前7時24分 羽咋駅到着



午前7時57分 スタート直前の参加者たち


 とりあえず遅刻はしなかったが、全員がスタートした後に一人だけで簡単にブリーフィングをしてもらったため、午前8時過ぎに最後尾で走り出すことになった。参加は30人。同日開催で金沢発着の「のといち400キロ」があったが、こちらのガチ勢は52人だった。ボクたち「のとはん」はゆるポタ勢ね(^_^;

 信号なかったなぁ。羽咋周辺で何度がストップしたが、200キロ走って赤信号で止まったのはトータルで10回ぐらいじゃないかな。10キロ以上走り続けるのはざらだったよ(たまには止まってひと息入れたいんだけど…)。車もバイクもあまりいなかったし、大型トラックは1台も見なかった気がする。まさに自転車パラダイス。向かい風でなけりゃ、もっと良かったんだけどね(^_^;

 前半は見どころが満載。なので観光で止まってばかり。すすみゃーしない。

 28キロ地点の能登金剛を代表する巌門(がんもん)に始まり、夫婦岩、機具岩(はたごいわ=機織りの神様の伝説を生んだ夫婦岩)など奇岩が次々。34キロ地点の「世界一長いベンチ」(全長490.6メートル)を過ぎると、増穂浦シネマチックロードという、映画のシーンのようなしゃれた感じの道を行く(写真撮れず(T_T))。そして49.5キロ地点にはゼロの焦点のロケ地(久我美子主演の61年、広末涼子主演の09年とも)となった「ヤセの断崖」。その少し先には「トトロ岩」。正式には「剱地権現岩(つるぎじごんげんいわ)」といい、目玉は荒縄で飾り付けてある。遠目から「あれだ」と分かったよ。そっくりだもん。


午前9時23分 能登金剛 巌門



午前9時23分 能登金剛 巌門



午前9時23分 能登金剛 巌門



午前9時36分 夫婦岩



午前9時41分 機具岩



午前9時49分 世界一長いベンチ



午前10時39分 ヤセの断崖



午前10時41分 ヤセの断崖



午前10時42分 ヤセの断崖



午前10時45分 関野鼻



午前10時56分 トトロ岩



午前11時1分 赤神トンネル


 ランチはトトロ岩の少し先にあった「道の駅赤神」で。ちょうどレストラン開店の午前11時に滑り込んだ。注文したのは「バイ喰うカレー」(950円)。輪島市は「ライダーを笑顔で歓迎する都市」だそうで、ここの名物。タイヤをイメージした能登豚と牛肉がブレンドされたミンチカツは熱々で、肉汁がじわ〜。ボリュームもたっぷりでお腹いっぱい(^o^)


午前11時14分 バイ喰うカレー



午前11時14分 バイ喰うカレーの説明



午前11時27分 道の駅赤神


 この先から内陸に入り、ひと山越えると(3.3キロ、平均勾配4%。結構な上りだったよ)間垣の里。高さ約5メートルの苦竹や真竹を割ったものを隙間なく並べ、冬は日本海から吹きつける季節風から家屋を守り、夏は暑い西日をさえぎるなどの効果があるという(石川県観光連盟)。


午前11時40分 輪島・門前町の黒島港付近


【63.7キロ PC1 ファミリーマート能登門前店 午前11時51分(貯金25分)】


 PC1に到着したが誰もいない。寂しいねぇ。ま、貯金25分だから仕方ないか。


午後0時41分 上大沢の間垣の里



午後0時42分 上大沢の間垣の里



午後0時44分 上大沢。地図では「里海まれの磯」となっている場所



午後0時53分 間垣の里の田中屋旅館前


 このあたりの海岸線はアップダウンが続き、ゾウゾウ鼻を過ぎると輪島へ向かって下って行く。ゾウゾウ鼻は、ゾウの鼻のような岩が海岸に突き出ていることからこう呼ばれているそうな。


午後1時21分 ゾウゾウ鼻



午後1時21分 右端がゾウゾウ鼻、その左が千畳敷岩



午後1時31分 輪島・ダルマ瀬付近


 輪島朝市通りにやってきたが、閑散としていた。時刻は午後1時39分。朝市はお昼で終了なんだよね。営業時間内にたどり着くにはグロス時速23キロ以上で走らなければならない。無理無理。


午後1時39分 輪島朝市通り



午後1時41分 輪島朝市通りにある永井豪記念館



午後1時44分 輪島朝市通り


 ほぼ折り返しの102キロ地点にあるのが、1004枚もの田が連なる白米千枚田。圧巻の風景ですな。


午後2時16分 白米千枚田


 時刻は午後2時16分。スタートからは6時間16分が経過。観光してばかりだったのでグロス時速は16.2キロと落ち込んでいる。貯金も1時間を切った。観光も終わったし、残り100キロで巻き返そう。

 しかし、この先で内陸へ入ってからは勾配はひとケタだが、ほぼ直線の長〜い上りが待っていた。特に柳田のPC2からのと里山空港へ向かう桜峠へのまっすぐな9キロの上り。勾配は5%以下なのだが、向かい風もあって我慢を強いられる登坂となった。いや〜、きつかった。


【119.2キロ PC2 ファミリーマート能登柳田店 午後3時6分(貯金50分)】


 この上りで女性ライダーと前後するようになった。上りで抜かれ遙か彼方に置いて行かれるのだが、なぜか平坦と下りで追いついてしまい今度はこちらが先に出てしまう。この抜いたり抜かれたりが何度も続くとちょっと恥ずかしい。あれだけ上りが強ければ、かなりのタイムで走れるはずなのに。安定したケイデンス重視なのだろうか。こっちは上りの遅れを平坦と下りで取り戻そうと必死なのにねぇ。

 のと里山空港からはサイクリングコースになっているのだろうか。「里海めぐりルート」という表示があった。いつか飛行機輪行で来てみたいな。

 やがて左手に七尾湾、そして能登島が視界に入ってきた。能登島と言えば、学生時代に仲間と訪れたことがある。もちろん船で。でもねぇ。やって来たはいいが、何もなかったのよね。それが今では能登島大橋(82年4月開通)、ツインブリッジのと(99年3月開通)と2つの橋で繋がれ、立派なウエルカムボードもでき、自転車でも行けてしまう島となった。時代は巡る。


午後4時46分 七尾湾。正面に能登島、右手にツインブリッジのと



午後5時6分 ツインブリッジのと



午後5時9分 能登島入り



午後5時31分 能登島大橋


 実は能登島大橋手前に安くて美味しそうな食堂(ドライブインかな?)を発見し、口コミにあった「丼からこぼれそうなくらい海鮮がのってて1210円」の海鮮丼を食べる予定にしていた。通りがかったのが午後5時半と腹の減り方のタイミングは絶妙だった。残りは32キロなので、ゴールがクローズされる午後9時半には楽に間に合う。

 だが、帰りの電車の時間が微妙。羽咋〜金沢は1時間に1本しかないのよ。できれば午後8時48分発には乗りたい。とすれば、ゴール受付、ゴールから駅までの移動や輪行準備の時間を考えると、午後7時半までにはゴールしなければならない。あ〜、微妙にアウトだ。ということで無念のスルー(T_T)


【171.0キロ PC3 セブンイレブン七尾和倉温泉店 午後5時42分(貯金1時間42分)】


 残り10キロの上棚矢駄(うわだなやだ)ICを越えた先の志賀町上棚で左折するときは大いに迷った。キューシートには「S」があり信号があるはずなのだが、ない。「志賀町上棚」と道標があるだけ。おまけにナビが示す道は心細いほど細いし、上ってる。

 でも行くしかない。

 やがて民家も途切れ、山道の雰囲気となってきた。日も暮れてきた。大丈夫かなぁ。不安いっぱいで薄暗くなった細い道をとりあえず、走る。だが、先は見えず、道がいつなくなってもおかしくない。

 そして出てきた「通行止め」の立て看板。うそだろ…。目を見開いて見ると来月8日(だったかな)から始まる工事の予告だった。もー、驚かせるなよ。

 「羽咋市」の道標を目にしてほっとひと息。どうやら正解だったようだ(^o^)


午後6時54分 羽咋市まで戻ってきた



【200.5キロ FINISH ファミリーマート羽咋釜屋町店 午後7時16分(貯金2時間14分)】



 ゴールは午後7時16分で走行時間は11時間16分。千枚田からここまでの107キロは5時間で走ったので、この間のグロス時速はなんと21.4キロ。まあ、信号ないしPCで2度止まっただけだしねぇ。

 地元の方で賑わう天然温泉施設の「ユーフォリア千里浜」でゴール受付を済ませ、羽咋駅へ戻ってきたのは午後7時53分。駅前に怪しげな物体がいたので近づくとUFOだったよ。朝、前を通ったはずだが、まったく気がつかなかった。


午後7時46分 ユーフォリア千里浜を後に



午後7時53分 羽咋駅前のUFOのオブジェ


 そう、ここはUFOのまちなのだ。

 石川県観光連盟によると、羽咋市には「そうはちぼん伝説」という言い伝えがあり、江戸時代の頃、“そうはちぼん”と呼ばれる飛行物体が頻繁に目撃されていたと伝えられている。そうはちぼんとはシンバルのような形をした仏具のことで、形がUFOに酷似している事からUFOのことではないかと言われ、羽咋市は「UFOのまち」と言われるようになったそうだ。また、宇宙科学博物館には実際に宇宙開発のために製作された宇宙船や衛生、本物の隕石などが多数展示されているという。そこへ行く時間はなかったけどね(^_^;

 のんびりと輪行準備し、誰もいないホームで電車を待つ。無人駅なので、構内にはホントに誰ひとりいない。別世界にいるようで、電車じゃなくUFOが来そう…なんてね(^_^; ま、時間が近づくと人も現れ、電車もやってきたけどね。


午後8時23分 羽咋駅にいた宇宙人サンダーくん



午後8時33分 羽咋駅ホームにも宇宙人


 向かい風には悩まされたが、天気も良く、この日も終わってみれば楽しいブルベでした(^o^)

 ←ランキング参加中です。よろしければクリックを!

にほんブログ村 自転車ブログへ←こちらも、よろしければもうひと押しを
 
 

コメント(0|Trackback()




 4月1日は「アオバヒドイ」で名を馳せるVCR横浜あおばとAJ神奈川が稲城・大丸公園でコラボ(っていうのか?)。あおばお馴染みの場所をともに発着点とし、300キロブルベを開催した。スタート時間は1時間前後したが、ゴール受付は隣同士となり参加者とスタッフが入り乱れるという空前絶後の風景が見られた。エイプリル・フールではないよ。

 あおばは長坂300で、獲得標高は5454メートル。神奈川は渡良瀬300で、獲得標高は1536メートル。長坂は一度走ったことがあるし、楽な方を選ぶよねぇ、やっぱ(^_^; ということで、渡良瀬に参加した。コースは是政橋からお馴染みのコースを北上。往路は飯能〜越生〜前橋〜伊勢崎〜足利を経由して渡良瀬橋を渡り、栃木駅付近を折り返す。復路は渡良瀬川サイクリングロードを少し走り、羽生〜鴻巣〜東松山を通過。越生からは往路とほぼ同じルートを走る。制限時間は20時間。


スタート地点の大丸公園



車検に向かう参加者


 ちょうど桜満開の時期と重なり、まさにお花見ライド。高麗神社参道の桜並木がこんなに綺麗だったとは。ガリガリ君(赤城乳業、地図をよく見ると「本庄千本さくら「5S」工場」だった)の先には「こだま千本桜」があったんだ、など新発見に驚いたり、中腹がピンクに彩られた山々に癒されたり、突如現れた大量の提灯に浮かび上がる東松山の夜桜などを楽しんだ。


高麗神社参道の桜並木。往路では止まれず、帰路の際に撮影



こだま千本桜



こだま千本桜



藤岡の富士浅間神社の桜



東松山の夜桜


 で、渡良瀬橋といえば森高千里。近くにあった歌碑も発見した。歌が流れる仕掛けもあったのだが、そんなに思い入れのある歌でもないので聞いても心はさほど動かない(^_^; まあ、一度は行ってみたかったってところなので、満足満足。


渡良瀬橋到着



渡良瀬橋手前



渡良瀬橋



渡良瀬橋。遙かに桜並木が見える



渡良瀬橋



渡良瀬橋の歌碑。後方に見えるのが渡良瀬橋



左のボタンを押すと曲が流れる


 だけどねぇ。群馬を東へ向かうときは強烈な向かい風。田園地帯の一本道なのでまともに風を食らい、頑張っても時速24〜25キロぐらいしか出ない。さらに過酷だったのが渡良瀬川サイクリングロード。すすみゃーしない(T_T) ヒドイんでね? おまけに「群馬栃木」の県境が現れ、しまなみ海道以来だなぁと感動して写真を撮ったはいいが、その後県境が次々と現れるじゃないか。なんじゃ、こりゃー。でも面白いので全て写真に収めようとストップの連続。結局、栃木→群馬→埼玉→群馬→栃木→埼玉と数キロの間にめまぐるしく変わった。入り組んでるんだねぇ。こんなこともあってサイクリングロードへ入ってから出るまでの7.7キロに23分ぐらいかかってしまった。


渡良瀬サイクリングロード入口



渡良瀬川右岸10キロ地点



群馬と栃木の県境



埼玉と群馬の県境



埼玉と栃木の県境


 実はこの付近で佐野ラーメンを食べようと計画しお店もチェックしていたのだが、通過が午後4時台。ランチタイムに間に合わず、夕方の開店には早過ぎるということでありつくことはできず。群馬ではもつ煮も食べたかったなぁ(これは開店していたが止まりきれず)。せっかくここまで来たのに、コンビニおにぎりとシーフードヌードルしか腹に入れることができなかった。無念。

 夜になって風がやみ、ひと安心もつかの間。ゴールまで残り30キロ付近の飯能でピカッと光った。まさか! そういえば天気予報にはなにげに午後9時ごろに雨マークがあった。でも、降らないだろうと高をくくりレインウエアは持ってきてない。そして霧雨のような細かい雨が落ちてきた。上がってくれ。祈りながら走り続ける。このままなら行ける。やがて路面はびしょ濡れになってきたが、雨は相変わらず霧雨。ひと雨きた後か。という考えは楽観的すぎた。南峰手前であっという間に土砂降りとなった。最悪じゃん(T_T) ウインドブレーカーはレインウエアの代わりにはならない。全身ずぶ濡れになり、寒さに震えながらゴールを目指す羽目になった。スタート地点までは車で来ているのでリタイアはできず、走るしかなかったのよ。

 残り十数キロで運良く5〜6人のトレインの後方につくことができたのは幸いだった。そのうち2人はしっかりレインウエアを着ていた。朝夕と昼間で寒暖差があり、そちらを優先してウエアを用意していた。準備不足を反省。

 後で知ることになるのだが、雨雲があったのは飯能から稲城付近だけだったらしい。当然、雨雲を連れてきたのはあおばの会長しかいないと思ったが、ゴール受付では姿を見なかった。じゃあ、誰やねん? しかし、夜中の雨の公園に次々とやってくる自転車乗りって、端から見ると異様だろうなぁ。


ゴール受付。手前が神奈川、奧があおば(木がじゃまで見えません)


 完走タイムは17時間19分。200キロは11時間弱だったので、最後の100キロでかなり時間を使った。「ほんとうに平坦です」の謳い文句通りに平坦だったが、向かい風地獄とまさかの雨。西へ向かわずコースは間違ってないのにヒドイ目に遭ったよー(T_T)

 ←ランキング参加中です。よろしければクリックを!

にほんブログ村 自転車ブログへ←こちらも、よろしければもうひと押しを

コメント(0|Trackback()




 BRM325西東京200km西伊豆しおかつお達磨山は無念のDNS(T_T)


前日お昼ごろの天気予報


 沼津に前後泊して往復自走という、ヤル気満々で臨むつもりだったが、週末の雨予報で往復自走は諦めホテルは直前でキャンセル。天気予報をにらみながら当日に車輪行で向かうことにした。しかし、前日になって予報が多少は好転したものの、半日以上は雨と画期的な変化はなし。雨の西伊豆スカイラインは楽しくないよねぇ。ディスクブレーキじゃないし。夕方に上がっても夕日は見えないし。それに何と言ってもあとのメンテナンスが面倒。ということで前日のお昼ごろに早々とDNS連絡。5年前に参加したときは降雪で松崎コースに変更になったし、なかなかこのコースを走らせてもらえない。久々に丸天のかき揚げも食べたかったなぁ。無念じゃ…。折を見て勝手に行くとするかな。

 さて、時間ができたので来週の予習でもするかな(^_^;

 ←ランキング参加中です。よろしければクリックを!

にほんブログ村 自転車ブログへ←こちらも、よろしければもうひと押しを

コメント(0|Trackback()




 落車骨折(左鎖骨、肋骨、尾てい骨)から約3カ月。ようやくブルベ復帰戦の日を迎えた。参加したのは2月18日(土)に開催された西東京主催の「BRM218伊東200km」。町田の根岸からさわ公園を出発し、相模湾を伊東まで往復する。走り慣れたコースだが、主催者の狙いは「和菓子で一服、海鮮で腹ごしらえ、仲間でみかんのシェア、お土産に小田原のかまぼこ、速く走るより楽しんで走りましょう」ということらしい。さて、このミッションをコンプリートできるか。


午前7時、根岸からさわ公園をスタート


 天気サイコーの1日で、朝は気温1度と冷え込んでウインドブレーカーが必要だったが、徐々に気温が上がり、二十数キロ走った付近でウインドブレーカーは脱いだ。復路で多少の汗冷えはあったものの、日が落ちてもそれほど寒さは感じることはなく、再びウインドブレーカーに袖を通すことはなかった。最高気温は折り返しの伊東付近の17度。気持ちの良いサイクリング日和だった。

 序盤の信号地獄が予想されたことから、ブリーフィングで急きょ、PCから通過チェックに変更された31.5キロ地点の「ファミリーマート辻堂神台店」到着は午前8時49分で、貯金は47分とまずまず。トマトジュースを一気飲みし、ランドヌール、ランドヌーズで賑やかなコンビニを後にする。国道1号で巡航速度は上がったが、早川口を左折するとしばらく渋滞地獄が続いた。

 熱海への坂で抜かれるのはお約束だが、下りでも抜かれちゃった(^_^; まいったな。坂の途中にある「麦とろ童子」は開店までまだ30分以上あるというのに長蛇の列。復路でも午後2時半ごろに通過したが、依然として行列となっていた。

 和菓子のミッションとは創業150年の老舗和菓子店「間瀬」でいちご大福を食べることだ。熱海から先の国道135号は上りのトンネルがいつくか現れる。ブルベでは安全のため回避ルートを走ることになるのだが、網代トンネルを迂回するルート上にまるで図ったように本店があるのだ。もちろんここは何度も通っているが、和菓子店があるなんて全く知らなかった。今回、試走レポートで紹介され、盛んに食べろといってくるので寄ってみると、バイクラックも置いてありほとんどの参加がストップしている。これじゃ、まるで通過チェックだよ(^_^; いちご大福は1個302円。この日はほかにサービスで何かくれたのだが、いちご大福しか頭になかったので忘れた。奥のテーブルでかわりばんこにいただく。距離は94キロ地点で、時間的にはお昼前後。腹が減っていたのでいい補給になった。それにしてもこれを2個並べると…なんてことは考えてはいけない。


熱海親水公園の熱海桜。遊歩道も綺麗に咲いてたよ



遙かに熱海城を望む



伊豆・熱海の老舗和菓子店「間瀬」。バイクラックがあった



間瀬のいちご大福。食べたのは1つだが、2つ買った人がいたので写真だけ撮らせてもらった



いつの間にかバイクラックが満杯に


 106.1キロ地点の折り返しとなるPC2(1かな)「セブンイレブン伊東ベイサイド店」には午後0時42分に到着。貯金は1時間22分。余分な和菓子タイムがあったせいか、あまり増えていない。

 さて、ここでミッションその2の「海鮮」。折り返し地点の少し先に1階で干物を売り、2階が磯料理の食堂となっている創業70年の「ふじいち」を事前にチェックしていたので行ってみた。自転車は「どこに置いてもいいよ」と言われたので、店の隣にあった鳥居の中に置いた。お昼どきで店は団体客でごったがえしていたが、タイミング良く2組ほど帰ったので1人でも席を確保することができた。出口付近で寒かったけどね。注文したのは「おまかせ丼」(2310円)。数え切れない種類のお刺身が入っていたが、先を急ぐのでゆっくり味わう時間もなく10分で完食した。ちょうど隣のテーブルでイカやあじの干物を焼いており、その香りが非常に魅力的だったので今後来たときはそっちにしようと心に誓う。滞在時間はトータルで30分ぐらいか。


伊東の海



遙かに見えるのはハトヤ



伊東にある「ふじいち」のおまかせ丼。写真では大きく見えるが、意外とこぢんまり



伊東にある「ふじいち」。1階は干物屋さん


 次なるミッションは「みかん」。復路で通る真鶴旧道にはいくつか直売所があるが、買っても持って帰れないし、バラ売りもしてないみたい。これは諦めるかと思っていたら、通過チェックの144.7キロ地点の根府川駅で待っていたスタッフから「豚汁とはいかないですが」とミカンを手渡された。「豚汁」とはAJ神奈川が「追い風400」(2月4日開催)の明治トンネルで総力を結集して振る舞った「豚汁」を指す。この日は神奈川ジャージで参加していたのでそういうコメントになったのだろう。追い風は走ってないけどね。でも、一人では手に入らないものなのでプレイスレスの贈り物。感謝!


根府川駅でみかんの贈り物


 最後は「小田原のかまぼこ」になるのだが、正月に買いに来るので、まあ今回はパスでいいでしょう。「和菓子」「海鮮」「みかん」のコンプリートで十分満足(^o^) 楽しく走れたよ。

 根府川から残りは約60キロ。たまたま美しいペダリングと安定したケイデンスで走る女性が先頭となったトレインにくっついた。だが、気がつくと大きくちぎられ、信号でやっと追いつくことの繰り返し。やがて信号でも追いつけなくなったが、幸か不幸か渋滞のおかげでまた追いついた。目標があると頑張れるもので、その女性には申し訳ないが背中を追わせてもらった。単独だったら一気にゴールまで走ることはできなかっただろうね。それにしても早かったな。

 終盤の中津川、相模川の河岸段丘は知っているとはいえキツかった。特に才戸橋の先。サイコンでは13%の表示だったが、15%以上あったように感じた。さらに当麻(たいま)市場からの坂。大渋滞で車の横をすり抜けながらストップアンドゴーを繰り返すので神経がすり減った。

 往路の段階では午後7時過ぎのゴールを予想していたが、最後のノンストップの頑張りで午後6時22分に202.4キロのフィニッシュ地点の「セブンイレブン相模原淵野辺本町2丁目店」に無事たどり着いた。ここまで4連続でブルベはDNF(野辺山600ビワイチ1000関東1周600日本橋ミステリーブルベ)していたが、久々の完走にほっとひと息だ。

 しかし、ゴールのコンビニではアクエリアスしか買っていないのに、サービスですとお茶のペットボトルをくれたのには驚いたなぁ。ボトルケージがひとつ空いていたからいいが、もらって嬉しいけど困った人もいたかもね。


ゴール受付


 さて、これでようやく16年目のブルベシーズンが開幕! 今年はどこを走ろうかな(^o^)

 ←ランキング参加中です。よろしければクリックを!

にほんブログ村 自転車ブログへ←こちらも、よろしければもうひと押しを

コメント(0|Trackback()




やってしまいました(T_T) 

12日に開催された行き先非公開、スマホ&GPS使用不可のミステリーブルベの序盤で落車し左肩と背中を強打。自転車と下半身は無事だったのでそのまま走り続けたが、痛みに耐えかねてリタイアした。これでブルベは4回連続のDNF。

入船橋・桜川公園を12日早朝にスタート。柴又の寅さんの前で折り返し、荒川、隅田川を渡った後の交通量も少ない何でもない道でキューシートに気を取られてバランスを崩して転倒。左肩から落車した。

かなりの衝撃はあったが走れる状態だったので「単なる打撲であってくれ」と祈りながらそのまま先へ進んだ。

だが痛みはどんどん増してくる。特に背中が痛くて信号待ちのストップアンドゴーで乗り直すのが苦しい。特に三鷹の跨線橋(人道橋)を担いで渡れという指示は「鬼」だった。

その先の約70キロ地点となる第2チェックポイントの小金井公園で次のコースの指示があるのだが、この先はみなとみらいへ行くということを知り、自宅へはいったん近づくが、その後どんどん離れていくのでDNFを告げた。ゴールは東京タワー近くでお菓子が振る舞われることを聞く。これが楽しみだったのだが、残念。


最初のキューシート



柴又駅前の寅さん像



柴又駅前のさくら像



寅さんを見送るさくら



帝釈天参道



遙かにスカイツリー。この後に悲劇が…



都電荒川線三ノ輪駅



都電荒川線荒川車庫



上中里さわやか橋から望む尾久車両基地



三鷹跨線人道橋。きつかった



三鷹の車両基地



小金井公園SL展示場



光町の鉄道総合技術研究所前にある0系新幹線っぽい車両


肩が痛くて自転車が担げず、輪行は断念。コース上で自宅に一番近い若葉台付近で離脱し、鶴川街道から帰宅した。落車してから約85キロほど走ったことになる。


京王電鉄若葉台車両基地。ここで離脱


ちなみに今回の隠しテーマは鉄道だったと思われる。

月曜になって病院へいったところ、「左鎖骨骨折と肋骨にヒビ」という診断。手術はせず、保存療法で経過を見ることになった。実は鎖骨は14年前に右を骨折している。その時は約2カ月後にブルベ300キロを走って完全復活したので、それが復帰の目安になるかな。ただ、今回は肋骨が加わり、現状では咳をしてもげっぷをしても激痛が走るので、まずこっちが治ってくれないと困るなぁ。

あ〜、これで今週末に計画していた富山遠征は消滅(T_T) 19日に千葉主催のブルベ「赤神とのとじま」200を走り、翌日は富山湾を満喫する予定だったのだが…。無念。

 ←ランキング参加中です。よろしければクリックを!

にほんブログ村 自転車ブログへ←こちらも、よろしければもうひと押しを

コメント(2|Trackback()




6度目のSR(Super Randonner=シューペル・ランドヌール(仏)、スーパー・ランドナー(英))を狙い、10月23日にランドヌ東京のブルベ「ぐるっと関東一周600キロ」を走った。

コースは神奈川・川崎の武蔵中原駅周辺をスタートして東へ向かい、房総半島を横断して九十九里へ。その後は銚子、水戸、宇都宮、伊勢崎、飯能などを経由して関東を1周する。


「ぐるっと関東一周600キロ」のコース


結果は400キロ地点の宇都宮で無念のDNF。冷たい雨に身の危険を感じ、心が折れた(T_T)

午前4時に出発し、順調に走り続けて仮眠用に予約していた330キロ地点の水戸のホテルには午後10時半ごろに到着。グロス平均で時速17キロの後半と計画通りのペースだった。


23日午前3時58分、丸子橋で多摩川を渡り東京都へ



23日午前4時50分、銀座六丁目通過



23日午前5時16分、葛西橋で荒川を渡る



23日午前5時30分、浦安橋で旧江戸川を渡り千葉入り



23日午前6時30分、ZOZOマリンスタジアム



23日午前6時37分、美浜大橋



23日午前9時34分、千葉・富津ののどかな風景



23日午前10時29分、君津の山道



23日午前10時32分、竹林に挟まれた山道



23日午前10時34分、鹿野山牧場付近のダート



23日午前11時22分、JR久留里駅



23日午前11時50分、小湊鉄道の踏み切り





23日午後0時過ぎ、次々と現れるトンネル



23日午後0時49分、長南町を走る



23日午後1時25分、九十九里ビーチラインに入る



23日午後2時8分、九十九里町



23日午後3時2分、山武市蓮沼。銚子まで36キロ



23日午後4時43分、「日本初の修学旅行到達の地」の碑




23日午後4時43分、銚子駅到着



23日午後5時13分、銚子大橋



23日午後10時36分、水戸のホテル着



23日午後10時45分、自転車ごと部屋へ


天気予報を確認すると、そろそろ雨が降りそうだったが、シャワーを浴び2時間ほど仮眠して起きてもまだ雨粒は落ちてきていなかった。「降らないかな」と甘い期待を抱いて午前2時に再スタートしたが、走り出してしばらくすると本降りの雨(😭) 気温も10度前後で寒い。

寒暖差の大きい日だったので着替えなどを重視し、レインウエアは上着だけしか持ってきておらず、下半身と靴はあっという間にびしょ濡れ。走り出したことを後悔しても後の祭り。冷たい雨の中を進むしかない。

だが、あまりの寒さに体の限界を感じてきた。震える瞬間もあった。「生きて帰れるのか」。街灯もない真っ暗な山道を走りながら、そんな思いが頭の中に浮かぶようになった。

スピードも上がらない。時速20キロ以上を出すと寒い。これではとてもじゃないが間に合わない。

「やめよう」。そう決断し、新幹線輪行ができる宇都宮を目指し、そこでリタイアすることにした。


24日午前4時22分、栃木県へ入る


宇都宮まであと20キロの表示が出た時、冗談じゃなく「生きて帰れた」と思ったよ(^_^;

宇都宮駅到着は24日の午前7時ごろ。結果的に403キロを27時間で走ったことになり、400キロのブルベだったら完走できたことになる。でもこの雨の中、あと200キロを走るなんてできない。


24日午前8時28分、宇都宮駅



24日午前9時1分、宇都宮駅新幹線ホーム


東北新幹線、東海道新幹線と乗り継いで帰宅したが、びしょ濡れのレーパンで座席に座ることは気が引けたので、自由席のデッキにずっと立ったまま。翌日は筋肉痛に加え、腰も痛くなってきたよ(😭)


24日午前9時8分、東北新幹線自由席デッキ


これで今シーズンのブルベは終了。11月から新シーズンとなるが、寒いので走っても200キロかな。

 ←ランキング参加中です。よろしければクリックを!

にほんブログ村 自転車ブログへ←こちらも、よろしければもうひと押しを

コメント(0|Trackback()




ビワイチ(琵琶湖一周)を走ってみたいなと思っていたら、おあつらえ向きのブルベがあった。ランドヌ東京主催の「いってこいビワイチ」。石和温泉をスタートし、富士川を南下して太平洋岸を走り、浜名湖からは内陸へ。名古屋を経由し、米原で琵琶湖へどーんとぶつかり、一周して同じコースを石和温泉まで帰る。距離はなんと1000キロ。制限時間は75時間。つまり丸3日プラス3時間。峠はなくほとんどが平坦で「何が何でも1000キロ完走を目指すルート」だという。

1000キロに挑戦してみたい気持ちはあるが、まあ無理だろうなぁ。ということで、琵琶湖を一周した後、米原でリタイアすることにしてエントリーした。これでも600キロを走ることになるけどね。もしかしてその時点で元気なら先へ行ってみようかという色気も少し持って13日の早朝、石和をスタートした。


13日午前4時、スタート近くの石和健康ランド



13日午前6時57分、静岡入り



13日午前7時49分、富士川橋から富士山を望む



13日午前8時34分、興津



13日午前8時57分、清水の次郎長通り



13日午後0時24分、御前崎灯台



13日午後0時24分、静岡最南端の御前崎岬



13日午後2時43分、天竜川



13日午後3時32分、浜名湖


下り基調と追い風で順調に進むが、午後になって暑さが堪えてきた。日陰がまったくない道で、特に浜名湖手前の砂丘のあたりは辛かった。14年前に妻と参加した「浜名湖一周」で通った新居関所跡は懐かしかったね。


13日午後3時32分、新居関所跡


豊橋のホテルには午後5時過ぎに到着。この日は266キロを走ったが、信号がほとんどない道だったのでグロス時速20キロという自分としては快速ペースで走り抜けた。

ホテルは駐輪場がなく、駅の駐輪場を案内されたが24時間出し入れ可能ではないらしい。部屋への持ち込みも最初はダメと言われ途方に暮れたが、自転車を見て「あ、綺麗ですね。これなら部屋へ持ってってもいいですよ」と神の声。助かった(^o^)


13日午後5時12分、豊橋到着



13日午後5時23分、ホテル内


ホテルには8時間ほど滞在し、翌日の午前1時半過ぎにスタート。真っ暗で不気味な東名高速側道を走り抜け、瑞穂ラグビー場付近で夜明けを迎えた。午前7時ごろ、木曽川、長良川を渡って岐阜入り。広大な田園地帯を抜け、関ヶ原、今須宿を通り、午前9時半ごろに滋賀に突入、その1時後にようやく琵琶湖・入江橋にたどり着いた。ここまで約400キロ。そしてここから約200キロのビワイチが始まる。


14日午前4時54分、名古屋入り



14日午前5時25分、瑞穂ラグビー場で夜明け



14日午前7時7分、木曽川、長良川が隣り合う立田大橋



14日午前7時10分、岐阜入り



14日午前7時21分、広域農道沿いに広大な田園風景が広がる



14日午前9時3分、関ヶ原町



14日午前9時18分、今須宿



14日午前9時27分、滋賀入り


琵琶湖、広いねぇ。このあたりからは対岸は見えないよ。


14日午前10時40分、琵琶湖到着



14日午前10時40分、ビワイチ出発


サイクリングロードとしては自転車・歩行者道が低速コース、車道が上級車向けの高速コースという色分けになっていた。自転車・歩行者道は広く歩行者との境もあるのだが、路面が悪かったり、工事で通れないとか、消えてしまうとか200キロもあれば様々な状況となるので全て快適ということではなかった。車道側もグリーンのラインが引いてあるが、自転車道として確保されていたのは「サイクリストの聖地」があるなぎさ公園前後などほんの一部。車道の幅が狭いためグリーンのラインまで出ていいわけではない。路肩は狭い上、車の通行量も多くトラックもバンバン走っている。信号がないのは良かったが、湖の東側を走っている時は気をつかうライドが続いた。北から大津手前の西にかけては静かで綺麗な風景もあって結構楽しめた。


14日午前11時25分、長浜城



14日午前11時29分、歩道が低速コース、車道が上級者コース



14日午前11時31分、長浜付近



14日午後0時39分、長浜付近



14日午後1時24分、海津大崎の桜並木



14日午後1時37分、小さなトンネルが続いた



14日午後1時38分、海津大崎港



14日午後1時51分、マキノ町の古い町並み



14日午後2時、マキノ町付近



14日午後2時23分、高島付近



14日午後3時36分、日陰がなく灼熱地獄だった区間



14日午後5時、大津港


ただ、この日も猛暑。やはり日陰がないので、照りつける日差しの中を黙々と走る灼熱のエンデューロ状態が続き、午後5時過ぎに大津のホテルにたどり着いた時はヘロヘロ。グロス時速も17キロとガタ落ち。先のことなど考えず、ぐっすり眠ってしまった。

ちなみにこの日もホテルの部屋へ自転車が持ち込めた。最初はダメだと言われ外の空きスペースに置くようにと言われたが、豊橋の同じ名前のホテルではOKだったよと言うと、相談の結果、OKとなった。ありがとうございます。でも部屋がちょっと狭くて部屋内の移動が大変だったけど(^_^;


14日午後6時51分、ホテル内


結局ホテルには12時間ほど滞在。これだけ時間を使ってしまうと制限時間には到底間に合わない。予定通り米原でDNFすることにして、午前5時半ごろスタートした。すぐに「ビワイチ」の起点・終点の瀬田唐橋となり、ここから北上してしばらくすると「サイクリストの聖地」が見えてきた。今年6月に行ったしまなみ海道に続く聖地巡礼だよ♪


15日午前5時30分、出発。大津は路面電車の町。山越えした後、地下鉄になり京都まで繋がっている



15日午前6時2分、近江大橋付近で朝日が昇る



15日午前6時6分、瀬田唐橋



15日午前6時7分、ビワイチ終点



15日午前6時8分、ビワイチ起点



15日午前6時33分、草津付近



15日午前7時11分、はるかに琵琶湖大橋



15日午前7時18分、サイクリストの聖地



15日午前7時23分、カメラ台があったのでパチリ



15日午前7時26分、聖地の先にあったBIWAKOモニュメント


この聖地がある第2なぎさ公園だが、利用時間は「日の出から日没まで」とあった。1000キロ完走を目指し、夜中に出発していたら入ることができなかった。なるほど。それでここがチェックポイントではなかったのか。DNFして大正解。はるばるここまで来て入れないじゃ、話にならないもんねぇ。サイクリングは昼間に限るよ(^o^)


15日午前7時32分、利用時間は「日の出から日没まで」


その後は長命寺交差点から湖畔を通るプチ山道のサブルートを回り、彦根城付近をのんびり走ってメロンソフトをいただき、再び入江橋に戻ってビワイチ・コンプリート。米原駅には午前10時半ごろ到着した。初日266キロ、2日目263キロ、3日目80キロで通算609キロ。所要時間は54時間半でグロス時速は11キロ。600キロのブルベでもタイムオーバーだったね(^_^;


15日午前8時12分、左のサブルートへ



15日午前8時17分、長命寺港



15日午前8時21分、車がまったくいないサブルート。こういう道がいいね



15日午前9時53分、彦根城



15日午前9時53分、彦根城前のポスト



15日午前10時、観光センターでメロンソフト



15日午前10時25分、米原付近



15日午前10時28分、入江橋まで戻りビワイチコンプリート



15日午前10時35分、米原駅でDNF



15日午前11時29分、新幹線で帰ります




15日午前11時54分、近江牛弁当


帰りの涼しい新幹線の中で食べる近江牛弁当は最高だったよ。

1000キロブルベは1000キロを75時間、つまりグロス平均時速13.3キロで走ればいいと思っていたのだが、600キロまでは15キロなのね。一応完走を目指して休憩4〜5時間で3泊する予定にしていたのだが、それだと帰りの御前崎のPCに間に合わないことが直前に判明。そんなこともあってのDNFだった。ただ、ビワイチを走ればそれで満足だったので、今回のDNFはそれほど悔しくないかな。

 ←ランキング参加中です。よろしければクリックを!

にほんブログ村 自転車ブログへ←こちらも、よろしければもうひと押しを

コメント(0|Trackback()




Super Randonner(SR)(シューペル・ランドヌール(仏)/スーパー・ランドナー)を目指し、6月4、5日と参加した「AJたまがわ」のブルベ野辺山600だが、残念ながら460キロ地点で無念のリタイアとなった。

二子玉川を出発し、高崎から国道17号へ入り三国峠を越えて新潟へ。千曲川沿いを延々と走った後、長野、上田と通過しJR鉄道最高地点の野辺山へ上り、甲府まで下った後は笹子峠(旧道)を越えて帰ってくるという600キロのコース。

4日は順調で自転車で初めて足を踏み入れた新潟に感激。苗場や湯沢まで自転車で来るとはと、自分をほめてやりたい気分だった。イベント(「グルっとまるごと栄村」)に長女と参加したことのある長野の栄村にさしかかった時は、夜中だったがなつかしさがこみ上げてきた。


4日午前6時32分、多摩川・兵庫島公園のスタート地点(東京・世田谷区)



4日午前11時25分、秩父鉄道小前田駅(埼玉・深谷市)



4日午後2時36分、吾妻川を渡る(群馬・渋川市)



4日午後2時41分、新潟まで207キロ(群馬・渋川市)



4日午後2時48分、国道17号に出る(群馬・渋川市)



4日午後3時32分、遙かに見えるのは谷川連峰か(群馬・沼田市)



4日午後4時31分、湯宿温泉(群馬・みなかみ町)



4日午後4時47分、猿ケ京温泉(群馬・みなかみ町)



4日午後4時54分、赤谷湖(群馬・みなかみ町)



4日午後5時5分、新三国大橋(群馬・みなかみ町)



4日午後5時7分、三国まであと10キロ(群馬・みなかみ町)



4日午後6時5分、新三国トンネル(群馬・みなかみ町)



4日午後6時12分、新三国トンネルを抜けると新潟県(新潟・湯沢町)



4日午後6時20分、苗場スキー場(新潟・湯沢町)



4日午後6時33分、東京から190キロ地点(新潟・湯沢町)



4日午後8時56分、津南町通過(新潟・津南町)



4日午後9時50分、栄村通過(長野・栄村)



4日午後10時21分、野沢温泉通過(長野・野沢温泉村)


いつもはがむしゃらに走り、眠くなったらバス停のベンチ、いわゆる「帝国ホテル」で寝るというスタイルだったが、今回は357キロ地点の上田に宿を確保。約3時間の貯金を持って午前3時半にたどり着き、シャワーを浴び1時間ほど仮眠してリフレッシュした。


5日午前3時31分、ホテル到着(長野・上田市)


ところがリスタートした5日の早朝、上田から小諸へ上るあたりから右のヒザの裏に痛みを感じてきた。今までもたまに痛くなることがあるが、走っているうちに消えることが多く、今回もそれかなと思っていたが全く痛みが引かない。それどころか段々とひどくなってくる。それでも何とかだましだまし走っていたのだが、野辺山の上りの途中でストレッチしたら激痛が走った。もうだまし通せる痛さではない。この足では緩い野辺山は上れても笹子峠はたぶん上れないだろう。我慢して走っても今後に影響するかもしれない。ここでDo Not Finish(DNF)を決断した。ここまでの苦労が水の泡となるが、今後の選手生命を考えると仕方ない。


5日午前6時4分、日本ロマンチック街道を行く(長野・東御市)



5日午前6時31分、小諸市通過(長野・小諸市)



5日午前8時16分、佐久穂町通過(長野・佐久穂町)



5日午前8時56分、千曲川沿いを上って行く(長野・小海町)


ただ小梅線は本数が少なく、野辺山を越えて中央線まで下った方が輪行には便利。そのため痛みに耐えながらよろよろとJR鉄道最高地点を目指す。到着したのは午前11時1分で、この時点で貯金は40分ほどあった。故障しなけば完走できた可能性は大いにあった。残念無念。

この後は30キロほどの豪快な下りで、足を止めていても中央線沿線まで連れて行ってくれる。


5日午前10時11分、野辺山高原到着(長野・南牧村)



5日午前10時45分、野辺山駅(長野・南牧村)



5日午前11時1分、標高1375メートルのJR鉄道最高地点(長野・南牧村)


460キロ地点の韮崎駅からDNFを主催者に連絡し、輪行で帰宅。甲府までは混んでいたが、その先の高尾まではガラガラだった。笹子からは車窓から甲州街道を眺め参加者の姿を探したが、見当たらなかった。ここに来るのはまだ早いか。


5日午後0時12分、JR韮崎駅でリタイア(山梨・韮崎市)



5日午後1時5分、JR韮崎駅。輪行準備完了(山梨・韮崎市)


午後から雨予報だったが、結局、雨は降らず。返す返すも残念なり。

 ←ランキング参加中です。よろしければクリックを!

にほんブログ村 自転車ブログへ←こちらも、よろしければもうひと押しを

コメント(0|Trackback()




走れるかどうか不安だった14日のブルベ黒船400(湘南台〜下田〜小田原〜横須賀〜久里浜〜三浦〜鎌倉〜湘南台)だったが、何とか23時間5分で完走できたよー(^o^) 400キロは4年ぶりで60代となってからは初。まだまだ走れることができてほっとひと息ですな。

午前7時に土砂降りのスタートとなったが、予報通り小田原で上がり、あとは晴れ間もある上々のサイクリング日和。下田の黒船、三浦のたたら浜の黒船のマイルストーンを訪れるミッションは無事成功。熱海で偶然に花火も楽しめたし、今回も終わってみれば楽しいブルベだった。


スタート前のブリーフィング



熱海



尾ヶ崎ウイング



下田港のまどが浜海遊公園



下田の黒船ミュージアム前(コース外)



折り返しのあいあい岬



あいあい岬売店



下田駅前の黒船





熱海の花火



遅い夕食は大磯の丸源ラーメンで肉そば



三浦半島たたら浜の黒船のマイルストーン



久里浜の開国橋



久里浜



宮川公園のまぐろのマイルストーン



由比ヶ浜


ランチで食べた下田の道の駅の下田バーガーはボリューム満点。金目鯛のフライに加え、カマンベールチーズまで入っていた。1100円は高いと思ったが、実物を見て納得した。


下田バーガー


ただ、350キロ地点の三崎付近からの残り50キロは地獄だった。400キロ以上のロングライドではいつものことだが、午前2時過ぎから断続的に襲ってくる眠気に悩まされた。これに加え、ケツがすり切れて痛み始め、おまけに北からは強烈な向かい風。泣きたくなったが、午前4時近くにたどり着いた横須賀市民病院前の小屋風のバス停で少し眠ったことで少し元気が出た。

ゴールは午前6時5分。この時点でケツは限界をとうに超えており、12キロ先の自宅に帰るのも地獄だったが、帰宅後に即飲んだビールは最高やで(^o^) 前日は休肝日だったしねぇ。

この日の走行距離は402.1キロ、獲得標高は3923メートル。どこが平坦なんですかねぇ?。最後の最後に強烈な坂も待ってたし。さすが「アオバヒドイ」。

 ←ランキング参加中です。よろしければクリックを!

にほんブログ村 自転車ブログへ←こちらも、よろしければもうひと押しを

コメント(0|Trackback()




国道299号には苦い思い出ばかりだったが、今回のライドで見直したよ。

もちろん全てブルベでの話だが、最初は13年前の座間600。八千穂から十石峠へ上り、志賀坂トンネルから秩父へ抜けた。真っ暗な十石峠は何だか怖く、秩父へ出るまでどこを走っているのか分からなかった。おまけに眠気と寒さもありぼろぼろだった。次は10年前の定峰200。名栗、山伏峠を越えて秩父へ下り、その後定峰峠へ向かうのだが、この日は200キロ全てが本降りだった。さらに6年前の麦草400。この時は山伏峠で雨が降り出し、志賀坂トンネルを抜けても降り続き、十石峠を越えたところでようやく上がった。2年前の定峰200では秩父は晴れたが、全体的にゲリラ豪雨に見舞われるひどい1日だった。

そして迎えた4月23日のAJたまがわ主催の西上州300(二子玉川〜青梅〜小沢峠〜山伏峠〜秩父〜小鹿野〜志賀坂トンネル〜湯の沢トンネル〜南牧村〜深谷〜青梅〜二子玉川)。天気サイコーのサイクリング日和の中、国道299号を駆け抜けた。名栗、山伏峠を越えて正丸トンネルの先からイン。秩父市内の渋滞気味の区間を過ぎ小鹿野に入ると、緑、緑、緑。新緑の山々が目にまぶしい。こういう所を走りたかったんだよ。新旧が混在する民家に驚き、渓谷美に目を奪われる。いやぁ、最高だったよ。お天道様、ありがとう!


偶然にも同じ場所で撮影していた。上が雨の6年前。下が快晴の今回


今回のブルベは前半150キロが坂ざんまい、後半150キロが平たんというコース設計。ただ、超級の峠ではないのでムチャクチャ苦しいわけでもない。結果的に前半、後半ともに8時間ほどで走り抜き、15時間49分でゴールした。後半で言うと、南牧村からの西上州やまびこ街道は交通量が少なく、路肩も広く、舗装状態も良くてまさしく貯金ロードだった。その後も走りやすい道が続き、いい平たんコースだった。

「峠越えが好きな方は、迂回路として塩之沢峠を経由することも可とします」という挑発にも乗らず、素直に3・3キロの湯の沢トンネルに突っ込んだが、ラッキーなことに下り。それも漕がなくていい下りで、トンネルを抜けても気持ちのいいダウンヒルが楽しめた。

このコース、逆はないな。


小沢トンネル



山伏峠



緑の山々に囲まれた小鹿野の町



志賀坂峠へと向かう



赤平川の渓谷美



遙か下に道が見える。あそこから上ってきた



志賀坂トンネル



神流町恐竜センターの入口で入場者を威嚇する恐竜



神流町恐竜センター前で睨みを利かせる恐竜



道の駅上野



湯ノ沢トンネルへの分岐。直進は十石峠



塩ノ沢峠への分岐



湯ノ沢トンネル



道の駅オアシスなんもく



上信線下仁田駅



富岡製糸場付近



秩父鉄道小前田駅


実はモバイルバッテリーが作動せず、スマホの電源が残り100キロで切れた。よって写真は小前田が最後。PCが全てレシート取得で助かった。ブルベカードと写真撮れとかだったらアウトだった。

 ←ランキング参加中です。よろしければクリックを!

にほんブログ村 自転車ブログへ←こちらも、よろしければもうひと押しを

コメント(0|Trackback()




4月9日に開催されたAJたまがわ主催のブルベ「籠坂200」に、前回の都筑200に続きグラベルロードで参戦した。

コロナ禍で個別に走るケースが多かったが、今回は参加者が時間差スタートながら一緒に走った。やっぱり仲間がいると楽しいね。コースは二子玉川〜町田〜南足柄〜御殿場〜籠坂峠〜山中湖〜道志みち〜二子玉川。


多摩川河川敷・兵庫島公園のスタート地点


渋滞と信号の都会を抜け出し、中井町の山道へ入るころにようやくブルベモードとなる。途中に300メートルだが砂利道があったり、「めがねみち」というトンネルを抜けると富士山が見えたりと、上りはなにげにきついが面白いコースだった。


ここを左に入って山道へ。前方の赤い橋は東名高速



中井町から大井町へかけての山道へ入る



大井松田カートランド前を通過



砂利道現る



300メートルの砂利道突破



正面に富士山



めがね道へ入る



トンネル抜けると富士山


ランチは80キロ過ぎの山北駅前の鉄道模型がある民家風の食堂「ポッポ駅前店」でアジ・イカフライ定食。以前から気になっていて入ってみたかったのだが、当たりだった。


山北駅前の食堂でランチ



店内には鉄道のジオラマ



山北駅前の「ポッポ駅前屋」


標高1103メートルの籠坂峠への登坂は静岡・小山から約20キロ。ほぼ5%以下の緩い上りなのだが、この日は強烈は向かい風が吹き続け、こう配以上のものを感じた。


県道151号(須走小山線)。富士山が段々と近づいてくる



生土付近。富士山へ向かって走る



御殿場へ入る


103キロ地点には東京オリンピック自転車ロードレースのモニュメント。SNSでよく見かけたが、ここにあったんだと感激ひとしお。台の上に持ち上げるのはひと苦労だったけどね。


103キロ地点にある東京オリンピック自転車ロードレースのモニュメント


113キロ地点の籠坂峠到着は午後2時45分。通過チェックなので時刻は不問だが、バーチャルのクローズ時間は2時36分。まさかの借金9分だ!


富士山浅間神社前



道の駅すばしり近くからの富士山



113・6キロ地点の籠坂峠


この遅れを道志みちの下りで取り戻すべく、県境の両国橋までの25キロの下りをガシガシ回してぶっ飛ばす。フロントが46Tなのでちょっとギアが足りなかったが、167キロ地点の津久井湖近くのコントロールポイントでは1時間8分の貯金となった。ひと安心やで(^o^)

ゴールの狛江へは午後7時4分の到着で、かかった時間は制限時間13時間半に対し、12時間4分。中盤まで貯金が徐々に減っていってあせったが、終わって見ればこの日も楽しいブルベだった。


123・9キロ地点の山伏峠



195・4キロ地点の多摩川原橋



ゴール後はお約束のエクレア


最高気温は24度だったかな。日焼けしちゃったよ(^_^;

 ←ランキング参加中です。よろしければクリックを!

にほんブログ村 自転車ブログへ←こちらも、よろしければもうひと押しを

コメント(0|Trackback()




久々に神奈川ブルベに参加した。横浜・都筑区茅ヶ崎を発着する「都筑200」。スタート地点が自宅から16キロとお手頃な距離が魅力。20キロを超えると、行くのはいいが帰るのが面倒になるんでね。

19日に開催予定だったが、コロナ禍のため19〜27日で参加者が出走日を任意に選択できる形式となったので、一番天気予報が良かった25日にグラベルロードで出走した。

コースはみなとみらい〜三浦半島〜逗子・鎌倉の海岸線〜丹沢山麓の里山で、神奈川の見どころを走る、言ってみれば「観光ブルベ」。スタート前に主催の方と話す機会があり「中華街や金沢八景も通りますよ」と嬉しそうに説明して下さった。11時間ほどで完走したのだが、走りながら主催者の「神奈川愛」を存分に感じたなぁ。

また、三浦半島の宮川公園から松輪入口へ抜けるコースや、篠窪の富士見塚への激坂、渋沢丘陵の震生湖を抜けるマニアックな道など自分が好きなコースを走らせてくれたのも嬉しかった。

ランチは95キロ地点の葉山でカツ丼(850円)をがっつり。女性が2人でやっているカウンター5席だけの小さな店だが、止まりやすいし、リーズナブルなので何度か寄っている。しばらくお休みしていたので心配していたが、営業再開している姿にほっとした。

グラベルロードでブルベを初めて完走したことになった。タイヤが40Cなので時間がかかるかなと思ったが、元々が遅いのでロードと比べタイム的には代わり映えはしなかった。ただ、リアが34Tなので上りは楽(^o^)


日産スタジアム



ジャックの塔




赤レンガ倉庫



港の見える丘公園



金沢シーサイドライン



馬堀海岸



走水海水浴場



観音崎公園



浦賀の渡し



三浦海岸



宮川公園




三浦の大根畑。後方に宮川公園の風力発電



葉山で食べたカツ丼



逗子海岸



片瀬橋。後方に江ノ島



篠窪の富士見塚



篠窪の富士見塚の桜



篠窪の富士見塚の桜



渋沢丘陵から丹沢を臨む



 ←ランキング参加中です。よろしければクリックを!

にほんブログ村 自転車ブログへ←こちらも、よろしければもうひと押しを

コメント(0|Trackback()




約8カ月ぶりにブルベを走った。ランドヌ東京の「BRM1212東京200 弁天橋」。駒沢公園付近を発着で、多摩川サイクリングロード、荒川サイクリングロードを走る「ブルベ史上、最も平坦なコース」とのうたい文句に惹かれた。

リモートブルベカードで行われるので、出発は5日から19日の間で各自が任意で選択する。12日に走るつもりだったが、準備が間に合わず13日の月曜日に(たぶん)たった一人で参加した。

午前4時過ぎにスタートしたため多摩サイは真っ暗でスピードも出せず、日野橋の先の第1チェックポイントでの貯金はたった28分とパンクすればアウトのぎりぎり状態。夜が明けた下りで少しばん回し、81キロ地点の穴守稲荷神社では貯金51分とやや持ち直した。しかし、その後の東京横断で時間を食い、貯金は伸ばせず。築地を通るので海鮮丼でもと思っていたが、1時間弱の貯金では走り続けるしかない。


午前5時4分、狛江付近の多摩サイ



午前5時19分、府中多摩川風の道



午前5時52分、多摩サイ国立折り返し



午前7時11分、府中付近の多摩サイ



午前8時7分、丸子の渡し



午前8時37分、多摩サイ起点



午前8時44分、穴守稲荷神社



午前8時51分、弁天橋



午前9時55分、築地本願寺前



午前9時57分、日刊スポーツ新聞社前


この頃から風が強くなり、吹きさらしの荒サイに入った途端、猛烈な北風が襲ってきた。葛西橋から折り返しの志木までの37キロは地獄。ヘタすれば時速15キロを割ってしまい、平たんなのにまるでヒルクライムしているようで辛いなんてもんじゃなかった。裏を返せば、帰りの37キロは天国の下り。葛西橋に戻ってきた時には貯金が2時間近くまで増えていた。


午前10時39分、葛西橋



午前10時39分、葛西橋付近の荒サイ



午前11時46分、岩淵水門付近の荒サイ



午前11時46分、岩淵水門付近の荒サイ



午後0時24分、朝霞水門付近の荒サイ



志木付近の荒サイ出口


帰路は再び東京を横断するのでじりじりと貯金は減り、結局、ゴール時点では1時間24分となり12時間6分での完走。前日の12日は風もなく気温も高くてポカポカ陽気だった。無理しても12日に走れば良かった。平たんなのに足が攣るなんていままでなかったよ(T_T)

 ←ランキング参加中です。よろしければクリックを!

にほんブログ村 自転車ブログへ←こちらも、よろしければもうひと押しを

コメント(0|Trackback()



« 前ページ 次ページ »