お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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●月日 06年2月4日(土)
●目的地 宮ケ瀬湖(神奈川県清川村)
●ルート 自宅~あゆみ橋~小鮎川~飯山温泉~尾崎~土山峠~宮ケ瀬湖
     (帰りは途中、県道63号線を左折したため迷ってしまい、適当に走って自宅へ)
●距離と時間 天気 晴れ
       出発 午後12時35分ぐらい
       トータル 70.11km
       平均時速 19.4km
       走行時間 3時間36分34秒
       ※06年の通算 589.06km
小鮎川を行く
小鮎川と国道412号線との交差にある平成橋から丹沢を臨む
 宮が瀬湖はこれまでMTBで2回行っている。

 もちろんどちらも土山峠経由。いつかはヤビツ峠からと思っているが、残念ながらその実力がないことは、400メートル弱と標高の低い土山峠でさえ初めて行ったときは最後の1キロほどが登れず押して行き、2度目も途中で1度休憩していることからも、証明されている。(情けない・・・)

 この日はBD-1で挑戦してみることにした。これでどこまで行けるかーーなんて思いながらも、「今日こそは一気に登ってやる」と密かに小さな野望を燃やしていたりして・・・。

 相模川にかかるあゆみ橋を渡ったところで右折してみた。これまでは直進して246号線に出てから行っていたが、ネットで調べていたら小鮎川沿いが走れるとあったので、行ってみることにした。

 車が対向するにも一苦労するような幅の狭い一般道が続く。道なりに進んでいたら、川幅が狭くなったことに気がついた。いつのまにか小鮎川沿いを走っていた。

 ダートの道が少しあったが、ほぼ舗装された一般道。しかし412号線と交差する平成橋から先は土手道となる。

 両岸に土手道があるのだが、右岸は橋の手前で唐突に切れていた。柵も何もないので、気がつかなければきっとそのまま川に落ちてしまうような危ない道だった。

 左岸をゆっくり進むとやがて一般道(飯山街道)と合流した。

飯山温泉
飯山温泉のランドマークとなっている朱塗りの橋
 1時間ほどで飯山温泉に到着した。距離は約20キロ。

 子供が小さい頃、東丹沢グリーンパークへ行ったことがある。朱塗りの橋を渡った先にあるのだが、そのときはもちろん車。まさかそこがチャリンコで1時間で来れる距離にあるなんて思わなかった。

 ここまでは坂らしい坂はないが、このカーブを曲がったところから徐々に登りになっていく。

 山の間をひた走る。この区間は平坦な所でもなぜかスピードに乗れない。MTBでもそうだったが、BD-1でも同じ感覚を感じた。どうしてだろう? 

 登り基調のアップダウンを繰り返し、尾崎の交差点に出た。宮ケ瀬まで10キロと表示されている。いよいよ、本格的な登りが始まる。

峠の上から見た宮ケ瀬湖
土山峠バス停近くの登山道を少し上ったところから宮ケ瀬湖を臨む
 不思議なもので、最初走ったときに「うわ~、何だこの坂」とまるで壁のようだった坂が、普通の坂に見えてきた。2度目でも結構きつかったのだが、今回はギアを一番軽くしないでも登れる。自転車通勤で246号線のアップダウンを走っている成果か。

 土山峠は最後の1~2キロがきつい。過去2回ともいつ足をついて休んでもいいように歩道を登った。今回もそうしようと思っていた。しかし、下り車線にしかない歩道へ渡るタイミングを逸してしまった。というか、その時にはすっかり忘れていた。

 時速10キロがやがて8キロ、7キロと落ちていく。しかし湘南平を登ったときのことを思い出し、ゆっくりあせらず登っていく。

 「あ、着いた」。

 2度目のときには、カーブを曲がるたびに頂上はまだかと苦しんだ。それが今回は苦しみはしたが、限界というほどではなく、余力を持って土山峠のバス停前に出た。

 やったぜ。小さな自己満足。一気に登ることができたよ、3度目にして。

 バス停近くから登山道がある。物見峠と辺室山へ通じている。ちょっと登ってみようか。そんな余裕も出てきた。

 自転車を置いて、急勾配の丸太の階段を徒歩で登る。登っているときはそれほど気にしなかったが、降りるときに愕然とした。一歩足を滑らせれば下まで一気に落ちるほどの細い道だった。おまけに草木は枯れているので下まで見通せる。高所恐怖症の身にとっては、かなりやばい状況だ。来なきゃ良かった。そう思いながらおそるおそる降りていった。
 

大つり橋
歩行者用としては日本最大のつり橋の水の郷大つり橋
 やまびこ大橋を渡った先に水の郷大つり橋がある。

 先に書いたように高所恐怖症である。でも一度は渡ってみたい。歩行者用としては日本最大のつり橋だそうだし。自転車に乗ったままでは視線が高くなり、当然怖いので歩いて渡った。それでも怖かった。極力、下を見ないように、橋の先を見ながら歩いた。

大つり橋から宮ケ瀬湖を臨む
宮が瀬湖は宮が瀬ダムが建設されたことによりできた
 宮ヶ瀬湖は、相模川に注ぐ支流のひとつである中津川に建設された宮ケ瀬ダムによりできた首都圏最大のダム湖。 非常に複雑な形をしている。

ハートマークだらけの水の郷商店街
バレンタインのイベントの準備中だった水の郷商店街
 つり橋を渡り、湖畔園地から上の商店街へ登る。相変わらず、休日だというのに閑散としていた。

 ここではいつも(ってまだ2回ですが)揚げ物を売っている店で食料を調達することにしている。今回は揚げシューマイ、鶏の唐揚げ、そしてカレーパン。注文してから揚げてくれるので3~4分は待つことになる。

 「寒いでしょ」と店のおやじさん。
 「いや、峠を登ってきたんでそうでもないですよ」と答えながら、心の中では胸を張る。
 「漕いでるときはあったかいですか」
 なんて言いながら、おやじさんは揚げシューマイにソースをかける。そうだ。この前来たときも「え、ソース?」とびっくりしたのだが、これが結構いける。鶏の唐揚げはボリュームたっぷり。300円だが、7~8個ぐらい串にささってた。

 この店の名前は「水の郷ラーメン」。左の写真の赤い看板のところなのだが、近くのベンチで食べ終えて、缶コーヒーを飲んでたら、まだ午後3時だというのにおやじさん店じまいしちゃった。前に来たときは、「カレーパンがテレビかラジオで紹介されました」なんて書いていたのだが、ラーメン屋だったとは初めて知った。次に行ったときはラーメン食べてみるか。

 商店街のあちこちでハートマークが飾り付けられていた。ライトアップも用意されている。なにかイベントでもあるらしい。なんだろう? この寒いのに。おやじさんに聞いてみれば良かったと思いながら、水の郷商店街を後にした。

 走り出してしばらくしたところのトンネルに「バレンタインフェア 2月8~14日」という横断幕が掲げられていた。もしかしてと思っていたが、この閑散とした水の郷商店街とバレンタインがどうしても結びつかなかったのだ。

 

座架依橋下の遊歩道
相模川にかかる座架依橋の下の遊歩道
 登るときはあんなに苦労したのに、下るのは一瞬で終わってしまう。

 しかし、寒かった。ちょっと長い休憩をして体が冷えたせいもあるだろう。鼻水がたれそうなのを必死でこらえながら、一気に尾崎の交差点まで下る。ただ、カーブが続くのと、路肩の白線を境にして左の方はじゃりが多くそれほどスピードは出せなかった。

 飯山温泉あたりでようやく体が温まってきた。

 途中で県道63号線に入ったが、あとで地図で確認すると帰る方向とは逆だった。

 中津川を渡り、急勾配の坂を上り、農道を走っていたら座架依橋に出た。下を見ると遊歩道がある。ちょっと走ってみようか。もしかしたらずっと続いているかも。でも、すぐ終わった。

 その先は一般道が川沿いに続いており、やがて246号線の今泉付近に出た。

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 BD-1って意外に登れるじゃないか。よし、次は調子に乗って半原越だな。


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