”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話

2009年12月13日 21時22分03秒 | Weblog
12月13日(日)曇

今日は新幹線と東名高速バスを乗り継いで静岡の田舎に行ってきました。暮に帰省するのは30日になるので、今年も自分で打つ予定のそば粉を購入したり、母親の様子を見たりのつもりで暇にまかせて行きました。ところが一昨年購入した中古の軽自動車のエンジンがかからず、まったく役に立ちませんでした。最近は自分の車で往復するのが疲れるので、新幹線や高速バスで帰って足回りに利用する目的で買ったのですが、バッテリーがあがってダメだったり、今回のようにエンジンをかけるとカラカラ音がするだけでダメだったりで結局何の役にも立っていません。
やっぱり道具は日常的に使っていないとダメだと言うことがよくわかりました。弟が時々乗って様子を見る事になっていたのですが、どうも言った時だけで、ずっと来てなかったようです。まぁ人はあまりあてにならないと言うことかもしれません。

さて今日の船の話は長崎ペーロンと那覇ハーリーについてです。どちらも中国で始まった竜船競漕を起源としますが、長い年月の間にそれぞれの文化と伝統の中でいろいろな違いが出て現在に至っています。それではどのように違うのか御存知ですか?
多分TVなどで大勢の人が船に乗ってオールを漕いで競走している映像をご覧になったことがあると思います。竜船競漕の起源は古代中国の春秋時代の楚の名宰相だった屈原が謀略に遭って失脚し、国を憂えて川に身を投げたこと対し、民衆は船を出して、ドラや太鼓を打ち鳴らし魚を追い払い屈原の亡骸を守ったと言う故事にあります。その後毎年慰霊のため竜船競漕が行われるようになったそうです。それが日本に伝わってお祭りにドラや太鼓を打ち鳴らして大勢の人達が船を漕いで競走するようになったのがペーロンであり、ハーリーです。ただ長崎ペーロンは海を鎮める為に行われた行事ですし、沖縄ハーリーは海の安全を祈願して行われる行事で日本での始まりは若干違っているようです。どちらもすごい波しぶきをあげてまるで白い龍が進むようなので竜船と言うのだと思います。

ところが両者は船の長さ、漕ぐ人数、出艇する船の数、競走する距離がすべて異なります。船の長さはペーロン13.6m、ハーリー14.5mでハーリーの方が長い船を使います。従って漕ぎ手もペーロンは26人以内(乗員は30人以内)に対しハーリーは32人(乗員は42人)です。競走する船の数はペーロンが6艇ぐらいなのに対してハーリーは必ず3艇と決まっています。さらに走る距離はペーロンが往路630m、復路520mで1150m、ハーリーは往路350m、復路300mの650mで競います。

まぁ大した違いではありませんが所変われば品変わるですね。現地の人達にとってはその違いは大きいのですが僕たち観光客からみれば同じようなものかもしれません。
そう言えば僕たちが欧米人を見ればみんな同じように見えて区別がつきにくいけど、日本人同士を見る時は容姿の違いまではっきりわかることと同じですね。
専門家同士で議論すると細部ばかりに気を取られて本質を見失うことがよくあります。その点門外漢が一人加わるだけで議論と言うのは原点に容易に戻ることができます。そう言う意味でいろんな違った視点を持てる企業は強いような気がします。

はい今日はこれまでです。船の話もだんだんネタがなくなってきましたがもう少し頑張ってみます。
コメント
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