お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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 守れなかった。川口の神通力も前半45分をもたせるのがやっとだった。
 
 勝てないまでもせめてゼロ封を。ささやな夢が、前半34分に恐れを知らぬ夢に変わった。玉田がファーサイドからニアサイドへうまく走り込んでブラジルDFを置き去りにして豪快に左足をうならせてまさかの先制。「あと1点! クロアチアも勝っている。もしかして!?」。

 しかしその夢は10数分であっという間に崩れ去った。前半ロスタイムに中沢がロナウドのマークを外してフリーでヘディングを決められ同点にされる。
 
 ここで気持ちが切れたのだろうか。ヒデは大声を出していたが、後の選手は下を向いていた。
 
 ハーフタイムで立て直すこともできず、後半は実力の差をまざまざと見せつけられる3失点。決定力のないFWに中盤をつくれないMF。そしてあっさりと突破を許すDF(ボンバー一体どうしちゃんだよ~)。
 
 2点差で勝つどころか、1ー4の惨敗。スコアだけでなく、内容でも圧倒された。世界のトップレベルの厚い壁にあっさりとはね飛ばされた。後半のブラジルは、楽しそうだった。でも、相手の監督が神様なんだから、そんなに調子に乗らないで3点でやめとけば良かったのに。4点目はお互いに余計だった。
 
 試合が終わっても悔しいという気はそれほど起こらない。これが今回のW杯での日本の実力だ。仕方ない。諦めの心境だ。寂しいけど。
 
 ジーコの4年は1分け2敗という結果を残して終わった。オーストラリア戦が誤算だったというが、選手の「勝とう。勝つんだ!」という強い気持ちがほとんど感じられない3試合だった。Jでこんな試合を3試合も続けていたら、相当なブーイングが選手に浴びせられるだろう。結果はともかく、闘う気持ちが大切なんだよ。ぶっ倒れるまで走ったのは、ヒデだけだったよ。
 
 そのヒデがブラジル戦の後、ピッチに(泣きながら?)寝ころんだ姿は印象的だった。スタンドから見ていれば違うのかもしれないが、テレビ観戦している限りでは、それ以外で感動するような場面はなかった。
 
 しょせんはアジアでしか通用しないサッカー。あのジョホールバルの感動も、アジア杯での奇跡も、相手がアジアだからできたという厳しい現実を改めて突きつけられた大会だった。
 
 さて、4年後の南アフリカを目指す闘いが始まる。今回のアジア勢の結果では枠が減るかもしれない。そしてオーストラリアが参戦してくる。道はますます険しくなっている。そして世界レベルのサッカーに追いつく道は遠い。
 
 おっと、その前にアジア杯の予選なんてのがある。8月16日イエメン戦。9月3日サウジアラビア戦、6日イエメン戦。新監督は来月発表されるようだが、これからの世代交代をどうするかが大変だ。といいながら、やっぱりマツは呼んで欲しいと思うのだが・・・。4年後を見据えた代表なのか、アジア杯を勝ち抜く代表なのか。それとも北京五輪世代のチームになるのか。はてさて・・・。
 
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