※原田ひ香(1970年神奈川生まれ。05年「リトルプリンセス2号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞受賞。07年「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞受賞。著書に「三千円の使いかた」「そのマンション、終の住処でいいですか?」「事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング」「人生オークション」「母親ウエスタン」「彼女の家計簿」「ミチルさん、今日も上機嫌」「三人屋」「ラジオ・ガガガ」など)
●松坂慶子のイメージが強すぎて…
わずかな年金と清掃パートで細々と暮らす76歳の一橋桐子が、3食介護付きの刑務所入りを狙って「ムショ活」を始め、犯罪に手を染めようとするのだが…。
原作を読むより先にNHKのドラマを先に見たため、桐子役の松坂慶子と親友トモ役の由紀さおりが頭の中を駆け巡って困った。ただ、ドラマは原作に忠実ではない部分が多くあり、二重に楽しめた。ちなみに「ムショ活」は原作にはなく、ドラマ内での言葉。
「子供と別居し、妻に先立たれたひとり暮らしの人」が結婚詐欺のターゲットだそうな。それって俺? 気をつけなくちゃ(^_^; でも、金はないから大丈夫か。
あちこちでクスリとさせながら、ほろりとくるハッピーエンド。ちょいとできすぎの感がしないでもないが。
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