お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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※早見和真(1977年神奈川県生まれ。桐蔭学園高野球部出身。2学年上に高橋由伸がいた。2008年、その野球部時代の体験をもとに執筆した「ひゃくはち」でデビュー。同作は映画化、コミック化されベストセラーとなる。14年「僕たちの家族」が映画化、15年「イノセント・デイズ」が第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞、テレビドラマ化され大ベストセラーに。19年「店長がバカすぎて」が20年本屋大賞ノミネートされロングセラー。20年「ザ・ロイヤルファミリー」が第33回山本周五郎賞およびJRA賞馬事文化賞受賞。ほかに「小説王」「かなしきデブ猫ちゃん」(絵・かのうりん)など)



●一番おバカなのはやっぱり谷原京子さん?

 山本猛(やまもと・たける)元店長が、3年ぶりに吉祥寺本店に店長として復帰した。張り切る店長だが、相変わらず、人を苛立たせる天才だ。しかし谷原京子(たにはら・きょうこ)は、心の中で「お帰りなさい」とつぶやき…。『ランティエ』連載を加筆し書籍化。

 「店長がバカすぎて」の続編。帰って来た山本店長、小柳さん、磯田さん、石野恵奈子(大西賢也)さん、京子の親父さんらのおなじみメンバーに新キャラも加わった。ただ前作ほどの衝撃はなく、店長に前作ほどのキレ(馬鹿さ加減)もない気がした。笑わせるシーンも出てくるが、やはり前作の「つぐない」ほど腹を抱えるほどではないかな。作品中に「多くの小説の続編が蛇足と断じられ、成功した一作目に傷を負わせてしまう」という表現が出てくるが、自虐かと思ったほど。

 そのせいもあって中盤は少しだるい気がしたが、第五章で「あれ? どうなってんねん?」と驚かせた後は最終章まで息をつかせぬ展開が続く。で、結局、やっぱり面白かった(^o^) もしかしたら「谷原効果」だったかもね。「おもしろい」とハードルを上げすぎてしまうと「それほどでもない」ってことになり、「つまらない」とハードルを下げておくと「意外とおもしろかった」となる。図書館で予約してからだいぶ待ったので期待も大きかったからなぁ。

 それにしても一番おバカなのはやっぱり谷原京子さん? 「店バカ 3」が楽しみだ。

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