12月18日(金)晴
今日はこの冬一番の寒さでしたね。明日はもっと寒くなるようです。名古屋では明日は雪の予報です。子供の頃は雪が降り出すと、青竹を取りに行き、竹を割って2mほどの青竹の節をけずり、50cmぐらいの所を火であぶりながら曲げてから足巾ほどの板に打ちつけて竹スキーを作ったものでした。ちょうど出来上がるころには数cmぐらい積もって、丘の上からすべって遊んだものです。
現代のように何でも買える時代では、自分の遊び道具を自分で作ることがほとんどなくなってしまいましたが、我々の子供の頃は竹スキーだけでなく、下駄スケートやら竹馬やら竹トンボ等々見よう見まねで作ったものです。そのため男の子はたいてい小刀をポケットに入れていました。でも不思議と人を刺したり切りつけたりすることはまったくありませんでした。今は人を傷つけるような話ばかりですが、一体どうしてそんなになってしまったのでしょうか?
それはさておき、今日はいつもの船の話に戻しましょう。
3月頃になると毎年、企業の社員が賃上げ要求で「ストライキ」を打ちますがこのストライキと言う言葉の由来を御存知でしょうか?
18世紀のまだ帆船の時代にイギリスの港で船員たちが船会社に対する不平不満が爆発してある事件を起こしました。船員たちは港内の船の帆桁(ほげた)を引き降ろして、出港を妨げたのです。帆桁を引き降ろすことを Strike their Yards と言います。このことから業務につかずに仕事を妨げる行為を「ストライキ」と言うようになったのだそうです。
ちなみに、同じような言葉に「サボタージュ」や「ボイコット」と言う言葉もありますがこれらも同様な事件からできた言葉です。「サボタージュ」はフランスの木靴職人が工場に木靴(Sabo)を投げ込んで生産を妨害したことからできた言葉でです。我々も意図的に能率を落す行為を「サボル」と良く言います。また「ボイコット」はアイルランドの土地管理者だったボイコット大尉に対する小作人の抗議行動に端を発した事件に由来して使われるようになったそうです。
まぁ新しい言葉と言うのは人の名前や行動に端を発して、いつの間にかその行為そのものを言うようになるようです。
それでは今日もこの辺でお開きです。