※益田ミリ(1969年大阪府生まれ。イラストレーター、エッセイ、マンガを手掛けるほかに、ふとした日常のつぶやきを五七五にした「つぶやき川柳」でも知られる。夫なし男なし三十路半ばの「すーちゃん」の日常を淡々と描いた異色四コマ漫画「すーちゃん」「結婚しなくていいですか。すーちゃんの明日」はじわじわ人気を呼び、ベストセラーとなっている。主な著書に「お母さんという女」「大阪人の胸の内」「女湯のできごと」「ピンク・レディー世代の女のコたちへ」「『妄想』はオンナの幸せ」など。朝日新聞朝刊土曜日付にエッセイ「オトナになった女子たちへ」を漫画家の伊藤理佐さんと隔週で連載中)
●なんて面倒な父親 でも憎めないなぁ
光文社「小説宝石」で2004年5月号から08年12月号まで連載された「『オトーさん』という男」を基にし、大幅に加筆、修正。
短気ですぐに怒鳴るオトーさん。言わなくていいことも大声で言ってしまうオトーさん。いいところもあり、好きなところもあるのだが、娘としては「こーゆー人が恋人だったら絶対にイヤ」。読みながらなんて面倒な父親なんだと思ったけど、でも、憎めない。ホントは愛してるのよ、オトーさん。そんな気持ちが伝わってくる。思わず微笑んでしまうエピソード満載のほんわかイラストエッセイ。しかし、オトーさんはこの本を読んでどう思うのだろうか。「おもろいな」と言って、でも何も変わらない気がするが(^_^; 「お母さんという女」も読まなくちゃね。
我が家も娘2人。なんて思われてるんだか…。
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