”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話・・・ビジネス編(106)

2006年09月05日 22時41分10秒 | ビジネス
9月5日晴時々曇
朝晩少し心地よい風が吹くようになりましたね。残りあとわずかで今年のヨットシーズンも終わりです。今年は前半を骨折で棒に振ってしまったので、何か不完全燃焼ぎみです。
「大学」は今日経一章の残りを読み明日以降伝一章~十章で終わりです。かなり短い書ですが中身が結構重いですね。それでは続きを

古(いにしえ)の明徳(めいとく)を明らかにせんと欲する者は、先ずその国を治む。
その国を治めんと欲する者は、先ずその家を斉(ととの)う。
その家を斉えんと欲する者は、先ずその身を修む。
その身を修めんと欲する者は、先ずその心を正しくす。
その心を正しくせんと欲する者は、先ずその意を誠(まこと)にす。
その意を誠にせんと欲する者は、先ずその知を致(いた)す。
知を致すは、物に格(いた)るに在り。

物格って后知至る。知至って后意誠なり。意誠にして后心正し。
心正しくして后身修まる。身修まって后家斉う。家斉いて后国治まる。
国治まって后天下平らかなり。

(解釈)
前段と後段は同じ内容ですよね。多分後段の方が順序的には分かり易いと思います。
格物とは「大学」で言う六芸(礼・楽・射・御・書・数)を極めることを言い、六芸を極めることによって知に至り善悪の弁別に惑うことがなくなります。知に至ることにより誠実にして身を欺くことがなくなります。意誠にすれば心は正しく、心が正しければ己の身が修まります。身が修まれば一族・一家が斉(ととの)います。一家がちゃんとととのえば、国が治まります。国が治まれば天下太平の世の中になります。まさに古きよき時代の明徳が実現していることになります。

と言う解釈でどうでしょうか。要は上は天子より下は庶民にいたるまでわが身を修めることがないかぎり天下太平の世の中にはなりませんよ。と孔子は言っています。
この経一章は孔子が言ったことを曾子(そうし)が記述したもです。このあと伝首章から伝十章までは曾子の意見でその弟子達が書き加えたと大学には書かれています。すなわちあとの伝首章から十章はこの短い経一章の解説になるわけです。従ってよく意味がわからなくてもさらに解説されていくので安心してください。
今日はこれまでです。明日は静岡から客人が見えて、一杯やることになっていますので休ませてもらいます。そしてあさってから伝十章までを読むことにします。
短いけど奥が深くてまだまだ修行が足りませんがお付き合いよろしくお願いします。
コメント
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