お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
?



MTBでチャリンコ通勤<6月12日=56>

 


洗足池にて。梅雨空の下、のんびりボート遊びに興じる人もいた


 いまにも泣き出しそうな怪しい天気だが、予報は曇り。週末の天気が期待できそうもないので、通勤だけでも頑張って走らねば。
 
 足に冷たいものを感じるたびに、空を見上げる。相変わらずのどんよりとした梅雨空。何だ、汗か。
 
 最近、ジャージの下にユニクロのボディテック(ドライコンプレッションジップノースリーブ)を着ている。体にピッタリしている割には動きやすいし、汗をかいてもベトつかず、サラっとしている。なかなかのスグレものです。
 
  サイコンによる記録
 距離 42.84km
 平均時速 23.8km/h
 最高速度 55.0km/h
 走行時間 1時間48分07秒
 ※06年の通算 3953.22km

 ←ランキング参加中です。よろしければクリックを!

コメント(0|Trackback()




<その1>から続きます
丹沢周辺の地図です

 浅間山林道から降りたところは蓑毛のバス停。ヤビツまで行かないバスの折り返し所だ。
 


11時29分。蓑毛バス停。さあ、ヤビツ峠へ

 ボトルに水分を補給し、ヤビツを目指す。

 名古木から来るとここまでの登りが一番きつい。それをショートカットならぬロングカットした浅間山林道だが、気分はこっちの方が断然いい。

 雨が降りしきる中、ゆっくりと登り始める。
 


11時57分。菜の花台バス停のヘアピンカーブ


 霧雨がだんだんと普通の雨に変わっていく。でもまだ走れないほどじゃない。ここまで来たんだ。ヤビツまでは登ろう。

 あれ、いつの間にかインナー使ってるじゃないか。ヘタレだねぇ。仕方ない。これから先のテーマは、リアのローギアを使わないこととしよう。

 前回来たときは「足をつかない」がテーマだった。今回は菜の花台の絶景を楽しみたいのでそれは止めた。って、霧で見えませんよ~。

 


菜の花台展望台より。雨と霧。絶景のはずが・・・


 せっかく展望台に登ったのに、何も見えない。また来なくちゃ。今度はロードだぞ。青いフレームの。むふふ。

 


振り返っても、霧・・・


 どこまでも霧。それでも菜の花台には何台かの車が止まっている。自転車乗りは浅間山林道でパスされた一人だけ。

 おぉ、そういえば怒濤のように下り降りてくるおばちゃんランナーがいた。蓑毛のちょっと先。降りてくるからには、登ったんだよね。この日最初に挨拶した人だよ。おばちゃん、そんなに鍛えて、どうするんだろう?

 


ますます深くなる霧


 登るにつれ霧は深くなり、雨は強くなる。しかし時速10km以下なので、霧は何の支障もない。雨は、・・・寒いよう!

 ときおり車が登っていく。カップルの二輪が追い抜いていく。でもそれだけ。何だか幻想的な世界に一人取り残された感じ。雨も降り続いているが、それほど気にならない。明日からはドイツW杯が始まる。仕事も忙しくなる。深夜のテレビ観戦も忙しい。毎日が寝不足の日々となるだろう。でも、そんな現実的なことは頭の中から綺麗さっぱり消えている。聞こえるのは鳥の声だけ。静寂と霧と雨。そんな世界をペダルを踏んで登っていく。考えるのは・・・・、「峠はまだかっ」ってことだけ。
 


12時30分。ヤビツ峠到着。標高761メートルは幻想の世界?

 霧の中にヤビツ峠はあった。トイレの前のベンチで、先ほど登っていった二輪のカップルが休憩していただけ。数台の車が駐車場に止まっていたが、ほかに人の姿はない。

 二度目の訪問。まさか、こんな雨と霧の日に来るとは思わなかった。

 休憩もそこそこに裏ヤビツを宮ケ瀬に向かって降り始める。路面は濡れ、霧もある。楽しみにしていたダウンヒルはお預けだ。ブレーキをかけっぱなしで、ゆっくりゆっくり下っていく。時速は30km/h以下。カーブでは20km/h以下まで落とさなければ曲がりきれない。

 そして、寒い! 暑ければ脱ごうと思って着てきたウインドブレーカーとレッグウォーマーだが、脱げるわけがない。鼻水も流れて止まらない。顔面は雨と鼻水でびっしょり。早く帰ってシャワーを浴びよう。

 こんな天気でも湧き水のところには人がいた。大きなペットボトルを、水が出ているところすべてに置いている。おばちゃん、その水どうすんの? って聞いてみたかった。

 きまぐれ茶屋は開いていて、浅間林道で私をパスしたローディーがいたように見えた。

 下っていると、ハイカーのおじさんが登ってきていた。すれ違うと、大きく手を振って満面の笑顔で挨拶してくれた。この雨の中、これからヤビツまで登るのだろうか。日暮れまでには帰れないぞ。どうするんだろう。手を振って返したかったが、こちらはブレーキから手は離せない。会釈しかできなかったが、元気をもらった気がした。

 札掛橋まで一気に下るが、標高が下がるにつれ霧は晴れ雨も上がってきた。このまま帰ろうと思っていたが、唐沢林道への下りが見えると、ためらわずそこを降りていった。
 


12時58分。唐沢林道ゲート到着


 ゲートを越えると唐沢川。そこにかかる橋からの眺めは素晴らしいものだった。
 


自転車乗りとハイカーにしか目にすることのできない滝


 周囲を緑に囲まれた橋。その遙か下を流れる川。目を上げれば滝がある。こんな風景に出会えるから、雨でも霧でもここへ来ようと思ってしまう。
 


唐沢林道は石ころだらけ

 唐沢林道は石ころだけらけだった。ところどころ、土砂崩れの跡もある。道の真ん中にでっかい石があったりもした。一体、どうやって石が道の真ん中に来たのだろう。不思議。

 ゲートからは登りが続く。いつの間にか、また雨が降り出していた。
 


13時12分。火打沢トンネル到着。最初のピーク


 最初のトンネルに到着。ここから下りが続き、やがて物見峠への登りが始まる。

 たったひとりだと思っていたら
 バキッ
 と上の方から音がした。何だ! と思って見ると、茶色い四つ足の動物が走り去っていった。キツネ? 犬? タヌキ?
 ひとりじゃなかった。
 


13時45分。物見トンネル到着

 結構きつい登りもあったが、何とかリアのローギアは使わず、物見峠までたどり着いた。
 


物見峠はもう少し上

 ただし、峠はここからまだ階段を上って行かなくてはならない。雨も降っているし、登っても見晴らしはきっと悪いだろう。登るのは次回にしよう。
 


雨に濡れた唐沢林道

 唐沢林道では誰にもすれ違わなかった。

 何だか、後ろが気になって何度も振り返る。天気が悪いこともあり、ちょっと怖かったりして・・・。
 


14時3分。ゲート到着

 下り切るとゲートがあった。ここのゲートは両端に隙間がなかった。ちょっと出るのに苦労した。

 出たところは上煤ケ谷のバス停近く。一服していると2人のローディーが下っていった。さあ、私も行くか。法論堂林道はどうしようかと思った瞬間、土砂降りになった。この日で一番強い降りだ。悩むことなく、自宅へ向かうことにした。あと20kmあまり、濡れて帰るしかない。

 下半身はそれほどでもないが、上半身がずぶ濡れ。雨の日って、前のタイヤの水しぶきが思い切り顔にかかるのねって、初めて知った。メガネは雨の水滴と、前のタイヤからの水しぶきで役に立たなくなってきた。まずいぞ、こりゃ。

 ところが、尾崎の交差点で雨はピタリと止んだ。笑ってしまうほどの急変。おまけに路面もそれほど濡れていない。何だこれ。もしかしてこのあたりは降ってないのか? 厚木までくると路面は完全に乾いていた。途中、カミさんに電話で確認すると「雨? パラッときたけど、全然降ってないよ」と言う。あ~、今日は山じゃなく海へ行けばよかったのか・・・。

 ずぶ濡れで帰宅。速攻でシャワーを浴び、速攻でぷしゅ~。雨で路面が濡れていたので、ダウンヒルでスピードが出ず平均時速は16km台。まあ、いいか。こんな日もあるさ。

 ←ランキング参加中です。よろしければクリックを!

コメント(4|Trackback()