お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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●月日 06年2月25日(土)
●目的地 大山(神奈川県伊勢原市)
●ルート 自宅~海老名~戸沢橋~伊勢原~大山街道~大山ケーブル追分駅手前~大山街道~東名下の道~246号線~自宅
●距離と時間 天気 曇りときどき晴れ
       出発 午後1時10分
       距離 63.99km
       ※06年の通算 1034.17km
スリックタイヤのMTBで大山目指す
遙かに見える大山。あの山の途中まで登ります
 先週、MTBのタイヤをスリックに代えた。走るのはほとんどロードだし、ブロックタイヤにしている意味はまったくないーーということに、購入から1年以上経ってようやく気がついた。1万円弱の出費は痛かったが、少しでもスピードが出るのなら、それに越したことはない。

 午前中に用事があったため、出発は午後1時となった。タイヤを代えてから走りたくてウズウズしていたのだが、どこへ行くか決めていない。湘南平のリベンジをしたいところだったが、時間的に無理だったので、先週行けなかった大山へ行くことにした(高津豆腐に続いて「大山豆腐を食え」という天の声もありました)。

 丹沢方面への定番ルートを走る。246号線を走って泉の森の先を左折し、目久尻川沿いを少し走って海老名へ。そこからは適当に南下して戸沢橋を目指す。

 これが速いのなんのって! 気がつけば時速30kmって感じ。

 いつもスピードが乗る地点では時速33km巡航。緩い下りだったら少し踏み込めばあっさり時速40kmを越える。タイヤを代えるだけでこんなに違うものなのか。これまで3枚あるフロントのアウターは重い感じがしてほとんど使わなかったのだが、気持ちいいほど回せる。平均時速だと3~4kmアップしているだろう。

 これまでは30kmそこそこでアップアップ。それで満足していた俺って一体何? これでロードだったらもっと速い? なんて考えていたら道を間違えた。

 戸沢橋からずっとまっすぐ行けばいいものを、小田原厚木道路に沿って左折してしまった。でも気分よく飛ばせたからよしとしよう。


勾配はまだ緩やか
旧道の鳥居前
 伊勢原駅の東の道を北上し、246号線を越えて伊勢原高校入り口の交差点を左折する。東名高速を越えたところにローソンがあったので、トイレと補給のため休憩した。

 再スタートしてからは緩やかな登りが続く。しかしながら、フロントのギアはいつのまにか一番内側に入っていたりして・・・。う~ん、今の馬力じゃ、ロードでもフロントは3枚必要かな。

 このあたりの坂はまだまだ余裕があった。時速も10km台を維持している。

 途中、旧道との分かれ道があった。ちょっと悩んだが、たぶん車が少ないだろう旧道へと直進した。バスも旧道を通っているようだった。


この橋を過ぎると・・・
鈴川にかかるあらたま橋(確か)
 だんだんと山の中といった雰囲気になってくる。旧道と新道が合流する手前には鈴川が流れていた。


勾配がきつくなります
さあ、丹沢大山国定公園に登るぞ!
 新道と合流したところを右折する。勾配が少しきつくなってきた。しかしまだ余力はある。何としても登ってやるぞ!

 土曜日とはいえ、午後3時前後なので車の通行量も少ない。多少ふらついても大丈夫さ・・・。


さらにこの橋を過ぎると激坂となります
大山阿夫利神社本庁入り口にかかる橋
 この道はつづら折りのカーブがそれほどない。見通しがよすぎる。そしてそれは自転車で登る者にとって、登る気力を失わせる効果がある。

 この本庁入り口という朱塗りの橋から先を見上げた瞬間、湘南平を思い出した。まだあんなに登るのかよ~。

 勾配はますますきつくなってきた。

 時速は10km台から8,7、6と落ちてくる。もう歩いているのと変わらないほどの歩みだ。あとは気力だけ。この先、どこまで登ればいいのかまったく分からないが、とにかく登るんだ! そう自分に言い聞かせる。


登ったぞ!
参道入り口付近。左の舗装道を歩行者も自転車もさらに登ります
 ふらつきながらも何とか頑張り、ようやく平坦なところに出た。橋を渡るとそこにバスがいた。お、ここで終わりか。バスの終点まで登れたじゃないか! むふふ。と思ってちょっと余裕で先に進むとまだ道があった。

 一般車両は進入禁止となっている細い道。その道は参道へと続く道で、車で来た人たちもバス折り返し地点近くの駐車場に車を置いてここを登らなくてはならない。

 ええい、行ったれ! そのまま登る。しかし、この道は超激坂だった。


ここでギブアップ・・・
中村屋駐車場の看板の前までは登れたが・・・
 もうペダルが回せない。ダンシングで無理矢理登るが、それも力尽きた。自分では結構登ったような気がしたが、後で降りたときに確認すると、たいして登ってなかった。

 この超激坂だが、たぶん私はこれから先も登れないと思う。というか、こんな坂登れなくてもいいや! と諦めました。


押しの一手でここまで
参道横の舗装道が終わり、参道に出たところにあった豆腐料理の店「小川家」(ここで食べたとかそういうわけではありません)。ケーブルの追分駅はもっと上にあるようです
 押すのもしんどい坂は途中で行き止まり。車のためにUターンする場所があり、そこを抜けると参道に出た。


参道は担いで下る
参道のお土産屋さん
 せっかく来たんだからと、参道を歩いて降りる。急な坂道で、所々にある階段も急だ。

 階段をMTBを担いで降りていたら
 「お兄さん、どこから登ってきたの?」とお土産屋さんのおばさんに声をかけられた。
 「向こう側の道ですけど」(ホントは押して登ったんだが、よけいな事は言いません)
 「へ~、すごいね。でも、その自転車軽いんでしょ」
 「いや、これは重い方です」(15キロ以上ありまっせ!)
 「大変だね」
 「仕方ないッス」

 途中からはもう一度参道横の道に出て、自転車に乗って降りたことは言うまでもない。


ここまでが限界
大山ケーブル行きバスの折り返し地点
 とりあえず、バス折り返し地点まで登れたことでよしとしよう。


大山はまだ遙か彼方
バス停付近のお土産屋
 大山豆腐食べたかったけど、もう午後3時30分を過ぎていた。たぶん帰るのに1時間30分程度はかかりそうなので、この日は泣く泣く諦め、そのまま下山した。

 次に行くときは、お昼に着くようにしよう! 豆腐定食などは軒並み1000円以上と結構いい値段だったが、来週の4、5日は大山とうふ祭りで安くなるみたいだった(4日は仕事、5日はマリノスの開幕戦で来れませんが)。


下りは爽快!
ひときわ目立つ朱塗りの橋
 下りは爽快だった。ほとんど直線の下り坂。車もいない。時速50kmを越えるスピードで一気に旧道との分岐まで下り降りた。これほどの風を感じてのダウンヒルは初めての経験だった。これもスリックタイヤの効果か。これまでのブロックタイヤだと、放っておくとどうしても止まってしまいそうになっていたので、下って登るときに勢いがつけられなかった。

 登りは辛いが、また来たい「坂」だ。でもあっという間ですが・・・。


次回は豆腐料理を
こんな坂を登ってきた
 旧道へまた入り、東名高速の下までの緩やかな下りでは、ペダルを踏み続け、これもあっという間に降りる。

 246号線を帰っても良かったが、何となく東名高速の下の道に入った。交通量もそれほどでなく多少のアップダウンはあったが、結構快適に走れた。

 さあ、次の坂はどこにしよう? なんてね・・・。


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