お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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●月日 06年6月21日(水)
●天気 曇り
●出発 午前9時40分前後
●帰宅 午後5時前後
●目的地 箱根
●ルート 自宅~海老名~産業道路~柳島~R134~太平洋岸自転車道~R1~箱根湯本~旧街道~畑宿~旧街道~小田原城~R1~産業道路~自宅
◆サイコンによる記録
       距離 117.71km
       平均時速 22.7km/h
       走行時間 5時間10分59秒
       最高速度 47.7km/h
       ※06年の通算 4190.71km

 ロードデビューの翌日。雲行きは怪しいが、予報は1日曇り。それを信じて走り出す。
 
 目的地は箱根。出発が9時半を回っていたので、私の脚では芦ノ湖までは登れないが、少しぐらい登ってみる時間があれば上ってみたい。ロードでどの程度登れるかも確かめたい。
 
 FELT F5Cはコンパクトドライブで、フロントが50T×34T。リアは11-23T。34×23じゃ、MTBの低いギア比に慣れた脚ではとうてい坂は登れないと最初から諦め、リアには早々と27Tを入れてある。
 
 産業道路を柳島まで快調に飛ばし、R134に入る。巡航速度は30km/hを少し越えたあたり。それが33、34とだんだんと伸びる。なんだか嬉しくなってくる。しかし、リアのスプロケットを見ると、汚れているのは半分からホイール寄りだけ。重いギアはまったく踏めてない。悲しいかな、今の私の脚では10速は必要ないようだ。
 


太平洋岸自転車道。向こう側は西湘バイパス


 大磯港の奥の歩道橋の下から太平洋岸自転車道に入る。入り口にしては何だか寂しい所だ。おまけに最初は砂だらけ。そこを押して乗り越え、アップダウンを過ぎると、R1のさざれ石交差点先の細い道からの入り口と合流する。ここを走るのは3度目だが、距離はたった2キロ余り。その割りには名前が「太平洋岸自転車道」。初めて走ったときは「おぉ、どこまで続いているんだろう」とワクワクしたんだが・・・。ちょっとおおげさ過ぎないかい。
 
 あっという間に大磯ロングビーチ手前に到着。ここからR1に入り、そのままノンストップで小田原、そして早川口からの緩やかな上りの道に出る。


箱根・三枚橋。ここから箱根旧街道が始まる。向こうに見えるのは箱根湯本駅

 三枚橋到着が12時30分。自宅からの距離は54kmぐらい。所要時間は約3時間。確か平均時速は25km/h前後だったと思う。私としては画期的な早さだ。参考までに昨年8月にBD-1で行ったときは箱根湯本駅まで3時間30分近くかかっている。ルートが多少違うが、それでも30分もの記録短縮! 
 
 ここでまたクリート部分の右足の裏が痛くなってきた。ビンディングを外すと、足を動かせないぐらい痛い。血の気が失せてしびれたような感じだ。5分ぐらい休憩すれば痛みも引くのだが、中敷きを厚くするなり対策しなくては。
 
 さてどっちにしようか。R1を直進か、旧街道か。今日は午後5時には戻ると言って来たので、いずれにせよ芦ノ湖までは無理。どうせ無理なら途中まででも気分が良さそうな旧街道にしよう。
 
 三枚橋を後にして、旧街道を登り始める。フロントはずっとアウターだったが、ここからはもちろんインナーを使う。緩やかな傾斜が突如きつくなったり、たまに下りも現れるという道のり。車もほとんど通らない細い道をよいしょよいしょと上っていく。奥湯本、ホテルはつはな前を通り過ぎる。途中、湘南平を思わせる直線の上りもあったが、苦しいながらも何とか登れている。27Tをところどころで使用しているのだが、これ以上軽いギアはないという恐怖も感じる。これで登れなくなったらおしまいだ。せめて畑宿までは行こう。途中からはそれを目標に上り続けた。
 
 上りのカーブは立ち漕ぎで乗り切る。手の力がそのまま自転車に伝わるので、ぐいぐい引いて上っていく。
 
 ビンディングを思い切り緩くしているのだが、シングルモードなので外れにくい。これも恐怖だった。登り坂の途中で止まったら絶対立ちゴケする。MTBだったらもう少し余裕を持って上れるのに、と思いながらペダルを必死で回す。
 
 ふと前を見るとバスが止まっている。その後ろには乗用車が2台。停留所で誰か降りているようだ。まだ登り坂の途中。追い抜けるわけもないし、ゆっくりと走って後ろにつけて動き出すのを待つ余裕もない。あ~あ、足着いちゃった・・・・。
 
 バス停は「変電所前」。ここからの坂が一番きつかった。ちょうど上から40人ぐらいの団体のおじちゃん、おばちゃんが一列になって歩いて降りてきている。下から上ってきている自転車乗りはきっと注目の的だろう。ここで足を着くわけにはいかないぞ。
 
 その坂を何とか上りきってもまだきつい上りは続く。27Tがなかったら絶対に登れなかった。
 
 ようやく人家が見えてきた。坂も緩やかになる。畑宿に着いたぞ~。倒れ込むように自転車を降りる。天気の悪い平日とあって人の姿はない。突き当たりの一里塚や石畳道へと続いている道の両側にある寄せ木細工の店も1軒は休み、もう1軒は開店休業状態だった。



畑宿の一里塚。旧街道の石畳道が先へと伸びている





畑宿から先の坂。この先に七曲がりが待っている


 ふひ~~~。ようやく着いた。やれやれ。しかし、カーブの曲がった先を見ると、激坂がある。自分の中の「畑宿まで上る」というこの日の目的は達したので、上る気はもう起きない。おまけにその先には七曲がりがある。ダンシングを練習して、また来ることにしよう。今日はここで終わりだ。

 三枚橋が標高86メートル、畑宿が404メートル。距離は約5kmなので、平均約6.4%の坂を上ってきたことになると後で計算して知った。初めてにしてはよく頑張った方だと、自分を褒めてあげてもいいかな。時間はたぶん30分以上かかっていると思われますが・・・。

 下りはまるで地に足がついてない走りだった。やはりブレーキが遠く、かけづらい。ドロップハンドルを持つと大丈夫だが、この前傾姿勢は慣れないこともあってしんどい。怖さがまず出てきて、これまでのようなスピードも出せない。とにかくカーブでは早め早めの減速。特に急カーブでは止まってしまうような速度まで落とす。だんだん慣れてきたかなと思ったら、もう三枚橋手前。そこから早川口までは坂が緩く直線的なこともあって、まあまあ飛ばすことができたが、やはり借りてきた猫のような走りには変わりなかった。


小田原城の銅門。この広場で休憩





小田原城では菖蒲まつり(6月1日~25日)が行われていた

 小田原駅周辺のコンビニで食料を調達し、小田原城に入って大休憩。ちょうど菖蒲まつりが行われていた。ここにもたくさんのおじちゃん、おばちゃんがおり、カメラを構えたり、スケッチしたりしていた。
 
 平均時速を見ると、20km/hを少し越えたあたり。旧街道の最後の方は時速7~8km/hだったし、仕方ないか。
 
 小田原からの帰りは休憩するつもりはなかったが、やはり足の痛みに耐えきれず3度ほど10分弱の休憩をせざるを得なかった。
 
 これまでMTBでもBD-1でも帰りはヘロヘロになって、時速も23~25km/hぐらい。産業道路なんて風(なぜかいつも向かい風の気がする)のせいもあるが、いつの間にか20km/h以下なんてこともあった。それが、帰りも時速30km以上が出てしまう。平坦な道だとペダルも気持ちいほど回せる。
 
 もっと早くロードバイクに出会いたかったなぁ。でも、これから目一杯楽しむぞ!

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